花燃ゆ 第一回「人結ぶ妹」感想

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あらすじ

嘉永三年(1850)年、長州・萩。若き兵学師範として周囲の期待を集める吉田寅次郎(松蔭)の妹、杉文は、人見知りで引っ込み思案の少女。

文は、藩の砲術演習中に、兄の「このままではいけん」という心の声を聞き、その言葉を口にしてしまう。それを聞いた見物人や、叔父の文之進は怒りをあらわにして文を責めるが、実際のところ、寅次郎は旧態依然とした藩の砲術演習では、外国の軍事力には対抗できないとひそかに危機感を強めていた…

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久々すぎる幕末長州大河

昭和52年(1977)の「花神」以来、38年ぶりの幕末長州大河ドラマですね。はい。

何故こんなに長い間、長州サイドの大河ドラマが作られなかったのか(作られてないよね??)。

というか、幕末ものであっても、大河ドラマでは長州サイドっていうのはあんまり詳しく描かれてきませんでした。

ぶっちゃけ伊東博文を史実通りに描く事に反対する人々への配慮なんだろうな、と私は勝手に思っておりましたが、時の宰相が山口(いわゆる長州)出身の安倍晋三氏で、総務省の調査で、韓国に親しみを感じない人が64%になった時に、長州、しかも松下村塾から明治ものとは、感慨深いものがあります。NHKが媚びた可能性もありますが。

ちなみに伊東博文は若い頃松下村塾に学び、幕末長州最高のヒーローである高杉晋作の弟分として、活躍した人物です。

きっとリベラルから左寄りの人々に、集団的自衛権と搦めての批判を書かれ、保守派の人々には擁護されるんだろうなと思うと、幕末ホームドラマと銘打ったのは、アホの子を装う策略なんじゃないか、という疑惑も持ち上がってくるのですが、そういう意味でも本当にどうなるのでしょうか。

そこらへんも含めて楽しみたいと思います。

杉文 featuring 吉田寅次郎

大河ドラマ第一話とくれば子役が主役の割とどうでもいい話をご祝儀的に視聴するもの…なのですが、今回は幼い実妹・文の目から見た寅次郎(松蔭)の姿が描かれる、という展開なので、意外とスピーディーに話が進んで、一時間があっという間でした。

砲術演習を披露する凛々しい寅次郎。
妹を気遣う優しいイケメン兄・寅次郎。
弁舌さわやかな寅次郎。

幼い頃からちょっと頭がおかしかったんだな〜というエピソードを挟みつつ、吉田寅次郎役の伊勢谷さんを堪能する第一話でした。いいのか、こんな伊勢谷PVで。
といいつつ、龍馬伝の高杉晋作が私は大好きだったので、個人的には全然OKでした。ははは。

大河ドラマってなんだっけ…

しかし、そもそも大河ドラマって言うのは、個人があらがう事のできない歴史のうねり、それにぶち上がった人間が、悩み苦しみつつ、歴史の流れに身を投じて大事を成していく、その姿を描くものだったと思います。今回の大河はこの肝心な部分に不安を残りますね。大丈夫か。

幕末の長州と言えば、下関戦争から幕府による長州征伐、高杉晋作のクーデターから倒幕、明治維新へとイベント盛りだくさん状態。松蔭→晋作→小五郎ちゃんの主役リレーで見たかった。

まあそれを松蔭の妹という立場の女性を狂言回しにして描くつもりなんでしょう。同じ女子大河にしても、「八重の桜」には深い土地と歴史へのリスペクトがありましたが、どうも「花燃ゆ」にはそれはなさそうなのが不安ではあります。

「八重の桜」を見ていてつくづく思いましたが、ほんとこの過去の人間、歴史、文化へのリスペクトって歴史ドラマには大事なことです。そうじゃないとすぐに現代の価値観が入り込んで、ドラマがおかしくなってしまう。

この“深い土地と歴史へのリスペクト”というものが、東京という大都市の電力を支えてきた福島県の悲劇と、徳川政権を支えることを自らの命題と課してきた会津藩の悲劇が奇跡的にリンクしたことでしか生まれなかったということが、現在の大河ドラマの制作側の大問題なんですよね。

と、大否定しちゃいましたが、私は割と世間からは駄作と言われる作品でも良いところを探しながら楽しくドラマを見られるタイプなんで、イケメンがずらずらっと並ぶ(であろう)花燃ゆは普通に楽しめるとおもいますw

今回も、

子役ががかわいいな〜、とか、
奥田瑛二は幕末大河ドラマではこのキャラで定着したな〜、とか、
高杉晋作はちょっと線が細すぎだな〜〜、とか、
毛利の殿様(北王路欣也)は松蔭と11才違いじゃなかったっけ〜〜、とか、
長兄梅太郎役の原田泰三さんが、ようやく大河で地に近い役をもらえたよ! とか、

楽しく視聴してましたよ、ええ。

そういう意味では陰惨なところはオールスルーしそうなこの大河は、楽に見られるんじゃないかと思います。内容がないのに陰惨なのは最悪ですからね!

まあ意外と本気で長州討伐とかやりそうな気もしますが、それはそれでウェルカムでございますけどね。

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