〈雑文サルベージ〉 #おんな城主直虎 1〜4 子役時代は正直辛かった。

このブログはFacebookに支店を出していまして、そこにもちょこちょこと直虎のことなど書いてます。

・視聴直後の感想
・とま虎をまとめた感想

が、少しまとまってきたので蔵出しします。

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第一回 井伊谷の少女

直虎1回目視聴終了。

すごく良かったなというところと、これはまだ助走、突き抜ける前だなと感じるところが半々です。

忍者か竜宮小僧かと思ったら市原隼人のパワー坊主だったという現実の突きつけ方によく表れていましたが、子供達の長閑な狭い世界と、大人達の命がけのパワーゲームの世界が一つの場所で平行しているという面白さはとても良かった。

しかし一番の見所は、YAZAWAみあふれる井伊家の面々次元が違う感じの今川義元の怖さと、実質的に今川家に対抗する小林薫の南渓和尚のちゃらんぽらんな感じの対比でしょうか。

子役たちの熱演に関しては特になし。可愛かったです!(主に早熟で孤独な鶴丸が)

評価に戸惑った1回目。

面白くはあったけれども、真田丸の時に感じたような沸き立つような思い、これは1年かんすごいものが見られるわ!みたいな確信ではなかったんですよね。

とま虎 一回目だけど面白い。集合知すごい。

直虎のまとめだから「まと虎」になるのかな?
初回できました。

どうなるかと思ったけどやはり面白いものができてしまう。
集合知はすごいなあ。
もうどうしようもない。

自分的には、黒昇太師匠の笑点最高だった・マッチョ坊主傑山に軒並みかっさらわれる女子たち・なぜか再評価される真田昌幸がツボに入りましたね。

構成の手堅さ、あとこれからの血みどろ展開をしっかり描写する覚悟があるからこその日本昔話風ほのぼの展開など、信頼したいドラマ作りになってると思います。

ただ、公式サイトだけはなんとかしてもらいたいなあ。
(もう叩き記事が出てきてるし嫌な空気だなあ・・・)
きれいな画像と適切なテキストのセットで場を作って、クラスタにアピールしてもらっていかんと。
絵師さんにも資料を提供してもらわないと。

ちょっとしつこく要望を出していきます。

1回目が終わった時のTLは、「子役かわいい」と「鶴不憫」「坊主強い」で溢れていたのはいい思い出です。

第二回 崖っぷちの姫

直虎2回目視聴しました。

1回目よりも面白い2回目というのは、実は貴重かも。
というくらい、普通に、そしてかなり面白かった。

前回のジブリ味は全体のテイストとして残ってるし、子役の可愛らしさを優先しているのは変わらないんだけども、今川の庇護下になければ戦国時代を生き残れないだろう皮肉な現実がちゃんと描かれていて面白い。

それから中世の解死人という風俗もうまく入れてきましたね。
ちょいネタバレすると、ムロさんは将来直虎に意外な知恵をもたらす人物なのですが、共同体からはじき出された流浪民、異形の人というのはやはり興味深いものです。

そんなわけで映像はいいし、ストーリー・脚本もいいのだけど、ただちょっと演出が漫画っぽいのが残念かなあと。

おとわと今川家家臣のにらみ合いもあんなにくどくどしくない方がいいし、ラストシーンの直盛父上の「あああああ」も面白かったし、衝撃は伝わってきたけれども、いまいちだった気がします。

もうちょっとカメラを引き気味に作った方が、ドラマに合うんじゃないだろか。

面白かったと言いつつ、文句が多いですね。

とま虎:なんのかんのと直満叔父は好きでした。

とま虎2回目。

(まと虎は言いにくいので「とま虎」で)

今川家が紳士・今川家が寛大・むしろ主役は今川家。

おとわ視点だとわかりにくいんだけど(あえてそう描かれているのだけど)、正直、北条と通じて謀反なんて大それたことを図ってる割にリスクヘッジも何にもない亀父・直満おじさんの方がどうかしてるのではないか、と思うんですね。

