〈雑文サルベージ〉#おんな城主直虎 27〜29 寿桂尼。気品と冷酷を表現することが女大河の真骨頂なのではないか。

当ブログのfacebook支店に投稿している雑文ですよ。

直虎視聴後の印象ですとか、とま虎をまとめた後に思ったことを書いていますので、それをサルベージしとります。

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27回 気賀を我が手に

しばらくこちらの更新ができなくてごめんなさい。

6月24日の講演会の後、サポーターチケットの対応や、次回の企画などなどで、どうしても時間が取れなかったの。

3週間近くたって、ようやくリフレッシュもできたし、時間も取れるようになったわ。

また書いていくわね。

というわけで、27回よ。

根回しができずに問題を大きくするばっかりだった直虎ちゃんが、根回しと調整だけで、戦さをせずに城を手にいれる。痺れたわね。

関口さんチョロすぎとか、方久メンタル強すぎとか、すんなり進みすぎる嫌いは、まあなかったとは言わないけれど、城を手に入れるほどの丁寧な根回しを可能にするほどの洞察力と胆力と行動力、という主題は十分納得させる描写になっていたわ。

何しろ「二度と生きて申し開きができると思うな」という崖っぷちを乗り越えたとはいえ、今川の機嫌を損ねたらすぐにも捻り潰されるだろうところをくぐり抜けてるんだから、緊張感も申し分なかったわ。

筋の運び方がうまくて痺れるわ。

ところで、直虎の視聴率が悪い悪いと言われているけれど、早虎・録虎なんかのタイムシフト視聴率は発表されていないからビデオリサーチの発表だけを信じていいのかちょっとわからないわ。

主な支持層がF1-2であることを考えると、タイムシフト視聴率は悪くないものと予想しているけれど、そんなことよりもXdayの後よね、問題は。

私は、菅田将暉くんと阿部サダヲちゃんと海老蔵とイケメン数正と徳川四天王で十分完走できると思ってるけど、

昨年の関ヶ原後の治部刑部クラスタの雲散霧消っぷりを思い出すと、やっぱり厳しいかもしれないわね。

高橋一生にさよならした後のTLはどうなってしまうのかしら。ちょっと楽しみよ。

とま虎:直虎ちゃんが領主として成長をみせ…

久々のとま虎感想ね💦 28回よ。

私にとっての大河ドラマ視聴って、「忍耐」と「カタルシス」。
1年に1回(最低一回でいい)の神回、あるいは神シーンのために1年視聴し続けるもの。
だから正直いうと直虎ちゃんの恋愛パートは正直いうと「忍耐」の部位ね。

ただ、私にとっては「忍耐」の部分を、「直虎」は楽しく恋愛パートに仕上げて、視聴者、しかも大河がなかなか刺さらないF1層に提供しているという構造は楽しいし、工夫として素晴らしいし、十分ありだと思っているわ。

あまり資料が残っていない人物を大河ドラマ化するときの成功サンプルとして頑張ってるの、すごく褒めたいわ。

正直いうと、もう少し歴史が動いてくれるといいと思うことも多々あるんだけど、TLは楽しそうに、堀川城で吐血したり、もう最終回でいいです!って叫んでるからついつい引っ張られて、まあいいか面白かったし、って思っちゃう。

誰かに刺さるドラマを作ることの大切さを感じるわね。

嫌味では全くないわ。
誰にも刺さらない、届かないドラマを作るより、とにかく一人でいいから誰かに確実に刺さる・届くものを作る方がずっといいわ。

政次クラスタがXdayに怯える姿を見ていると、「直虎」が愚直なくらい真摯にイケメン大河に取り組んでいるのに感動するのよ。残念なのは私は対象外らしいってことよ。

亀だし、傑山だし、直之なのよ! あーすっごく面白いのに、すっごく物足りないのは、歴史の動きとともに、そこなんだわ。書いてて気がついた・・

27回は直虎ちゃんがこの先の苦難に耐え、乗り切るだけの成長を実現したことが宣言された回でした。

現状の問題を分析し、自らソリューションを提示する。
実行は部下を信頼して任せるが、優先順位と協力者はきっちり指示。
自分は日数を稼ぐために服毒・・(ここがすごい)
最後まで諦めずに氏真に食らいつき、気迫で圧倒する。

リーダーとしての仕事が出てきますよね。

ビジネスパーソンがしらけない組織のあり方をちゃんと提示できた脚本って実は大河では珍しいと思いますね。

森下さんすごい。

28回 死の帳面

27回の感想よ。まさかの寿桂尼様主役回で、震え上がったわよね。
自分の老いと病さえ利用して孫の嶺松院を取替えし、在りし日の今川を取り戻そうと足掻く女大名。

全て家族への愛情ゆえっていうのがまた怖さに拍車をかけるのよね・・

ツイッターでも呟いたけど、近年よくみるタイプのスイーツ大河だと、直虎は寿桂尼の涙に思わずほだされて今川への忠誠を誓い、寿桂尼は直虎を全肯定して何か手助けになるような遺言を残すという展開だったはずよ。

それが。ヒー!

