神経衰弱? 夫が壊れていく時、妻は。夏目漱石の妻2回目

souseki_1

nhkの本気ドラマですから、見ないわけにはいきません。2回目も凄かった。

サローネに投稿したもののリライトになります。

今回は、漱石の精神がだんだん壊れていき、DV、別居、落ちるところまで落ちた後、
猫小説を書き上げるところまで。

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別のドラマから帰ってきた感

2回目の見所はなんといっても、
漱石(金之助)の壊れっぷりでした。

2年間の望まない官費留学から
帰ってきた洋装の漱石が、東京の駅に降り立つ。

漱石は、埃っぽく暗い駅舎を行き交う
和装の庶民たちとは全く違う空気をまとってて、

「違うドラマから帰ってきた!」状態なんだけど、

それは山高帽にフロックコートという、
服装によるものだけじゃないことが
わかってきます。

黒々とくらい目つきとか、
ピリピリした神経質そうな感じとか、
周囲にほとんど注意を払わない感じとか。

で、そこからは神経衰弱ジェットコースター。

罵倒・暴力・頭のおかしな言動。

特にお女中さんに対する、
人間に対する敬意を一切欠いたような暴力は、
夜9時台のドラマでよく描いたなあと思います。

鏡子さんは別居するも、
実家・中根家のダンディな舘ひろしパパが
失職して家を売ることになったり、
お腹に3人目の子供がいたりしたこともあり、
病気の漱石の看病のために帰宅します。

で、なんとかやり過ごすうちに
次第に漱石と真正面からぶつからずに
生活することができるようになるのですが、

今度は中根パパが完全に没落。

舘ひろしが、金持ちでダンディなパパから、
転げ落ちるように、ダメ男になり、しょぼくれていく・・
のが大変良かったです!!

「人が堕ちていく」過程というのは、
決して楽しいものではないのですが、
珍味を吟味するように見ると、割と冷静に見られますね。

ちなみに、パパは戦争特需を狙って、
逆張り相場を張っていたようで、逆張りといえば、
別のダンディな誰かを思い出すね!

そうこうしているうちに、
やがて夏目家に幸運の猫が
迷い込んできます…

容赦ない暴力・人間の苦しみ

このドラマは貧しさとか、暴力、苦しみを
遠慮会釈なく描写するのですが、

特に長谷川さんの精神の壊れた漱石の演技には、

泉ちゃん早く水ドンー!

となること請け合い。
矢口蘭童と同じ俳優とは思えません。

長谷川さんは心のどっかが欠けたような男を演じると
すごく凄みと魅力が出るけど、
こういう隠し玉も持ってのか。

貧乏描写も近年のドラマにないレベルで
きちんと描いていましたね。

お嬢様だった鏡子さんが髪を結うお金もなくなり、
ぼさぼさの髪にぼろ切れみたいな着物で暮らしてたりして。

でも、その暗さ・凄まじさの中に、
ちゃんと美しさがあって、
うなじのほつれ毛が西日でキラキラしたり、
黄ばんだ原稿用紙とインク瓶が、
イラストのように綺麗だったりします。

こうなると、見とけしか、言うことないですね。

ちかえもん、トットてれび、百合子さんの絵本も
再放送が決まり、めでたい。

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