しかし、その亀父を、ドラマは、ロマンチックで息子思いの子煩悩な父、将来の嫁に鼓を送る繊細さを備え、相手のことを思いやる魅力的な人物として描くのはすごかった。

しかもその魅力が本当に明らかにされるのが死後っていうね。

あの鼓は出家した次郎のほとんど唯一の財産になり、そして・・

真田丸だと割とこう言う細やかなところが表に出る演技・演出だったんだけど、直虎はよりテレビ的な表現なんだなあ・・杉本哲太さんの顔芸の方にフィーチャーたりして。

まだ色々こなれてない感じが強い。そしてこの感じは同じ脚本家の朝ドラ「ごちそうさん」の最初の頃にすごく似てる。

文句はいうのだけど、今川面白いし、直満叔父のエピの描き方は的確だしで、見限ることはできずにああああ、ってなってました。

第三回 おとわ、危機一髪

直虎3回目は今川義元の膝下・駿府へ。

私、ぶっちゃけて言うとおとわちゃん役の美羽ちゃんのこと、あんまり可愛いと思ってなくて、いやめっさ可愛いけど、「この役で子役としての評価をつかむ」的ギラギラ感の方に目がいっちゃって、全然ほのぼのしなかったのよね。

それが第三回で浅丘ルリ子に値踏みされながら必死で龍王丸に食らいつくと話という姿で、ようやくおとわちゃんをクールに、だけど暖かく見られるようになった気がする。

一言で言うとあざといのよ。
でも多分、小さな頃から意志を持って生きてる女の子の姿としてそれが自然なのよ。凡人の子供時代と比べちゃいけないの

私今日は小さい頃から意志を持って生きてる人間をまるで普通の女の子みたいに描かないといけない大河ドラマのテンプレートってものを心底悲しいと思ったわ。
あざとくせずに、あなたは特別な女の子なのよって描けたらそうしてあげたかった。

でもそんな私を救ってくれたのは瀬名ちゃんの可愛らしさと、佐名さまの美貌と、浅丘ルリ子さまの圧倒的存在感だったから、私、直虎のスタッフのことは信じてついていける気がする。

我ながら美羽ちゃんdisがひどい。

第三回 TLまとめで本音が爆発

おんな城主直虎第三回、TLまとめ終わり。

もう正直に書いてしまうと、今のところ直虎は私にとってつまらないのよね。
それも不思議なつまらなさ。
脚本は井伊のダメダメさと今川の強かさをしっかり描いてるし、これからの人間関係も踏まえた展開をちゃんとしていて、音楽も悪くないし、役者さんたちも悪いって感じじゃないの。
映像もすごくきれいよね。

じゃあなんでこんなにつまんないのかなあって思うんだけど、要するに主人公の井伊家に今の所あんまり感情移入できてないんだと思う。

TLを見てても、おとわちゃんかわいい、南渓和尚すてきっていう人は幸せそう。

私の感情移入の対象がイッチー傑山と鶴丸だった時点で、私には合わない大河だったのかもしれないわ。

でも、不思議なことに今川家を写すときはそうでもなくて…なんなんだろうねこれ。

白塗りだけど不気味な昇太師匠とか、アイメイクばっちりだけど迫力とカリスマ満点の寿桂尼とか、キラキラしたおぼっちゃまを絵に描いたような龍王丸には(そして微妙に能力足りなそうな氏直くんにも)むしろ描写のキレを感じるの。今川楽しいわ。

坊主もね、今までの大河で大寺でもない、一地方の、一般坊主の僧兵がきちんと描かれたことはないと思うの。そしてそこがすごく魅力的なの。

イッチー傑山の、知性と暴力とやんちゃが同居した筋肉のリアリティと魅力みたいな、ちょっとお前何言ってるんだ的な、そんなガッと心をつかむものが今の井伊家にないのよ。

思うに、主人公父・直盛役にもっとイケオジとかイケボとか、あるいは率直に言ってイケメンを持ってくるべきだったんだと思うわ。八重の桜における西島秀俊と長谷川博巳、おにぎりにおける伊勢谷友介、真田丸における草刈正雄枠が、直虎はどうも弱いのよ!!