気品と冷酷が両立した女為政者像を表現できなかったがゆえに、スイーツはスイーツだったのだとはっきりわかってしまったわ。

寿桂尼があんまり怖いもんで、予告で焼き魚かじってるサンバ信玄公にうっかり癒されたりしたけど、義信(自害した嫡男)、信虎(駿河に追放した父親)の話が出ても嫌な顔をする程度で軽くスルーする、恐ろしい狸だったわね。
松平健さんがチャーミングに演じちゃうせいでよく見てないとなんか愛嬌すら感じてしまうってのがまた恐ろしさを醸しているわ。

濃ゆいキャラ回と思わせて置いて、氏真が嶺松院を召還しようとする→信玄が断る→北条の仲介で誓紙を交わして嶺松院帰還の流れを史実に沿って丁寧にやったのがよかったわね。武田信虎が駿河から京に移って織田と交流してるっていうのも取り入れてきて、おおおってなったわ。

つまり面白かったわ!今週もありがとう直虎。

とま虎

とま虎28回よー。

ありし日の今川の雅、尾羽をうちからした老婆の懇願かーらーの、まさかのデスノートという強烈な展開に多くの人が持ってかれてて、寿桂尼がらみのツイートがほとんどだったわ。

昨年の真田丸では、小日向さんのキレッキレの秀吉が、視聴者を震え上がらせた。

その枠に、今年は女性が配されたというのはやはり感慨深いわ。

nhkがずっと挑戦してきて、無理じゃないかと思われた「女子大河」というものの成功例がとうとう出現したのよ。

(八重の桜で成功しかけたのに、なぜか自らそれを投げ捨てたnhkェ)

これが続くかどうか、見守っていくわ。

そして視聴者を震え上がらせた寿桂尼回。この回はすごい回でした。

﨟たけた美しい老女が自らの病と老いすら利用して目的を達成する。嶺松院を取り戻すために信玄公と直接対決ですよ。凄まじい。

「どうか今川を見捨てないでおくれ」のくだりは涙腺決壊しましたが、その5分後にはルリ子寿桂尼の気品と冷酷に平伏しましたよね。

でもこれが正しい女大河の姿な気がしますよ。

女傑を表現することこそが、女性が主人公の大河の真骨頂なのです。甘くなくていいのです。

29回 女たちの挽歌

29回は個人的には箸休めだったんじゃないかなって思ってる。

デスノートからそのまま寿桂尼無双!最後の罠に突入するとあまりにもシュトルムウントドラングになり、視聴者から死人が出ると判断した森下女史が配慮してくれたのよ。きっとそうよ。

女二人がスケコマサレ同盟を肥やしに成長し、立派な殿と御方様になったと女優さんたちの表情と立ち居振る舞いでわかるし、殿が弱小領主が戦に首を突っ込んで失策か、というしのちゃんの容赦ないツッコミは快いし、見ててストレスがなく、すんなり見られてすごく楽しかったわ。

ドラマ内での井伊が落ち着き、未来への展望が見えてきたのを反映して、女優さんたちのメイクがちょっと変わってすごく美しくなってるのもいいのよー。
コウさん、駆け出し城主時代は頬骨が張ってて身をやつしてたけど、最近は透明感あふれる肌とキラキラした瞳で、お人形のようにパーフェクトな美しさ。
しのちゃんも打ち掛けを羽織らないカジュアルスタイルとは思えない品のある佇まいで、ほんとよかったわよー。

美女部堪能に、さらに久しぶりの二の腕よ。

これが箸休めじゃなくて何が箸休めだっていうのよね!!

・・と、こんなに和んでおいてなんだけど、最後はまるっきりマフィアみたいな武田が全てを持って行ったの最高だったわ。

直虎の武田は、南宋を滅ぼすモンゴルみが燃えるわ。

とま虎:ヒット作の続編は過去

とま虎29回よ!

2年連続の戦国大河でどうするんだろうとちょっとだけ思っていた「直虎」だけど、そこを逆手にとるように、前史として繋げきたのほんとうまいよね。

ヒット作の続編で過去(前史)を描くのはドラマの手法として美味しいってことは、スターウォーズ、ハリポタの例を見るとわかりやすいわ。
後日譚よりも話に綾がつけられるとか、本作の影響を直接に受けないで済むとか、いろんな効果があるわね。

大河ドラマで、この手法を使ったのは直虎が初めてなんじゃないかしら。
別に直虎は公式で真田丸と繋がってると言ってるわけじゃないんだけど、真田丸クラスタにウインクしながら作ってる感じ。

今まで大河ドラマって一作一作がバラバラだったのよ。
そういうところも変わって来てて面白いわ。

源次郎と内記の「いつか聞いてみたいあちらの赤備えの物語」のやりとりをミタニンが書いたとき、森下さんの構想が伝わっていたとしたら面白いわね。

こういう作品に愛情を見せた演出は、ファンにとって嬉しいものよ。

寿桂尼で震え上がった次の回はしのちゃんと直虎ちゃんの成長と友情にうっとりする。

素晴らしいよね。女子大河素晴らしいよ(号泣)。

今まで女子大河にずっと疑問を持ってて、無理してやらなくていいよすら思って、ブログにも散々書いてきましたが、屈服しましたよ。

オーケイ、俺が間違ってた。女子大河は面白い。尊い。今後もいい題材を見つけて、挑戦していってくれ。

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