#おんな城主直虎 総評1 序盤の掴みの失敗をしつこく考える。

だいぶ時期を外しましたが、次の大河が始まるまでに何回かに分けて直虎の総評を書いて行きますね。

絶賛で終わりたいところですが、最初にあえて「直虎」の数少ない瑕瑾である序盤の掴みについて考察してみたいと思います。

全て私の個人的な感想で、異論もあると思いますが、こんな意見もあるかもね、という感じに読んでいただければ幸いです。

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小さなことの積み重ねで

序盤の掴みに失敗した、というのは多くの人が指摘しているところですが、では何がイマイチだったのか。私的には以下の通りです。

1.朝ドラというか創作テンプレート的な脳筋少女描写
2.冗長でテンポのよくない編集
3.仕事をしすぎる劇伴
4.掴みどころか、忍耐を強いられた序盤に、本編をフォローしないプロモーション体制

ドラマの主人公になりうるような人物の「子供の頃から傑物」感を出すために、活発で元気な脳筋系児童が無茶を尽くして大人たちを救うとか、状況をひっくり返すような物語って、序盤のテンプレートとも言っていい定番の展開ですね。

ですからこれ自体はしょうがないと思うんですが、思いながらも構造的に「無謀な子供時代」で、主人公の後の成長や才覚に繋がるエピソードを魅力的に示すのって難しいんじゃないかということを考えていました。

正直、直虎もアリバイを一生懸命作ってるように見えて視聴がしんどかった。アリバイづくりパートはドラマとしてあまり楽しめるものではありませんでした。

まあでもここはしょうがない。アリバイは然るべきタイミングで作っておかないと味噌汁案件ですし。

しかし、ここに、編集の冗長さ、菅野よう子さんの素晴らしいが故に仕事をしすぎる劇伴が重なってしまったのはしんどかった。

2.は、編集なのかな? ちょっとうまく言えないんですが、なんというか1カットが叙景的というか、冗長というか。カメラの切り替えが「ここで切り替わってほしい」という自分の感覚よりも1〜2秒長いんです。ちょっとしたことなんですが、とても見辛かった。

菅野よう子さんの音楽は、序盤は曲数が少ないこともあってフィットしないことがままありましたし、あとなぜか音量がやたらと大きかった。感情を操られ、嫌悪感すら感じたことが何度かありましたね…あの時はツイッター上でかなり荒ぶりまして、すみません💦

薄くて雑なSNSプロモ

というように個人的には序盤、非常にしんどい視聴だったんですが、公式ガイド掲載の粗筋の面白さと、キャストのインタビューでみなさんが一様におっしゃる「脚本が面白い」と言う言葉が、多分回を重ねていくとどこかの時点で急に面白くなるパターンだ…と信じさせてくれたので、頑張って視聴を続けたわけです。

できればもっと信じさせてくれれば迷いが緩和したと思うんですが、公式サイトやツイッターの公式アカウントの活動が雑で薄かった。

いつの間にか、公式サイトは毎週2本以上の新規更新に、にゃんけい動画、ユキロックのコンビ名募集などの神更新&企画を連発、ツイッター公式アカウントもインスタと連動した細やかなプロモをするようになっていましたが、

最初に公式サイトを見に行った時のガッカリ感ときたら。

ツイッターアカウントもインスタのURLのみの投稿で、いちいちリンクを飛ばないと写真が見られないという面倒臭さで、「インスタの仕様くらい確認して」ってなりました。

ストーリー的に桶狭間回までは助走、でしたが、そのほかの細かなところも3月までうまく回っていなかったと思います。

今思うと、スタッフの皆さんは、視聴者が序盤を見ている頃、最初のクライマックスである桶狭間〜遠州忩劇の制作を終え、12回以降の城主編に取り掛かっていたはず。ドラマが面白いという自信があったからこそ余計なプロモーションをしたくなかったのかもしれません。

でも見ている方はわからないし、確信が全く持てない。見続ければ面白くなるよ、というのを何らかの形で示してもらえたら、視聴者の気持ちにもう少し寄り添ってくれていたら、と今でも思います。

作品に対するスタッフの愛情を、公式サイトの作り込みで忖度してしまうの良くないかもしれない、でもそこが作品評価の縁(よすが)になってしまうんですよね。特に序盤は。

・・・

というように、序盤の直虎は、小さなボタンの掛け違いがたくさん発生していたと思います。

が、nhkスタッフというのは本当に優秀だなあと思うんですが、この辺はだいたい2月半ば〜3月初めあたりで改善してしまうんですね。

(音楽だけ、5月半ばまでミスマッチと音量大が続きましたが)

私の方の「慣れ」もありましたけれど、こんな早々に解決するなら引き継ぎをしていればもっと早かったんじゃ…ストーリー的に子役回〜青春スイーツ展開に脱落した層にも効果的なプロモーションが打てたんじゃ…と思わずにいられないのでこの機会に書かせてもらいました。

要するに前年からノウハウやトレンド分析が引き継がれない、というのは受け手側には大変ストレスなんですよってことですね。

序盤脱落、城主編で戻ってきた人は、あの!伝説のスケコマシと高低差の桶狭間〜遠州忩劇を見ていないんだろう多分、と思うと非常にもったいない!!です!!

おとわのイノシシ娘っぷりと、下ネタ上等の脚本と、くどい演出に耐えられなかったという人も多いはず。作品との相性が悪い、そんな年もある。切り替えましょう!!!

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