「歳月」大河における長澤まさみの最終進化形態、きり。…多分。

今度は忍者じゃなくて真っ当なヒロインか、と思わせて、やっぱりちょっと変なとこに収まった長澤まさみさんときりちゃんについて。

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画像転載元:nhk公式サイト

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凡百の女じゃない

39回「歳月」はホームドラマ回であり、ラブコメ回でした。

連れ添って10年以上、3人も子供をもうけても尚、嫉妬心の止まないヤンデレ嫁。

命を助けた女が帰ってきたが、性格が変わってる。

長年の片思いをこじらせた結果、菩薩の心境に達した幼馴染。

の三本立て。

正室も側室も楽しかったけれど、今回はきりちゃんが全てをかっさらっていきました。

「源次郎様が助けに来てくれたの♥」に始まって、「初恋のおなごが他の人のものになってもいいんですか!」に至るまで、我々を楽しませてくれたきりちゃん。

きっと九度山で側室に収まって阿梅を産むのだと思っていたのですが、そんな凡百の女では収まりませんでした。

まさか源次郎とお梅ちゃんの結婚にショックを受けて、隠れて泣いていた薄幸そうな健気な娘がこうなるとは。

でも、大河という保守極まりないところが却って温故知新に至るようなドラマで、主人公の異性のパートナーは、もう妻じゃなくていい、という提案はすごい。新しい。すごい。

進化する長澤まさみ

かつて、天地人で幸村の異母姉・初音を演じた長澤まさみについて、私は、「なぜ美しさで名を売る女優が大河でこんな変な役をあてがわれてしまうのか。お気の毒」と思ってたんですけど、そうじゃなかった。

長澤まさみの、野生生物みたいな圧倒的マイペースさを大河というフォーマットに落とし込むと、初音、きりちゃんのような、規格外の存在になるのだった。

初音が次第にもて余され、最後は南蛮船で海を渡ってしまったのに対し、きりちゃんはあらゆる予測を覆してとうとう菩薩の境地にまで達し、主人公のバディ化する。

もうこれは、きりの、というか長澤まさみの大河における最終進化形態と言っていいのではないか。

いや、この先さらにとんでもないものに進化するのかもしれないけど。

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画像転載元:nhk公式サイト

物語的には、多分、信繁を取り巻く女たちの一人として、きりは茶々に対応する存在なんだろうと思います。あの悲しい死神のような茶々から信繁を守るために、たくさんの試練にさらされてきたきりちゃん。

予告で「私の大好きだった源次郎様はどこへ行ったの?」と多分信繁のケツをぶっ叩いて大阪に向かわせるきりちゃんは、「あの頃の殿はどこへ行った」と自棄酒を煽る出浦様を思い出させ、本多忠勝が、御屋形様に死ぬまで付き従った幸せな昌幸なら、きりちゃんは最後まで主君に付き従うことのできた出浦様なんだな、と思いました。

二代目の物語でもあり、主従の物語でもある真田丸。

…と書いておいてなんですが、きりちゃんについては予想が全然つかないので、次回の蓋を開けたら唖然、ということも余裕でありそうです。

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ストーリーブックもとうとう完結編。

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