〈雑文サルベージ〉 #おんな城主直虎 13〜15 みんな、息してる…?

当ブログはFacebookに支店に書いている雑文の蔵出しエントリです。

そちらでは主に、

・視聴直後の感想
・とま虎をまとめた感想

を書いてるんですけど、文体がオネエなのは、オネエなんでなくて、ダウントンアビーの最強の老女バイオレットさまとマツコ・デラックスを合体させて二で割った生物が脳内に住んでいるからです。

13〜15は主人公が主人公たりうる器を示す回でしたね。

直虎ちゃんが頑張ったり、新キャラが頑張ったりするたびに、鶴が報われず、クラスタが悲鳴をあげるのがピタゴラスイッチ的に面白いです。

と鶴モンペウォッチャーとしては興味深く拝見していますよ。

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第十三回 城主は辛いよ

直虎13回視聴したわー。

直虎が本当に世間知らずで、見当違い、安請け合いを繰り返して、詫びを入れたり、家臣に怒られたり、愛想つかされたりしているのがすごく面白かったわ。

今までの大河で経済と貨幣、内政という仕事がこれだけ具体的に取り扱われたのは初めてかしら?
地味な話だけど、すごくおもしろいわ。
戦国時代の領主の仕事についての詳しい描写っていうのが、新鮮だわ。

あと、きれいになって再登場した方久(ムロツヨシ)が真田昌幸と同じ逆張りキャラなのは笑ったわ。
困ってる方に恩を売る、というのは昌幸パパと同じなんだけど、彼は大きく張り込まない健全な投資家なのよねw

直虎を事業者として育てて美味しい思いをしようとしている方久、辛い過去と成功者である現在と、縁ある直虎への好意も感じられて、複雑なキャラでよろしくてよ。

そして闇落ちした鶴がすっかり美しくなっちゃって。
ごんぎつねエンドがさらに辛くなるからやめてほしんだけどいや割と真面目に。

とま虎:鶴クラスタのみなさん、息してる?

13回のとま虎出来よ!

今回はムロ方久回だったわー。鳥獣戯画風のアニメは最高に面白かったし(何度も見返した)、あの可愛らしいアニメで紹介された男が、真っ黒い闇を目の底に湛えながらおとわの櫛をずっと持っていたっていうのが軽くホラーよね。
とっても良かったわ。

そして鶴。っていうか、鶴クラスタ。
なんかみんなモンペみたいになってるんだけど、大丈夫?
昨年の出浦さまが突然TLに現れて本音っていうか、昌幸への愛をツイートでだだ流しにしている感じがあって読んでて最高に面白いんだけど、みんなすでに息してない感じよ?。
まさか小野政次という人物がここに来てこんなにブレイクするとは、彦根藩の皆さんも、井伊家伝記を編纂した龍潭寺のご住職も、あの世でびっくりされているんじゃないかしら。
井伊家と対立していた武将を幼馴染、そして主人公を愛する一人の男として哀愁と悲嘆で描くの、辛口でいいわよね(距離を置いて語らないと死ぬからわざと突き放して語ってるの)

それから多くの人が指摘している通り、戦国を経済の面、領国経営の面からしっかり描いて見応えがすごかったわ。

視聴率が内容と好評に付いてきてくれれば、メジャーなメディアももう少しまともに論じてくれるんじゃないかと思われるけど、メジャーなタイトルが失敗することがエンタメになっちゃてるってなんだかものすごく悲しい話よ。闇よ。

でも残念ながら(?)直虎はすごく面白いわ。直虎、2年続けて面白い大河が提供されて本当に嬉しいわ。

来週も楽しみ!

鶴モンペさんたちが、鶴しかみてないの面白くて好き。同じ大河みてるのに全然違うコンテンツ見てるみたいですww

15回 徳政令の行方

14回「徳政令の行方」見たわよー!
まず最初に言っておくわね。今回は途中でびっくりするほどドラマとしてのクォリティが下がったわ。
それも一体何かあったの?って真顔になっちゃうレベルで。

小野但馬が根回しと調整力を生かして、新野・奥山・中野を取り込もうとする。慣れない領主仕事に不器用前回の直虎様とは真逆の、相手の望みを抑えた端正な根回し術。しびれたわよね!真っ黒で。

今まで小野を散々拒んでおきながら急に手のひらを返す家臣達と、立場が逆転して嫌われまくりの直虎様もいい感じ。

直虎様が新野・奥山の娘らにやる所領をどこからか捻出できないかと徹夜で書類を見直したあげく、目の下に真っ黒なクマを作りながら「母上の化粧料を代わりにやろうと思うのですが」「母上ももう出家の身ですし、構わないでしょう」と大雑把に言いだすのは、直虎らしくてすごく良かったわよね。

