忠義者たち 其の四 板部岡江雪斎 殿 子育てから供養まで。

個性豊かな真田丸の家臣たちについて語るシリーズ。

今回は、北条氏の右筆にして武将にして外交僧、板部岡江雪斎についてです。

主君に誠実に仕え、その死後、復讐から供養まで果たしたのは、高梨内記とこの人だけ。なんという頼り甲斐か。すごい。

画像転載元:nhk公式サイト

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子育てから供養まで

武田、織田、徳川、羽柴(豊臣)と北条の外交というと板部岡江雪斎の名前が出てくる。

弁舌に優れ、仁義を備え、文武にも達した人というからどんだけ多芸多才の優秀な人であったかと思うんだけど、真田丸では、京大工学部卒のリアルにハイスペックの持ち主・山西惇さんが、ゴツゴツした存在感を出していたのが印象的だった。

しかし、面白いことに、江雪斎は氏直のお母さん(のようなもの)、と氏直役の細田さんも江雪斎の山西さんの両方がインタビューで答えられていたんですよね。

この意外性がいいなあ。

まあお母さんというのは「解釈」だと思うんですが、母親のいない氏直を気にかけていたことはあったかもしれない。という感じは十分にする(もちろん妄想です)。

これは源次郎と関わった時に強く出てたんですけど、江雪斎って人間としてちゃんとした人じゃないですか。

敵対していた信繁を心の中では見所があると認めていたり、九度山では信繁の人生の心残りを見抜いて励ましたり。

いやほら、直江さんとかちょっとヒャッハーなところがあるじゃないですか。本多サドさんなんて史実では腹わたが腐ってるとか同僚に言われてたじゃないですか。

それに比べると、江雪斎は欠点なく、平均してスペックが高い気がする。しかもメンタルがタフですよ。

画像転載元:nhk公式サイト

史実の江雪斎のエピを調べてみると、小田原征伐の頃には実際には豊臣秀吉に仕えていたとか、秀吉没後は家康に仕えたとかいう話があるせいか、ちょっとぬるぬるっとした印象があるんだけど、真田丸の江雪斎はあくまで主家は北条家、とエッジを立ててきた。

主家滅亡後を避けるために奔走し、主家滅亡後もおそらく戦後処理に奔走する実直さ・有能さ、正信のスパイになったり、小早川秀秋に寝返りを唆す恐ろしさ。

(でもあのシーンは唆すっていう感じじゃなくて、主君のために助言した、みたいなことになっていたのが面白かった。)

しかし、関ヶ原の後は高野山に眠る氏直を自ら供養する誠実さ。

武田家もそうなんだけど、遺臣たちが主君の名誉の回復のために頑張ったり、供養に集まったりするの、ものすごく泣ける。

死後も忠節を失わず、名誉を守るためにフォローしてくれる家臣、主君にとってこんなにありがたい存在があろうか。

で、江雪斎は「遺臣」という切ない萌えポイントが山西さんの現実的な存在感と組み合わさっているところが実にいいと思うのです。はい。

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