真田丸 第41回「入城」レビュー〈2〉一張の弓の勢いは。幸村、颯爽と大坂城入り。

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後半は、幸村の九度山脱出からの大坂城入城になります。

信繁が幸村になって以降、講談的エピソードが増え、軽いお祭り状態になってきました。九度山脱出は映画サウンドオブミュージックのオマージュ、大坂城入場では老人から爽やかな上級武士に変身と、楽しいシーンが続きます。

それでも大坂城の底では滅亡の気配が鳴り止まない……。

しかし幸村はもう自分の生き死にの問題じゃないところに舵を切った感じですね。その姿が昌幸にどんどん似てきて。もう(涙)。

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雁踊り

●九度山では、真田家と村の衆との宴会の真っ最中です。

きりちゃん、春ちゃんが村人にニコニコとお酌をして回ります。真田の女、きりはともかくとして、春ちゃんのたくましさがすごかった。

「旦那様とずっと一緒に居られるからここにに来られて良かったです」とは言ってたけど、上級武士の息女に生まれた女性が、全然動じることなく百姓たちの宴会でお酌するとか、なかなかできることじゃない。さすが行動主義者・大谷刑部の娘。

●そんな中、真田家の監督役である竹本義太夫が幸村に釘を刺しにやってきます。

ここを抜け出そうなどとはゆめゆめお考えなさるな、という竹本様に、「私はここを終生の地とするつもりです」とシャーシャーと返す幸村は、すごく真田安房守の次男坊でした。

長兵衛も調子を合わせて、この方達に限ってそんなことはありません、と調子を合わせ、二人は竹本様も宴に誘います。

竹本様が、お酒が飲める!とばかりに誘いに乗るのが可愛かったですねww

●幸村は九度山村の若者に呼び止められます。「真田様、大坂には行かれないんですか?」「徳川をぶっ潰してくださいよ」という若者に、幸村はそう思う理由を問います。

「太閤殿下がいた時の方が活気があったってみんな言ってる」という若者に、幸村は一礼して去ります。

九度山脱出

●宴もたけなわ。真田家一同は信濃に伝わる雁踊りを披露します。

これが往年の名作ミュージカル映画「サウンドオブミュージック」の、合唱コンクール脱出シーンのオマージュになってまして、歌と踊りを披露して拍手喝采を受けながら一人ずつ舞台袖に消え、宴会場から脱出します。

最初は佐助、次に春、内記、きり、最後に幸村。

ここで思いっきり道化を気取る幸村は、第一次上田合戦で高砂を舞った時と全く同じ顔をしてましたね。

きりちゃんの大好きな、真田家のキラキラの次男坊、源次郎が帰ってきたよー!

●で、音楽と踊りとお酒ですっかり寛いだ竹本さまは、自分も余興を披露しようとしますが、長兵衛がわざと注いだ米の研ぎ汁をあおり、真田一党に計られたことに気がつきます。

長兵衛さんはさらに全然見当違いの場所に竹本さまを案内し、幸村達を逃がします。長兵衛さんはここまで全部お察しでやってくれてるんですが、すごく息ぴったりでしたね。やはり前世が佐平治だから。

幸村と長兵衛さんは互いに遠くから礼を交わし、別れていきます。

どうしても、奴だけは

●真田安房守の息子が九度山を出奔したという知らせは、すぐに駿府にもたらされます。

本多正純は大御所が真田を何かと気にかけるのがピンとこない様子なのですが、家康公はさすがの戦国ネイティブ的経験則で

「真田安房守の息子が戦上手かどうかは関係ない、真田安房守の息子ということが重要。奴が大坂城に入れば士気が上がる。戦とはそういうもので勝負が決まる」

「真田安房守の名」を恐れます。

●「我が徳川の軍を二度にわたって破った有名は知れ渡っておりますな」とか他人事みたいに言っちゃう正純と、視線で突っ込む大御所が面白かったw

「どうしても奴だけは大坂城に入れとうない」という大御所に、正純は「服部半蔵を使って暗殺」を提案します。

最初からハッタリ

●いよいよ翌日大坂城に入ることになった真田次男家一行ですが、幸村はいざ決戦となったら家族は逃すつもりでいました。

春ちゃんはともに戦うと言いますが、幸村は激しくそれを拒絶します。

最初の妻・梅の死の事情を知るきりが、いろいろと察して「おまかせしましょ」と春をなだめますが、いつも穏やかな幸村に大声を出されて凍りつく春ちゃんなのでした。

●その後、庭先では佐助が服部半蔵と忍者合戦を繰り広げますが、内記と幸村が加勢に来たことで全力で押し通られてしまいますww

●大坂城では秀頼公が、真田左衛門佐入城の知らせを聞いて喜びます。秀頼君は多分片桐さまや母親から左衛門佐の話を聞かされていたんだろうなあ…

●幸村は、きりちゃん曰く「どこから見ても得体の知れない老人」に化けて堂々と大坂城に入場、トイレで上級武士風に装いを変えて颯爽と再登場します。

牢人達とは一線を画す幸村の洗練された佇まいに、案内係りも、秀頼の側近である若武者、木村長門守も唖然。

高野山という死の空間を通過して再生した信繁(幸村)は、転落前とは違う姿で復活します。

再会

●幸村は九度山村に迎えに来てくれた明石全澄に再会します。明石さんはいい人で、幸村の入城を大変喜んでくれます。

●しかし、後藤又兵衛、毛利勝永あたりには、でかい顔しそうなのが来た、とものすごく警戒されることに。

●秀頼公にも再会します。

早速兵糧について、「全然足りないから、堺を抑えること。あと、大阪の徳川方の大名屋敷からも接収しましょう」とサクサクとアドバイスする幸村に、「真田が来てくれてよかった」と目をキラキラさせる秀頼公が可愛いかった&切なかった。

治部刑部がいたら、兵糧なんて源次郎が口を挟む隙はありませんよ…

大野修理はちょっとイラっというか、嫉妬メラッというか。ああ!やっぱりダメそうな予感(とこの時はちょっと思ったんだよね)

懐かしい秀吉の執務室には、幸村の帰還を歓迎するように、秀吉の呼び鈴が鳴り響きます。

●そして幸村は、大蔵卿の局、茶々にも再会します。

豪華な衣装に身を包み、別れた時よりもなお一層美しい茶々。「私たちは同じ日に死ぬの」という予言の成就が近づいています………

雁踊りが可愛かった♡

いろいろありましたが、個人的には、九度山脱出の時の雁踊りがよかったです。

レビュー中にも書きましたが、第一次上田合戦の時の「高砂」と同じなんですね。世界への祝福を歌いがながら軽やかに逃げる、という演劇的で祝祭的な感じ。

まあぶっちゃけ、単純に可愛くて楽しかった。真田丸のために作曲振り付けされた曲だそうですが、すごく良かった。「なんとか官兵衛」の第一回で、突然披露された鍋釜ミュージカルシーンを思い出しましたw nhk的回収かな?

そんで、内記さんがノリノリでキレキレのダンスを披露している姿に、昌幸の瓜売りを思い出さずにはいられなかった。

で、すぐそのあと、仲間に入れくて欲しいとやってきた九度山村の子を、切り捨てよう勝手目をしていたのがカッコよかったですね。

パパが死んでからの内記さんが急激にイケオジっぷりを発揮してきて、明るく楽しくかっこいいおじさんを決して欠かさないところに感服です。

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