瀬戸村祝田村の衆は逃散。自らを盾に戦う領民と、領主との意外と緊張感あふれる関係性もしっかり描いた。

奥山の六左衛門はハラハラするばかり、中野Jr.が腕っ節の立つ立派な脳筋、傑山ニキは高らかにかっこいい…とそれぞれの個性もちゃんと描いてたんだけど、だけど、だんだんここで旧世代大河のテンプレ「わかって欲しいことを全部セリフで直接言っちゃう癖」が出てき始めるのよ。六左衛門「中野どのを呼んでくる」傑山「自分がいけばいいのに」とか。

後二人が突っ立ってるのをフツーに映してる感じも、あれれ?だったわ(最後の鶴とダンカンもそうだったけど)

後わざわざ竜宮小僧らしき少年の背中を写したりとか、この辺から、何がどうなっちゃったの今日の直虎は・・って思ってたんだけど、リアル亀が直虎を止めてくれたシーンは、直虎様の高貴さと聖さ、それと裏腹のポンコツっぷりをよく表していてすごく良かった。

のだけど、ここから怒涛のダメ演出になり、どういうつもりで村の衆と坊主を引き連れてやってきたのかはまだわかったけど、なんでわざわざ夜に田植えをするのか、昼間じゃダメなのか、直虎が連れてきた村の衆はどこの村のもんなのか、なぜ農具をあんなに剣呑な感じで映すのか、瀬戸村の衆が気になって出てきたところを取っ捕まえると言ってた割に普通に田植えを始めたけどなぜなのか、頭の中が???だらけになってしまったわ。

無理やり整理すると、田が心配できっと瀬戸村の衆は田んぼに戻ってくる→そこを取っ捕まえて説得する→ついでに苗の植え付けもしちゃう、という流れだったの?

私農作業とか全くの素人ですけども、自分の所領の農民を、田植えの忙しい季節、夜中に寝かせずに徴用?
花燃ゆの「富岡製糸場を救え」回を彷彿とするダメさで頭を抱えてしまったわよ・・

さらに六左衛門が急に泣きながら、馬にも乗れず実の父親にも見放されてきた自分だけどこれからは領民のために田植えを覚えます、とか言い出した時には「脚本改変してるの?」って目が点だったし、さらに村民が直虎に字を教えて欲しいとか言い出した時には「何が起こってるの一体何が??」ってなったわ。

劇伴の使い方にセンスがなさすぎた件は、ツイートで散々言ったわ。

最後、迫力満点の寿桂尼様と、直虎が呼び出されたのを受けて動揺している但馬、という描写はいつもの直虎で素晴らしく、8時半前後20分間の擬似大河ショーには疑問を感じざるをえないのよね。

まあもう放送されちゃったし仕方ないわよ、次行こう次!来週は直虎様、またも試練ね楽しみ(棒)

・・・今回は本気でひどかったんで、こういうことは二度とないようにお願いしたいわ。

とま虎:いいところだけ見る・褒めて伸ばす。

とま虎14回編集終わりよー。

今回も鶴モンペ民が阿鼻叫喚だったけど、わかる。
「知っておる………昔から」の破壊力すごかったもの。

私的には途中の強引な演出、劇伴の使い方には過去のトラウマが疼いて頭痛がしてしまうのけど、いいところを見ることにするわ。

今回のTLの見所は鶴モンペ民の阿鼻叫喚と、中世日本の描写に歓喜する歴クラさんたちかしら。

これまで、ごくごく普通の農民にスポットが当たるってなかった。

身分の低い人物が登場して、農村や町民の普通の生活を垣間見せる、というようなことはあったんだけど、中世の平民の社会を描写したことってなかったと思う。

社会と風俗の描写がドラマでできるようになる程、歴史研究が進んだし、そういうものを前提としてドラマを作ってもいい時代になったってことね。

さらにいうと、直虎は主人公の成長のストーリーのエピの一つとして、社会との関わりを堂々絡ませてきたのがすごいと思うわ。
社会と風俗を描きつつ、ストーリーに盛り込んだ脚本家の力量もスタッフの能力も本当にすごいと思うわ。

これからの大河のお手本になるようなドラマを作ってくれてると思う。でもだからこそ、強引な演出には厳しく眉をひそめちゃったわけだけどね。

視聴率が低いせいであれやこれや言われているようなので、nhkに感想送ろうキャンペーンを再開して、とっても面白い、ネガキャンに挫けるな、でもごめん14回は一部ちょっとどうなのって思ったって素直に伝えるわ。

私は直虎が大好きよ。

すっごい文句たれてるわねww 今は「尺」かな…って冷静になってるわ。しょうがない。ドラマは走りながら作るものだからね。

15回 おんな城主 対 おんな大名

15回視聴終了後の感想が遅くなっちゃったわ。
ごめんなさいね。
面白かったから、いつもはとま虎を終わらせてから書くblogの方を先に書いちゃったの。

もう落ち着いたから、ここではちょっと違うことを書くわね。

直虎の素晴らしいところは政治のロジック部分をおろそかにしないところなんだけど、今回もそこがかなりしっかりしていたわね。(あくまでドラマ内でのロジックで、かなり省略されてるし、創作されてる部分もあるので要注意ね!)