三浦春馬と高橋一生は違うのよ。主人公の動向とは別にハラハラしないで見てられるイケメンが必要なのよ。あるいは美女でもいいけど!! もー。はよ・・せめて菜々緒はよ・・

この頃私は後々あんなことになるなんて想像もできていなかったのだ…

第四回 女子にこそあれ次郎法師

第四回直虎視聴終わり。

1〜3回の薄い話が、少しずつ動き出したから面白かったのか、坊主大河で心が癒されたのかわからないけれど、見終わってホッとしたわ。

2〜3回は子役ちゃんたちを前に出しすぎて、置いてけぼり感がひどかったんだけど、今回は普通に面白かったと思うの。

何が良かったかというと、千賀(財前直見)と南渓和尚(小林薫)と寺関係者以外の面々のダメさ加減の描写に容赦がなかったことね。

乳母のたけさんは、ただの乳母でしかなかったし、おとわの父・直盛、伯父の新野は器量も教養もなく、鶴の父・小野和泉も父親と小物の間を行き来する下卑た男だった。

だけど井伊谷には龍潭寺という父性の装置があり、ここに主人公が放り込まれることで、宗教を背景にした高次の父性・男性性を身につけるっていう風につながっていく。
ダメさにも主人公の造形のための必要があるって大事よね。

私が父性がとか男性性がとか語るのは、こういう物語の土台がしっかりしてないと表層のドラマがうまく受け止められないと思うからよ。

いや私が特にそういうタイプってだけなんだけど。

バイプレーヤーズなんかも、ロマンチックラブ外で男性性の物語を見たいという需要が高まるのはいいことだ、と思いながら見ているわ。

単純に面白いんだけども、だいたい私は一体このドラマは社会の要請の何に応えようとしているのかっていうことを見ちゃうの。

不思議なことに作品世界が成立するのにそういう要素って必要だなって思うことが多いの。

で、ちゃんと社会からの要請に応えようとしているドラマってやっぱり面白いのよ。

スタッフの勘の良さとか、世間を見る目、人を見る目、表現力に関わってくるんじゃないかと思うんだけど、その辺が鈍いってクリエイターとしてどうしようもないのよね。

3回の雑感で堂々とやっぱりつまんないとか書いたらPV伸びちゃってびっくりしたし、今回も真上からものを言うようでホント申し訳ないんだけども、今回は直虎が描こうとしているものがちょっと見えたので、またまた偉そうに語らせてもらったわ。

直虎ちゃんは人間として男性性と女性性を統合した、高次の存在を目指すんじゃないかな、なんて現時点では思ってる。
夢を見すぎかもしれないけど、4回はそれだけの可能性を感じさせてくれたと思ったの。
これから本当に頑張って欲しいわ。

ドラマは面白かったんだけど、TLをまとめようとしてちょっと青ざめた回。だんだんツイの数が少なくなってきて…

とま虎:

とま虎4回目まとめ終わり。

放送は私には面白かったんだけど、TLの寂れ具合がまずい感じ。面白くなる前に脱落者が続出しちゃったわ。これは勢いを削がれてしまったわね。
この感じ、このドラマは良作だけど人気でなくて残念だったね、な作品になりそうな予感がする。
(外れてほしいけど)

真田丸と比べているわけではないということを前提にいうのだけど、このドラマは視聴者設定と出来上がった作品がちぐはぐなのよ。

高橋一生と三浦春馬、市原隼人、阿部サダヲを出してくるあたり、30代~40代女性層を狙っていると思うんだけど、15年くらい前の大河っぽいテンポな上に、歴史や背景の説明が足りてない。

子役時代は、なんかおばあちゃんみたいな世代を対象にしてる感じよね。

子役でつかんだほのぼのドラマを好む層が、コウちゃんと一生と春馬との三角関係に没入できるのかっていうと、ちょっと無理なんじゃね??って思ったわ。

やりたいことはわかるんだけど、それがうまく繋がってってない感じ、つまり全体のディレクションがどうもイマイチなの。

もったいないけど、でももう順調に撮影が進んじゃってるみたいだし、修正ができなさそうな気配がするのよね・・

私がこの頃予想したよりも、TLの層が若い気がしてて、あれ?って思っている。いや若い人たちは高橋一生しか目に入ってないのだが、それはそれでありか。

視聴率は伸び悩んでいるけど、大丈夫、直虎は十分に面白いよ。間違いなく大河クラスタの間で語り継がれる作品になると思う。

と、今だから言える。

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