真田丸 第三十九回「歳月」レビュー〈2〉秀次の娘たか、真田紐。大坂編・九度山編を回収。

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後半はさらに時が進みます。

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平和な暮らし

●昌幸の死から3年が経ち、時は慶長19年。次男家は九度山で平和に暮らしています。

信繁の子供達、お梅はきりちゃんとともに村人に刺繍を教え、大介は内記に手加減なしの囲碁修行をさせられています。3人目の大八も生まれました。

内記は昌幸の死の直後に追腹を切ろうとして止められて以来、がっくり。

しかし信繁に大介の傅役に任ぜられてすっかり元気を取り戻しました。むしろYAZAWAを彷彿とさせるフリーダムさを発揮して、きりちゃんに大人気ないと呆れられています。

●大体のところ平穏なんですが、人間関係には少し変化が。

なんと春がきりちゃんにかなり嫉妬を燃やすようになってしまったのですね。

母屋にいづらくなったきりちゃんは佐助の小屋で時間をつぶしたりするのですが、佐助はきりちゃんに想いを寄せているため、緊張のあまり急に信之兄をdisり出したりしますww

なんだろう、この平和すぎておかしくなっている感じ。面白いww

味良しの蕎麦

●ところで次男家の窮乏生活は続いています。

「ひもじい思いはさせない(キリッ 」と力強く約束してくれた兄上は、言葉通り、蕎麦をたくさん送ってくれるのですが、違うんだ。そういうことじゃないんだww 金がないってことなんだww

●「育ち盛りの子供達が心配です」と春に尻を叩かれ、信繁は家族のために九度山村でそばがきを商い、現金収入を得ようとします。

●で、春が作ったそばがきを、1杯10文で売ろうときりちゃんと佐助に手伝わさせるんですが(きりは鋼メンタルで任務遂行、佐助も笑顔で透破スキルを発揮)、ちっとも売れずにがっくり。

●さらに春を置いてきりを連れて行ったために、春がすっかり拗ねます。

お前に商いをさせたくなかったんだ、と愛情からのことだと信繁は懸命に言い訳するのですが、春は無言で障子に穴を開けるのでしたww

あーあww

●というかですね、実際のところ、信繁ときりちゃんの関係は結構変化しているんですね。

何十年も一緒にいて信濃の話も大坂の話もできる幼馴染だし、信繁もすっかり気安くきりちゃんに接するようになっています。

●とはいえ、きりちゃんは3人も子供を作った春ちゃんとの間に割って入るような気持ちは全然なく、邪魔ならいつでもお暇しますよ、私がここにいるのは父の世話のためと、春様に言えないことも聞いてあげられるかなと思っているから、もう「菩薩の心」ですよ、何て言いだします。

それを聞いた信繁は、あかん、自分にはもう無理、という目になったかと思うと、きりちゃんに春の問題は丸投げしますww

●冗談めかしていましたけど、きりちゃんは多分、相手の気持ち相手の気持ちは関係ないという境地に達してしまったのですね。

相手がどう思っていようと、自分は愛するだけ、愛することそれ自体が喜び。

これは信繁はかなわんだろうよ…

●ってな状態の九度山に、かつて信繁がルソンに逃がした豊臣秀次の娘、たかがやってきます。

たかの帰還

●別れた時は、父親の政治的状況をちゃんと理解している大人びた少女だったたかですが、ルソンで持って生まれた何かが爆発。すっかり溌剌と明るい女性になっています。

信繁への愛情表現もオープン。当然のことながら春の嫉妬が爆発します。

火ばしで刺そうとしてたの、最強すぎてたまらんかったww

●で、たかちゃんは今はルソンを拠点に手広く商売をしているそうで、様々な南洋の商品を真田家の面々の前に披露するのですが、その中にネパールの頑丈な紐「サナール」が。

なんとここで真田紐回収きた。

真田紐には、九度山において真田昌幸・信繁が生み出したもの、真田親子は内職で真田紐を作成して部下に売り歩かせ、ついでに各地の情勢を探ったため、九度山に幽閉されながら誰よりも情報を豊富に持っていた…という伝承があります。

まああくまで伝承なのですが、伝承を生かしてルソンに逃がしたたかちゃんと、家族のためにあれこれ収入増を図る、信繁の成長譚につなげてきたのはお見事です。

真田紐秘話回収

●というわけで、信繁はサナールが上田の紬に似ていると看破し、きりと春にその製作を頼みます。

●春はきりちゃんに教わって紐を織り上げる。

きりちゃんは春ちゃんに、自分が源次郎さんを好きだったのはずっと昔のこと、子供を三人もつくられたら諦めるしかない、とぶっちゃけ、「自分に正直にならないと損するよ」とアドバイス。

これが春ちゃんのハートを見事に直撃しまして、二人の関係が一歩前に進みますww

たかも信繁に抱きつき、嫁がいっぱいの楽しい九度山ライフなのでした。

●たかちゃんは京都に行き、祖母に会うと言って九度山を旅立ちます。信繁が救ってくれた命を大事に生きることを約束して。

(信繁は信之に救ってもらった命を燃やし尽くすのだなあ・・)

●出来上がった紐は丈夫で使いやすく、佐助が思わずお値段を聞いてしまう使い勝手の良さ。

●信繁はそれを九度山村の村長、長兵衛の元に持って行き、製作・販売を九度山村の村の衆に任せる代わり、手附金と利益の1割を自分に渡すことを交渉します。

「これは必ず売れる。我らによくしてくれた礼だ。良い思いを味おうてもらいたい」と難しいパスを綺麗に通す信繁は、真田安房守の息子以外の何者でもないのでした。

大坂からの使者

●見事現金を手に入れた次男家の食卓は、数年ぶりに鯛の並ぶような豪華なものになり、家族みんな大喜び。

雁踊りを歌い・踊り、楽しそうに過ごします。

●内記にちっとも碁が勝てず、落ち込んでいた大介に、信繁は声をかけ、大介から碁の手ほどきを受けます。父に教えてくれ、お前の教え方は分かりやすい、と懸命に大介に寄り添おうとする信繁、よかったなあ。

●そして食後でしょう、畑の手入れをしていた信繁は、家族の団欒をなんとも言えない複雑な表情で見守ります。

信繁は、これで良かったのだ、自分は幸せなのだ、と自分に言い聞かせる目をしてたなあ…いやこれが江雪斎の言っていた燠火か。

●そこに一陣の風が吹き、真っ赤な紅葉を足元から巻き上げます。

風が収まったとき、信繁が気づいた人影は宇喜多秀家の家臣だったオフロスキー…じゃなくて明石全澄なのでした

信濃〜大坂編を回収した回

九度山での次男家の短い平和を描いた回でしたが、たかちゃんやきりちゃん、期待されていた春ちゃんの「苦労させられる女疑惑」、パパと息子たちの関係、兄弟同士の本音など様々な事柄を回収した回になりました。

視聴者にとっても束の間の平和だった……という気がしないでもない。

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時代考証、丸島先生のご本。これから読みます。

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