真田丸 第四十三回「軍議」レビュー〈1〉片桐どのに魂を売らせて兵糧情報ゲットする徳川クール。

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しばらくレビューをお休みしてすみません💦

別に2017年も引っ張るためにサボっていたわけじゃないんだからねっっ(他に真田丸でやりたいことがたくさんあるので早く終わらせたいですよ…)。

レビューは私にとってなかなかきつい作業でして、すっかりサボっておりました。43回以降だから10月から……うん、やばいですね。

あれから3か月、直虎も始まってしまいましたが、少しずつ進めていきたいと思います。

どうか最後までお付き合いください💦

とりあえず前回のレビュー置いときます💦

真田丸 第四十二回「味方」レビュー〈1〉女が怖い。特に徳川の女が。

真田丸 第四十二回「味方」レビュー〈2〉信之の血を吐くような本音の告白、心を開く大坂城の妖精モリーチカ。

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松、大阪へ

●関ヶ原の雪辱を期すため、二代将軍・徳川秀忠は軍を大坂に急がせます。

信之の息子たちが率いる真田の軍もその中に。信吉は戦になってもいないのになんでこんなに急き立てられるのかと疑念を隠せません。

この子は繊細だけど、こう言うことにちゃんと気がつくことができる子なんですねえ。いや繊細だからというべきか。

一方、次男の信政は行軍中でも元気に剣の稽古に励んでいます。体力A+。おじいちゃんの身体能力を見事に受け継いでいるw

●そこに将軍のお見廻りがやってきます。

ここは凡作なら「真田家は武勇の家、期待しておるぞ(無駄な期待圧)」とか「真田安房守の汚名をはらせよ(嫌味)」とかをを言わせちゃうところですが、真田丸はあっさりと何もなく「励めよ」程度でスルー。

すぐに「あっちが本多忠朝の軍です」と本命の方に移動してしまいます。この辺の描写がすごくクールですよね。

ただ、同行していた本多正信がそっと「真田信繁が大阪方に着いた」と爆弾を投げ込んで行きます。

●その頃江戸では、信之が姉の松に息子たちの使いに立ってくれるよう頼んでいます。

弟からの近況を知らせる手紙で全てを察した兄は、弟の14年間の雌伏を思い、

「弟はこの時を待っていたのに、身内と戦うことになったら源次郎が手加減してしまうかもしれない。そのようなことのないよう、息子たちに前に出て手柄を立てることなど考えないよう伝えて欲しい。源次郎が好きなようにさせてやりたいのです」

信政くんが聞いたら憤死しそう伝言をします。

信之の心意気に感じて「書き留めて!忘れそう」と真剣に言う姉上がめっさ可愛くて和んだけど、でもやっぱり兄上が貴かった。

かっこよくて面白くて優しくて度胸があって器が大きくて面白くて。何でこんなに理想の兄上なの真田丸の信之は!!

片桐どのの陥落

●一方、大御所&正純の方はいつも通り黒い感じで、進軍を急ぐ秀忠を「まだ関ヶ原を引きずりおって」「大御所様に怒られまいと必死なのでしょう」と冷ややかにこき下ろしています。

●言うだけあって、家康公は着々と戦の下準備を進めていくんですが、次の一手は大坂方の内情調査なんですね。的確的確。

ここで先日大坂城を追い出された片桐且元が呼ばれます。

●家康公は「片桐どのこそ忠臣、大坂の連中は片桐どのを追い出すなんて何もわかってない」「もしよかったら、ほんと断ってくれてももいいんだけど、わしに仕えてくれたらすっごく嬉しい」と持ち上げるだけ持ち上げて見せます。