すごく大事なことなんだけど、大名は国衆の領内の内政については口出しができないのよ、実は。

城主編は、井伊の男衆がほぼみんな死んだことを受けて
「今川が虎松の後見に小野政次を推挙」
したところから始まったわ。

しかし井伊領内では小野の後見は支持が得られない。小野の代わりに、総領娘である次郎が南渓和尚の推薦を受けて後見を務めることになる。
彼女は、過日、出家することで今川の人質を免じられたという経緯があるので、僧籍のまま、虎松が成長するまでの代理、という措置ね。
まあ内政問題なんで、今川家もここにはあまり介入できないわ。

ところが、井伊領内の百姓たちが領主の頭越しに今川に徳政を願い出たことから
「主家・今川家から井伊家へ、徳政令発布命令」
が行われてしまう。

しかし徳政を行えば井伊家が経済破綻することから、直虎は今川家の命令を無視することにする。

これにより、
「今川の意向をこれほど無視するのは謀反の意思があるからか? 申し開きに来るように
ということにわけで、すごく手順が丁寧よね。

しのちゃんの意向についても、
「生母の意向に沿わない後見は、後日争いの火種になる。
 故に、今川としては認められない」
というロジックで、次郎を退けようとするわけ。

今回の呼び出しの一番の理由は、今川の下知に従わないのは謀反の意思があるからではないか?という疑惑だけど、

・百姓衆が徳政の訴えを取り下げ(虎松後見に次郎を望む)
・次郎には今川に謀反する意思はない

という流れになると、今川的には井伊家の内政に介入する根拠が薄くなる。
直虎ちゃんは正面切って寿桂尼と対決することで、この状況を導き出し、かなり安定した立場を手に入れることができた。

まあドラマなのでドラマチックに描いているけど、計算尽くでここまでやっても全然いいのよ。
大事なのは、「筋が通っていること」なのよ。

こういうのをすごく適当に扱ったのが花燃ゆなのよ。なんども引き合いに出して申し訳ないけど。

でも直虎は、さすがドラマの基礎構築力に定評のある森下さんね。この安定感、素晴らしいわ。

とま虎:之の字に恋して

15回のとま虎よ♪
今回は龍潭寺イケ坊主メンの活躍回と思いきや、想像以上に直之デレ回だったわ。

直之が直虎にデレる回だったんだけど、
ドンピシャのタイミングで現れてバッタバッタと敵を切り捨て、「みんな男としてお前を守ってるんだ、自覚しろバカ」とマッチョなセリフを吐くちっちゃい男子にものすごい勢いでTLがデレてしまったわね。

政治と外交の盾である政次が手を出せない物理攻撃に対して、直之が盾になることで、本当は一層機能促進するはずなんだけど、今川は沈みゆく船故に必死だから、そううまくは行かないのよね。

しかも寿桂尼様の気高いお振る舞いに、今川を憎むこともできないっていうジレンマ。

政次が不憫なのは直虎が政次を許せないということもあるんだけど、政治的な状況が生み出した悲劇なのよ。主従をここまで分断しておかないと持たなかったってことよ・・という状況をうまく作り出しているわね。

まあ高橋一生の不憫を愛でるために、小野政次が不憫な状況に追い込まれたと言っていいんだけどね。つまり一番業が深いのは視聴者なのよ・・・なんだか切られ与三郎を思い出すわね。イケメンの与三郎が切られまくるシーンに観客が悶絶したっていうあれよ。

そう思うと、すごくシンプルにカッコよく活躍した直之くんにみんなが恋しちゃったのは、一種の反動かもしれないわね。
政次はすごく面白いんだけど味わいが複雑で辛いところがあるから、すっきりさっぱり!みたいなのが幕間に出てくるとみんな持ってかれてしまうわ。
あとこういう「女は護られてろ」みたいなキャラは最近だとレアだし。

しかし濃ゆい乙女ゲーよね・・本命幼馴染イケメンが闇落ちから復活して死亡しちゃったあと、こじらせ幼馴染、性格マッチョなツンデレ(強い)、ヘタレだけど誠実な忠臣、銭の犬・・これに柳楽優弥のジャック・スパロウが加わるのよね。
構成の研究者にきっと「この時代の日本は文化が爛熟しすぎて退廃の極みにあって・・」みたいなことを書かれちゃいそうよ。

というわけで、直虎ちゃんが無事領主として認められてめでたい13〜15回でした。

幼い頃から特別な子供だった直虎。とにかく諦めないことと徹底した誠実さが彼女の強みなのよね。こういう作劇は好きだわ。

さて、16回からは柳楽優弥よ!

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