動きのカガク展@21_21 Design Sightを見て来たよ。

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ディレクターの菱川勢一さんが「巧妙が辻」「八重の桜」などの大河ドラマ、そして「坂野上の雲」のタイトル映像を制作した映像作家だから、というわけではないのですが、見てきました。

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夏休みの宿題の参考にしてほしい展?

動きのカガク、ということで、科学が発見した自然界の法則を体感する、あるいは、体感する事で何かしらの感覚や感情を呼び覚ます、そういう作品が集まっていました。

なので、「カガク」を先進性と思ってみるとちょっと物足りないかも。

作品はすごくきれいで、揺すられるものがありますけれど、同時に、フォノグラム、ディアボロ駒、マジックランタンなど、良く言えばアンティークな視覚玩具、悪く言えば昔の学研の付録の再構成です。

人体で体感できる科学的法則みたいなものって、19-20世紀くらいで出そろってるので、どこかレトロなんですよね。

表現に「動き」をもたらしたモーション・デザイン。その技術は、車両制御システムや地図アプリケーション、通信技術とSNSの普及など、私たちの快適で便利な日常生活を支えています。また、プロダクトをはじめグラフィックや映像における躍動的な描写を可能にし、感性に訴えるより豊かな表現をつくりだしています。今日のクリエイターは、エンジニアリングの手法も駆使しながら、先端技術を用いたものづくりを展開しています。私たちの生活に欠かせない様々な動くツールとその仕組みは、デザイナーやアーティスト、企業の研究と実験の連続から生まれています。自らのアイデアが形となり、動き出す――その瞬間の純粋な喜びこそが、ものづくりの楽しさだと言えるのではないでしょうか。

動きのカガク展 オフィシャルサイトより

公式サイトでも、テーマが「ものづくりの楽しさ」「モーション・デザイン」と言ってますので、もしかしたら夏休みの宿題的な展示会だったかもしれません。そう思ってみると、公式ポスターも、大人の学研的テイストですし。

芸術とテクノロジーを繋ぐもの

しかし、面白くなかったわけではなく、むしろ非常に面白かった。

なぜかというと、作品の多くが、「テクノロジー」と「芸術」の中間にあり、そこが非常に興味深かったんです。

アイデアが形となり、動き出す――その瞬間の純粋な喜びこそが、ものづくりの楽しさ」という言葉には正直いうとピンと来なかったし、実際の作品を見るとこれは逆なのではないか、と思いました。

というのは、実際の作品は、テクノロジーが、美しさ、楽しさ、面白さ、などに感動を呼び起こすものに置き換えられ得る、ということを示していたので(そのように私には思われたので)。

つまり、先にテクノロジーがあって、それがアーティストやクリエイターの想像力を刺激し、作品が作られたのではないか、と思ったんですね。個人的な感覚なんですけれど、自分が見ている前で刻々と変化していく作品にはどれも、質を量にて変換していく様を見るような、不思議な感動がありました。

私が感じたのは、テクノロジーはテクノロジーのみでは多くの人に受け入れられにくく、芸術は芸術性だけでは純粋性により痩せ細っていく、そこを上手に繋いでいくことの大切さ、その能力がこれから必要とされていくだろう、ということでした。

企業の参加はそれをうっすらとですが、象徴し、今後はなんであれ、専門と専門の中間にあって、両者を出会わせるものが価値を持つのではないかな。

今のところそれはアート、モーションデザインという形で私たちの前に現れているのでしょう。

企画展「動きのカガク展」

会場:21_21 Design Sight 六本木ミッドタウン内
会期:2015年6月19日(金)- 9月27日(日)
休館日:火曜日(9月22日は開館)開館時間:10:00 – 19:00(入場は18:30まで)
入場料:一般1,100円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
*15名以上は各料金から200円割引
*障害者手帳をお持ちの方と、その付き添いの方1名は無料
その他各種割引についてはご利用案内をご覧ください


会場の21_21(ツーワンツーワン)は日比谷線六本木駅からは少し遠いです。また、2時間程度見込んでおくのをお勧めします。
会場の周辺はすごく作り込まれた公園になってますので、時間があればお茶でも飲んでのんびりすると気分いいですよ。

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