片桐どのは家康の魂胆はみんな分かってるんですけど、彼も生きていかなくてはなりませんから、大御所様にお仕えしますと絞り出すような返事を返す。

そこに「片桐どのは忠臣of忠臣だから嫌なら黙っててもいいんだけど、で、ぶっちゃけ大坂方の兵糧はどれくらいまで持つの?たたみかける家康はすごかった。

もう胃痛なんか感じないくらい痛めつけられていたであろう片桐様に、お前の魂を売れと迫るわけですよ。絶対に断れない話の運び方で。

●片桐どのは、長い長い沈黙の後、ついに陥落し、「大坂方の予想よりも多く牢人が集まっている、持って半年でしょう」と家康に告げます。

●ここは、ついに主君を売ってしまった片桐どの、絶対に情報を聞き出すべく片桐どのが断れない手順で話を進める家康公、墜ちた片桐どのをを見つめる正純の表情がすごかった。

特に正純。哀れみと侮蔑と驚きがないまぜになった名演でした。

私の印象ですが、本多正純ってものすごく仕事ができる割りにちょっと器の小さいところがあり、それが後々の失脚につながっていくと思うんですが、それがすごくうまく表現されてたと思います。

私の愛した人達はみんな死んだ

●茶々は幸村を懐かしい武器庫に呼び出します。今はもう誰をはばかる必要もない、城主生母である茶々は、堂々と幸村に色仕掛け…というか同情を引こうとします。「ずっと待っていました」「私はどうなってもいい、秀頼を死なせないで」。幸村の背中にすがる茶々。

●しかし「私の愛した人達は皆この世に未練を残して死にました」という言葉に、秀吉が含まれていないことを告げられた幸村は、すっと茶々から離れます。

茶々は秀吉を愛してないかもしれないけど、幸村は秀吉を愛してるんだよ!二人のすれ違いの根本はここだよ!!! となぜか手に汗握る俺。

●…と見せかけて、茶々の狙いは幸村とどーのこーのなることではなく、幸村の手の内を聞き出すことだった、というのが後のシーンで明らかになります。

茶々さまも伊達に年食ったわけじゃないんだよな・・でも茶々も幸村も色っぽくて大変良い大人のシーンでした(ふう)。

籠城?

●幸村がその日の午後からの軍議に備えて準備を始めます。

「父上の策を現状に合わせてアレンジする」という幸村に、内記ですら「籠城は亡き殿(昌幸)の得意中の得意でしたからな」と籠城戦を疑いません。

●当然軍議が始まっても籠城一辺倒。こういう時の鉄板なんでしょうね。

●しかし、幸村は籠城に反対します。

後詰(援軍)もないのに、いつまで籠城するつもりなのか、その間の兵糧はどうするのだ、そしていつ籠城を辞めるのか。

●TLでも散々指摘されていましたが、大坂方の勝利条件が曖昧ですし、ずいぶん楽観的です。とりあえず、豊臣家への扱いを改めさせるためには、戦争をするしかない程度の認識しかない。あと上層部は牢人衆に主導権を握られたくない。

徳川家康が片桐且元に悪魔のように迫っていく場面のあとなので、絶望的に現状認識の甘い大坂方がくっきりと浮かび上がります。

●幸村はただ一人積極策を進言しますが、司会の大野修理はあーだこーだと言を左右し、まともに取り合いません。

後藤又兵衛の城の四方に兵を配して迎え撃つくらいの適当な策が入れられそうな気配。あんまり適当なんで、これが風林火山なら亀様が大変なことになってるわ・・!って思いましたけど、残念ながら秀頼君なのでただ困るだけ。

幸村は「必死に考えた策を吟味もされずに退けられたのではやる気も失せる。九度山に帰ることにいたす」とあっさり席を立ちます。

●もちろんこれは幸村の「はったり」なのですが、「源次郎様もやりますなあ」「はったりは真田の家風」嬉しげな内記と、「俺の父上かっこいい」目をキラキラさせる大助くんがあまりにも可愛くてついつい和んでしまうのでした。

しかも幸村を迎えに来たのが木村長門守。なんだろう源次郎の周りがみんなかわいくなってるんだけど。

というあたりで〈2〉に続きます。

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