花燃ゆ 第三十回「お世継ぎ騒動!」感想 スイーツで世界が変わる大河…

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まず、今回はお詫びから。前回、tweetで、「(花燃ゆを)大河と思わないで見たらすごく楽しい」なんて寝言を言ってしまいましたが、間違っていました。

4段階

この4段階を経たからこそ楽しめるのであって、大河と思わないで見る、なんて成立しないことでした。いやそもそも、大河じゃなかったら、こんなに血反吐を吐きながら見てないわ。

さて、諦めの境地から一歩進んで、今回も見てみましょう。

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今回も十把一絡げ・乃木坂46

●周布さまを自害させ、長州藩の実権を握った椋梨様は、桂小五郎・高杉晋作の捜索・召し捕りを命じています。

前回のレビューで書き漏らしましたけど、薩摩の西郷吉之助が、長州側の家老の首を差し出す事と、禁門の変の首謀者の粛正を条件に、幕府への窓口になりまっせと言って来たので、椋梨様的にはその条件をなんとか実現したい。ついでに、自分の反対派閥を潰したい。

その頃、毛利家の奥向きではどうしていたかというと、ご正室・側室みんなで手づからお萩を作って若殿に差し上げ、子孫繁栄を祈る、年中行事をしていました。えーっと、そんな行事が本当にあるんですか?

●ヤンキー正室の銀姫様は、前回の終わりで突然側室を増やされたことに激怒しており、側室と一緒にお萩作りなんてふざけるなと病欠です。代わりに美和さんが乃木坂のお嬢さん方とお萩作りをすることに。

それにしても、低視聴率のてこ入れに出演してもらい、ちゃんとそれなりの数字を出してくれたお嬢さん方に対して、この十把一絡げの無惨な扱い。なんていうか、すごいよね。こんなでいいんだ、へー、ほー、ふーん、って思いました。

●美和のお萩は若殿に大好評でした。なんで美和が銀姫の代わりに妊活お萩を手こねするのか。美和が作ったお萩を若殿が食べるのも、身分的におかしくないか。今回も突っ込みどころが多すぎ。

が、大事なところはそんなところじゃないんだ!

元徳くんは実は銀姫ラブで、銀姫の作った美味しくないお萩が食べたかったってところなんだ!!そして銀姫もすねてはいるけど、若殿の訪れを期待して、化粧直しして待ってたんだ!! なのに身分の高い二人はついついすれ違ってしまうんだよ…!!!

●表では伊之助が高杉の居所を尋問されたり、それなりの緊張感なんだけど、1分くらいなんだよね。椋梨派は、10月27日の松蔭の命日に高杉が現れると予想し、師の墓前で打ち取るのもまた一興、なんて調子こいてます。

●前回一緒にリストラ作業を担当した鞠さんは、そんな椋梨一派の同行をこっそり美和さんに教えてくれるのでした。お気をつけ下さい、と。

主人の銀姫を巻き込み始める美和さん…

●美和は高杉嫁の雅さんに、高杉の身に迫っている危険を知らせようと手紙を書きますが、美和を心良く思わない表使いの日出は文使いを出す事を許可しません。

困惑する美和に、「私で良かったらお役に立ちましょうか?」と、椋梨奥の美鶴さまが声をかけます。「あのときはごめんなさいね、お詫びしたいと思っていましたのよ?」と妙に優しい美鶴さま。もちろん美和は警戒心を露に申し出を断りますが、美鶴さまは「10/27のお兄様の命日なんて高杉さんが現れるんじゃないかしら、危ないわ」と釣り針を投げてよこします。

そのやり取りすら立ち聞きする日出。この人はどんな恨みが美和さんにあるんでしょう。楽しみになってきた。

●美和はとうとう銀姫まで巻き込もうと、姫の独楽勝負の相手になろうとしますが、これはさすがに出しゃばりすぎ、「わきまえよ、雑巾がけでもしておれ」と強かに叱責されます。

言われた通り納戸で雑巾がけをする美和に、銀姫が声をかけてくれます。

美和は、高杉さんに危険が迫っているんです、と銀姫に事情をぶっちゃけ、協力をお願いします。

え、ちょっと主人を危険に巻き込むの!? 銀姫は田中麗奈の演技はヤンキーなんだけど、部下への配慮を欠かさないちゃんとした女性なんだよね…なんであんな演技なんだろうか。嫁いびりで病んでる設定??

