言えない言葉、愛の言葉。夏目漱石の妻「4回目」

何かと常に対決してきた鏡子さん。

最終回は漱石先生の愛✨をめぐって、自分自身と漱石先生と戦います。

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今回はゲストは壇蜜さま。

どこまでもお美しく、実はわたくし、蜜さまだけで結構満足でした。

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坑夫エピ回収

前回現れた、足尾銅山の元坑夫・荒井。

汚い身なりに不釣り合いな、知性のきらめきをのぞかせた
頭の良さそうな男は、漱石先生にうまく取り入ります。

ついでに房子ちゃん(黒島結菜)のハートにも
ちょっとだけ忍び込む。

高杉晋作の妻を演じていた頃に比べると、
格段に綺麗になった黒島結菜ちゃんの、初恋…

までもいかない淡い想いは、

このドラマでずーっと描かれてきた「お金」問題で
あっさり回収されてしまいます。

実は悪意を持って夏目家に近づいてきた荒井は、
鏡子さんの心に毒を吹き込み、
門下生や房子ちゃんから金を借りて姿を消します。

ここ、荒井が悪魔めいててよかった。

修善寺の大患

しかし、この荒井という男、
本当の悪魔ってわけではないんですね。

父親に恨みを抱き、愛の不在に泣く、
漱石先生によく似た、一種の影なのでした。

影である荒井が鏡子さんに残した
「お前の夫はお前を愛しているか?」という毒は、
結構な効果をもたらします。

漱石先生のかつての理想の女、
大塚楠緒子も現れるけれど、
(首の細い、浮世絵風の線の細い美女)
浮気よりももっとひどい話になってきます。

つまり、他人との比較でなく、夫は自分に愛があるのか、
そもそも人間として夫は誰かを愛することができるのか、
くらいの深いレベルの問題に、
鏡子さんは囚われてしまうんですよ。

これは辛い。問われる漱石も辛い。
ここで妻を安心させられる言動がとれるほど、
漱石は愛情に恵まれていない。

またも離れていく夫婦の心(嗚呼)。

しかし、修善寺の大患と言われる、
漱石先生の命の瀬戸際で、
先生は鏡子さんに、一緒に家に帰ろうと
懸命に呼びかける。

鏡子さんは愛しているとはついに言われなかったけれど、
漱石先生が自分のことをちゃんと愛していると
ようやく気がつく。

吐血もしっかり表現して、
血みどろになる凄絶なシーンの後に、
この愛のシーンて、どんだけこのドラマは面白いの!
って思いましたねえ・・

命がけの告白ですよ!最高でした。

理想の女

漱石先生は一命を取り留め、
鏡子さんは先生を一層お世話し、見守る。

鏡子さんは、先生がとある小説に自分のことを
理想の女として書いてくれたことに気がつき、
問いかける。

先生は鏡子さんを否定せず、
穏やかに鏡子さんに微笑む・・・

ラストの、長野の山の中腹での撮影は
まあ病人の先生が
あんなところに登れるはずもなく、

つまりは天国での会話なんだろうなあ。
夫婦の白い衣装と緑のコントラストが
どこまでも美しいのでした。

本気さすが

というわけで、nhkの今年何本目かの本気ドラマ、
夏目漱石の妻は大変素晴らしかったです。

夫婦が戦う現実のえげつなさはしっかりリアルに、
しかし、映像はそこまでも美しく。
すごいバランスで、ここまで作り込んで来られるとねえ・・

なんか真田丸より、夏目漱石の妻のほうが、
海外、ヨーロッパあたりで売れるんじゃないだろかね??

と、このドラマらしくお金の話をして終わる。

いやこれは日本の財産になったよ。
特典映像たんまりつけてくれたら、DVDを買おうじゃまいか

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