真田丸 第四十四回「築城」レビュー〈1〉高まる真田丸の戦いへの期待。大野修理株の急上昇。と、丹田。

ずいぶんサボっていましたが、真田丸のレビューも再開します💦

真田丸が終了して三ヶ月…今からじっくり書いていくのも楽しみ、ということにさせておいてください💦

では、真田丸屈指の神回「築城」のレビュー、行ってみましょう!

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大坂城の南

●幸村の見るところ、大坂城は開けた台地の続く南が弱点。徳川は必ず南から攻めてくる。としたら、大坂城とその城下をぐるりと取り囲む壮大な惣構えの南に出城を築くべきと幸村は考えます。

(視聴者は当時ブラタモリで大坂の地形を予習しましたねー。関連番組との連携も真田丸の楽しいところでした!)

父上でもそうするはずだ、と偉大な父をその身に宿しながら戦いの準備をする幸村(のファザコンぶり)。

昔は男児の教育には父親が責任を持っていたので当然なのですが、スチャラカで愛情たっぷりの父親にべったりだったのが未だに伺えるの、笑うやら、泣くやら。

●幸村が大野修理に話を通しに行くと、すでに後藤又兵衛から同じ場所に出城を作りたいと申し出があったとのこと。

出城を作るのは構わないが、どちらが作るかはそちらで調整して欲しいと言われた幸村は又兵衛に直接交渉に及びます。

●ちなみにこれは史実を反映したエピソードになっています。

史実では、又兵衛が出城を作ろうと資材まで準備していた場所に、幸村が後から来て勝手に工事を始め、又兵衛さん大激怒。信繁ェ。

ことを収めたのは秀頼公。

又兵衛の怒りを鎮めるために、もともと大名として遇されていた毛利勝永・真田信繁・長宗我部盛親に陪臣であった後藤又兵衛を加え、さらに又兵衛とのクッション役を期待して明石全澄を加え、成立したのが大坂五人衆なんですね。

ドラマよりもドラマチックな大坂五人衆の誕生経緯ですけど、(史実の)信繁ェ。

真田の軍略

●又兵衛は幸村を大坂城の厨に連れて行きます。

この厨が後々重要な伏線になってくるわけですが、しかしまあここがいい舞台なんですよ。

居心地のいいオープンキッチンの飲み屋、気難しい頑固ジジイが作ってる出来立てのうまいもんを適当にチョイスした酒でやるわけですよ。なにこの理想。

●ここで幸村は又兵衛に、武田流築城術をふんだんに用いた真田の軍略を披露してプレゼンします。

空堀を掘り、逆木と乱杭を仕掛けて動きを止める。敵に体を起こさせるための溝。絶え間なく銃撃をするための二段構えの塀、武者走り。さらに襲ってきた敵を銃撃しやすいよう誘き寄せるための小道まで。

飛んだキリング・フィールドのプレゼンですが、これは視聴者にも出城「真田丸」の概要を説明すると同時に、実際の戦闘の予習にもなってます。先に情報を出して期待させるところと、不意打ちを食らわすところの使い分けがうまい。

こんな見事な説明をされたら、大坂冬の陣、真田丸の戦いに期待したいわけにいきません。このへんからすでに気持ちを盛り上げてくる演出になってるんですね。

と同時に、真田家に配属された兵士たちも、幸村の軍略に感服するだろうことを予感させます。

●又兵衛ニキもまた豪快に面白がり、出城を幸村に任せることに同意してくれます。どんどんブーストされていく期待!

牢人不信ブレーキ

●ってなったところで、作劇的にブレーキをかけてきます。牢人不信の豊臣上層部の皆さんですね。

幸村と牢人たち主導の大坂城防衛の陣立に反発。いざというとき裏切られたら大変なことになる、真田が一番信用ならないと、秀頼公に詰め寄り、防衛指揮は豊臣譜代の家臣に振り直し、出城の建設も辞めさせてしまいます。

●で、これに今度は当然牢人たちが反発。

勝永が城を出ると言い出し、又兵衛と盛親が話に乗って出て行こうとしたのを幸村が止めます。お上さま(茶々)に掛け合ってくる、と。

嫌な予感しかしない…

危機感のない女

●ところが茶々もまた大蔵卿・有楽斎と同じく牢人嫌い。幸村のことは信じていますが、他の牢人たちは一切信じられないと言い切ります。

秀頼が成人したからにはもう口は出せない、という茶々でしたが(hahaha)、幸村の出城だけは作ってもいいことにしましょう、と妥協しつつアプローチします。

●幸村はいつもどおり優しく手を振り払い、自分の出城だけ作るわけにはいかないと辞します。

しかし未だに娘時代を引きずってここでアプローチって、これから戦争をするっていう危機感がまるでなくてぞっとしますね…。

●結局、大野修理が築城の許可を出します。秀頼ら上層部には内緒で、ということでここで修理さん株が急上昇します。ストップ高です。

秀忠到着

●目的を一致させず、ふんわり大坂城は難攻不落★と考えている豊臣方とは裏腹に、指導者が目的と勝利条件をがっつり把握・共有している徳川方の方はどうしているかと言いますと、すでに冒頭で、大坂方が籠城策をとるとの内通者からの報告を得て、家康公がほくそ笑んでいます。

日ノ本中の大名を差配し、諜報もバッチリ。なんかもう戦争が始まる前から万全に万全を重ねてるよね、徳川…

●そんな中、秀忠が早々に到着してしまいます。秀忠的には関ヶ原での遅参の挽回なんですけども、大御所・家康は「考えが浅い、いつまでも関ヶ原を引きずるな」と叱咤します。

しかしこれは秀忠への後継者教育で、親の顔色を見るのはやめろ、将軍としてふさわしい行動を取ることを優先しろ、ということを教えてるんですね。

怒ってはいるけれど、息子を一人前と認めています。

●神輿として担がれてはいるけれど、中身を入れてもらっていない秀頼公との辛辣な対比になっています。辛い。。

丹田

●さて、すっかり忘れていましたが、大坂には真田兄弟の姉、松が来ていました。信之からの内密のメッセージを託されて。

●どうやって徳川の陣に潜り込み、信吉・信昌のところまで行こうかと考えあぐねる松の耳に、懐かしいシルビア姉さんの張りのある声と「丹田」という言葉が…!ちょ、ここで来るか丹田www

●阿国一座は二代目に代替わりしていましたが、たまたま拾った踊りの下手な踊り子が実は大名のお姫様で…という伝説は語り継がれていましたww よかったw 松さんのおもしろでんせつが役に立ったww

●松は二代目阿国に頼み込んで、踊り子として徳川の陣に潜り込むことにします。

●しかし、ここで松さま行方不明ネタを回収するとはお見事としか言いようがないですわww

と笑い転げたところで、第四十四回〈2〉へつ・づ・く。

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