お前は懸命にやれば思いが叶うと思っているが、奥とはそういう場所ではない」と美和への返答も至極真っ当なんですよ。

しかし、この後、何故か「子のない私はここでは人でない」なんて涙ぐみながらつぶやいちて、変なフラグを立てちゃうし。美和さんの毒気に当てられちゃったかなあ、強烈だもんね…

 スイーツで解決できる事すべて

●その頃、高杉家の門前では、野村・品川などの松下村塾の塾生たちが押し掛けて、高杉晋作を出せコールをしています。以前小田村家前でもやってた懐かしい光景ですね。高杉パパが呆れながら対応しますが、嫁の雅さんは「椋梨様の見張りの前で騒ぎ立てるなんて、あなたたちちょっと能がなさすぎですわよ(意訳)」と、ばっさり塾生たちを切って捨てます。

●そんなこんなをしているうちに、椋梨さまの粛正の手はとうとう伊之助にまで及び、伊之助は謀反の疑いをかけられて野山獄に投獄されてしまいます。で、それを美和に教えてくれたのはやはり鞠さんです。

鞠さんは、美和が高杉たちとは気持ちが通じている、友達だというようなことを言っていたのを、うらやましいと思ったのか、共感したのか。いつの間にか真理さんは美和の身を案じるようになっていたんですね。危険を推して情報を知らせてくれる鞠さんに、美和も気合いがはいります。

●一計を案じた美和は、改めて銀姫さまを陥れる…じゃなくて、自分のお願いを受け入れさせるため、まずは守役の老女・潮に、元徳君と銀姫の夫婦仲を取持つ「羊羹」づくりイベントをプレゼン。「夫婦仲が良くなれば、お子様も授かりますよきっと」みたいな感じで推すと、何故か潮は大感激して、美和の手をとり「よくぞ申した!」とおおはしゃぎ。

銀姫さまは美和の思惑に乗るのは「気に食わぬ」と言いながら、目的のために妥協して、自ら台所に立って餡子を練ります。

羊羹を作りながら、お互いの夫の話をすることで、美和と銀姫の距離が近づき、銀姫はだんだん美和に心を許すようになっていきます。

●自宅で高杉の召し捕りの算段を詰めている椋梨様に、美鶴は、松蔭の妹を見張らせておけばそのうち動きますわよ、と入れ知恵。10/27という餌を巻いてあるもんね。

●銀姫は作った羊羹を、姑の都美姫に差し入れます。

「美味じゃ」と褒める都美姫に、指南してくれた者に褒美を(計画通り)、とお願いする銀姫。都美姫は出しゃばりの美和にいささか呆れながら、松蔭の墓前に羊羹を備えることを許します。

●美和の羊羹は、杉家に届けられ、家族はみんなわざわざお城から送ってくるなんてと喜びますが、そこに突然、椋梨様の追っ手が踏み込んできて、悪い子は…いえ、高杉晋作はいないかと家捜しを始めます。椋梨夫婦の読みに従い、美和が実家に使いを出す→高杉に危険を知らせるはず、と思って見張っていたんですね。

羊羹の入ったお重に高杉への密書が仕込まれていないか、羊羹をひっくり返して調べるシーンでは謎のエフェクトと効果音が! 漫画だったら見開きで2ページを使ってバーンと集中線が走ってるところです。

言うまでもなく、大変間抜けでございました。これが、元治元年、第一回長州征討の長州藩内かと思うと……しかし、今回のクライマックスはこれでは終わらぬ!

