〈真田丸総評〉アンチョビ版。視聴者の世代交代や、SNSとの連携。

自分的な総評を全然まとめていなかったので。

しかし、いろんな人の意見を既にまとめてしまったり、見てしまったので、あまりいうことがない💦

少しだけ自分的に消化不良なところがあるので、それを書いていきます。

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新しい大河が来た

実は真田丸の功績は、緻密なドラマ作りであるとか、配役の成功だとか、そういう話ではなく、最新の歴史研究の成果を取り入れた作劇だったのではないかと思っている。

大河ドラマというのは、昭和30〜60年代に数多く書かれ、ヒットした歴史小説にその土台があるのだけど、更に言うと作家の基本的な教養は戦前〜戦後だったりする。

真田丸はそれをようやく更新し、誰も見たことのないドラマに仕立て上げた。

天正壬午の乱は初めて映像作品に取り入れられ、第一次上田合戦ほどロジカルな描写をされた合戦は、少なくとも大河ドラマでは初めてだろう。

人物の描写や舞台的なものを取り入れた演出といった属人的なところでの成功以上に、考証陣と脚本他製作陣との連携システムを作りあげ、最後までやり遂げたことを評価したいと思う。

要するに、土台が新しかったから、上に乗るデコ部分もこれまでのテンプレートを踏襲しなかった(せずに済んだ)、ということ。

進む世代交代

最新の研究成果を取り入れた作劇、その原動力となったはやはり世代交代なのだと思う。

今、どこでもなんにでも世代交代が進んでいるけれど、大河ドラマの主な視聴者層も世代交代が済みつつある。

同時に制作陣も、デジタルネイティブではないにせよ、もう高度成長期を生きていた人々ではない(ぶっちゃけて言えばインターネット以前と以後に分かれつつある)。偉い人たちはそうでもないのだろうけど。

M3層(男性50歳〜)の支持がつかめなかったと言うのはそういうことではないのか。

作品というのは、初めは誰にとっても年上の人たちから供給されたものを享受して、どこかで同年代へ、そして年下の世代から供給されることになる。作品には必ず作っている世代の価値観や嗜好が反映されるので、制作側の世代交代を乗り越えるのが難しい人たちが一定数いる(もちろん、軽々と乗り越えて楽しむ人たちも多くいる)。

人口比率に占める割合の多い層の支持をつかめなかったことが、視聴率が伸び悩んだ理由なんだろう思うので、逆にそれは良かったのではないか。

SNSとの連携

真田丸が2016年、これだけ話題になった理由の一つはネット上 or SNSでの強い支持のせいだろう。前にもちょろっと書いたけれど、評価が定まらないうちのマスコミの報道はネガティブだった。

関連記事:みたにんや屋敷P吉川Pが視聴者に言及してくれたので。

それがネットやSNSでの支持が強くて反転し、以降は好意的な記事が量産され、地方自治体からテレビのコンテンツまで多数便乗してくることになる。

ではなぜSNSがここまで影響を与えたかというと、テクストになって残る、ということが強いのではないかと思う。

テクストはそれだけで強力なものだけど、特に外部の、第三者の、普通の人のテクストの塊は、割と強い力を持つから。

真田丸のPはこの力をうまく利用できたのだろう。

書き終わらないのでここまでアップしときます。続きます。

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