●なんと、野山獄に収監されている伊之助の前に、高杉晋作が姿を現します。「久坂が死んで、もう迷わないと決めたが、いささか参っちょります…」。ちょっと弱音を吐く高杉。椋梨さまに追われ、さらに仲間のはずだった塾生たちにまで追われて、まあしんどいですわな。

そんな高杉に、伊之助は、「椋梨に惑わされるな。幕府を倒してわしらが日本を動かすんじゃ!」。

小田村伊之助という男は、いったい何者なんでしょうか。

●伊之助に元気づけられた高杉が野山獄を出ると、門前で父親が待っていました。実は、銀姫の羊羹は高杉家に届き、その中に危険を知らせる密書がしたためられており、高杉父が息子が潜伏しているだろう小唄の師匠の元に知らせてやったのです。

「なぜこのような時にお前の父に生まれてしまったのかと考えることがある」
「父上を誇りにおもっちょります」

高杉父は晋作を自由にするために、縁切りを言い渡し、追っ手から逃がしてやるのでした。と、逃亡幇助

●お城では銀姫が美和を呼び、先日羊羹を送った家の嫁から「主は無事です」と連絡がまいった、と伝えます。さすがに銀姫の贈り物を改めるものはできず、杉家への羊羹を囮にした作戦はうまくいったんですね。あはははは。

美和の悪巧みに乗せられた銀姫はノリノリで楽しそう。美和も「銀姫様のことを話す元徳様は、本当に楽しそうでした」なんていっちゃって媚び媚びですよ。

その夜は、元徳様のお渡りを待ちきれず、走って迎えにいってしまう銀姫と、姫を優しく見つめる元徳という、正気で描写できないようなラブラブシーンが流されますが、こんな描写で勘弁してください。

(美和の回想)「旦那様、信じてもいいですか? まだ希望はある」って、お前がなんの話をしてるのか、まったくわからないよ。

●一方、もうとっくに萩を出て、九州についたと思っていた高杉は、まだ長州藩内でうろうろしていました。

椋梨の追っ手を交わしたところで、元塾生仲間の品川弥二郎に見つかってしまう高杉。攘夷派の品川は高杉を裏切り者と呼び、切り捨てようとしますが、出来ません。高杉は「わしらが切り合わうような長州の状態が間違ってる」といい、「必ず戻る、それまで生きとけ」と去っていきます。

●高杉を逃がしてしまった椋梨さまは、都美姫に「奥に政の邪魔をした者がいる」と、都美姫の管理責任を問います。といってもさすがにご正室なので、椋梨様もごり押しはできないんですけど、「しっかり管理してくれないと困りますから」と締めるところは締めていきます。

都美姫は美和を呼び出して審議するのですが、その時日出が「私がしっかり中身を確認しなかったせいで、面倒になって申し訳ありません」と涙ながらに詫びたため、言い逃れができなくなってしまいます。詳しく話して銀姫に迷惑をかけるわけにはいかないし。

椋梨さまに対しては、奥を守る立場から美和をかばった都美姫ですが、日出の言葉で美和の免職を決めます、が、そこに乱入してきた銀姫が「子が出来ました」とご懐妊の報告をしたことで、女中の不始末の審議なんてぶっ飛んでしまう都美姫。

そして銀姫の「これから人手がどんどん必要になるのに、勝手にうちの女中に暇を出さないでください。萩育ちの貴重な存在ですから。なにより、つまらないことでお世継ぎの誕生に水を差さないで!」というとんでも理論により、美和の高杉晋作逃亡幇助罪はうやむやに…

●母になる銀姫は、これから子を守るために戦う決意をし、美和は姫をお助けする事を誓います。美和を助けるために懐妊と嘘をついたんじゃなくて、本当に懐妊したんですね。今調べてみたら、wikipediaでは翌年2月に出産てなってました。今回のラストシーンが10/27の松蔭命日から、11/2の三家老切腹の間くらいの出来事のように思えるので、11月の頭として妊娠7ヶ月くらい? えーと、えー…!?!?

ええええ!?

お萩と羊羹で夫婦円満の虚構よ…

うん、いやーこう改めてまとめてみると、カオスとしか…一番がっくり来たのが、実はラストシーンで銀姫が妊娠7ヶ月だったっていうオチですね。お萩と羊羹が取り持たなくても、夫婦円満、ラブラブですやん。側室も別に必要なかったやん。

この腹立たしさ、脱力感が集まって逆元気玉となって、NHKを直撃すればいいのにね。アデュー!

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