花燃ゆ 第二十一回「決行の日」感想

humi_catch

ものすごく衝撃的な回でした。ええ〜!そうなの〜〜!?…って、唖然としました。これさあ………いや、まあ、順を追ってみていきましょう。

スポンサーリンク
ad

英国公使館焼き討ちから1年

●英国公使館に乗り込むぞってところから1年をスキップ。このドラマらしいと言えば、らしい始まりです。

萩の杉家では、梅太郎と亀の子、小太郎を吉田家に養子入りさせることに。

先週の吉田家再興の許しを受けての梅太郎の決断ですが、そうそう、昔は養子養女ってのがものすごく盛んに行われていたんですよねー。

杉家・吉田家・玉木家は同居で、子供の世話は実の両親がこれまでどおりするようですし、ほんと問題なさそう。

吉田家に跡取りが出来て、おじさまがとても嬉しそうなのが微笑ましいワ♥️

京都では塾生たちが大活躍。久坂の名前は江戸、京に轟いているそうですよ、ふーん…で、忙しい仕事の合間に辰路さんに迫られちゃったりなんかしてます。

再開した松下村塾は、すっかり女子供塾に成り果てましたが、文ちゃんは至極満足そうに微笑んでいました。

生活苦はどこにいったんでしょうね。。。

●すっかり松蔭へのわだかまわりが消えたみたいな寿が、文と縁側でおしゃべりしています。

このおしゃべりの中で松蔭の墓を移築するときの高杉御成橋の狂挙エピが語らるのですが、ゴシップとして幕末エピが語られるのは、花燃ゆでは初めてなんではないでしょうか。

女子大河なんだから、この手をもっと使いなさいよ!

その後、久々に利助がやってきて入江澄ちゃんとの婚約を報告します。

荒ぶる高杉晋作は…

●京都では時の将軍が227年ぶりに上洛。久坂たちの画策で、帝に攘夷を確約させられそうなんですが、まあ当然確約なんてできる話じゃないので、年若い将軍はナーバスに。

高杉は久坂のやり方が気に入らなくて、すっかり荒ぶってまして、そんな将軍に向かって「よ、征夷大将軍」と揶揄のかけ声をかけ、周囲から咎められます。

高杉的には、周囲のやること成すこと手ぬるくって手ぬるくって、という感じ。

ついに将軍を殺すんじゃ、時代を転覆させるとはそういうことじゃ!! と東小五郎と周布さまの前で騒ぎ立て、10年待てと怒られます。

このシーンは、この回で唯一まともなシーンで良かったです。久坂と塾生たちの急進派がいて、周布さま・桂のような利益重視派もいて、藩主は英国に留学生を送り、と長州藩が多方面から重層的に手を打っていることを一つのシーンにぎゅっと集約した感じがありました。

きりりとした周布さま、久々の東小五郎も眼福でした。

●10年待てと怒られた高杉は、10年休みますといきなり出家して、美坊主に変身

文ちゃんも「なにをしとるんですか」ととがめますが、高杉は久坂玄瑞のやり方についていけないと本心を打ち明けます。

夫が友人の支持を失っていることも文ちゃん的にはショックですが、さらに高杉は、久坂のしようとしている攘夷は「負け戦」と断じます。

とどめに雅からは京都で久坂を世話する「芸妓さん」の話までされて、文ちゃんは頭が真っ白に。

ついに攘夷の日取りが決まる

●京都の塾生たちは、家茂に攘夷の確約をさせるため、二条城を取り囲むなどしていて…って、もっといろいろいろんな駆け引きがあったと思うんですけど……三条実美とか先週出てたよね?

まあそんな塾生たちの努力の甲斐あって、攘夷の決行期日が五月十日と決まります。伊之助が殿に報告しますが、殿としてはこれでいいのかという迷いもあり、気が晴れません。

攘夷派の志士たちは大喜びで、周布さまは喜びの宴を開き(長州藩士は藩の金で飲みすぎだろう)、その席で辰路は久坂を籠絡します。

●長州では、海に面した萩から内陸の山口へ藩庁を移すことになります。

久坂は攘夷の準備のために萩に戻り、その足で山口へ。

自分のところに顔も出さずに山口に向かった久坂に、文ちゃんはピンと来ます。後ろめたいことがあるからこないんだ、と。

●そしていつもの、伊之助に対する感情だら流しシーンが始まるんですが、いや今回はこれがすごかったです。

「たくさんあるんです、旦那さまに聞きたいことが。攘夷とは何か京で暮らして、あの人は変わってしまわれたのか。私の夫は今何をみて、何を考えていらっしゃるのか。どげんしても知りたいんです」

攘夷ってのはお前が心から慕っていた兄や、お前の大事な夫やお前が誇りと思ってきた塾生たちが、議論し実行するために、悩み苦しんでいたことだと思いますけど…

それを今更知りたいってあーた、そりゃひどい。

寅次郎も極楽でお茶を噴いたと思いますよ。凄いっていうか、ひどい。

ちょうど、公式HPでの井上真央のインタビューを読んだ後だったんですが、そのインタビューもひどい内容で、男性陣の会話は史実ではこうなんだみたいなことを熱く語っていて入っていけないけど、女性陣とは普段話しているようなことをはなせるので、女同士っていいと思いました、とか、文ちゃんそのまんまなんですよ。

井上真央の歴史への共感とリスペクトと知識のなさが、久坂文という主人公の造形を決定づけたんじゃないか。そんな気さえしてしまいました。

●で、攘夷とかなんとか言ってますが、一番聞きたいのは女のことっていうのも、一人の女性として当然なんでしょうが、なんだかなあって思いましたよ。ふう。

文、山口で藩主夫妻と知り合う

●そんわけで、伊之助に同行してもらい、文は山口に向かいます。

戦支度で慌ただしい山口。伊之助は久坂を呼び出そうとしますが、どうも久坂は下関に行っている様子。

しかし、殿に目通りが叶うかもと、待たされていた文ちゃんは、藩主の正室・都美姫さまに直接声をかけられます。

●文ちゃんが久坂の妻と気がついた都美姫が戦のことなんかをいろいろ尋ねるのですが、ここで神経が図太い文ちゃんは、「始まる前から負け戦という人もいて…」とうっかりしゃべってしまいます。

都美姫からの叱責を受けそうになったとき、「わしも迷うている」と助け舟を出したのは、藩主毛利敬親公その人でした。

●殿様は、松蔭の妹である文に親しく語りかけます。

見守ったり、見送ったりするだけの歯がゆい立場なのはわしも同じ、しかし…

「自分も迷ってばっかりだけど、前に進もうとする者の足を引っ張ることだけはしない」「見送るものとして、みんなが今生の終わりを迎えたときに生ききったと思えることを願って、心の中で声をかける。行け、輝け、とな」

北大路欣也さんの大物オーラが、文・井上真央を圧倒したところだけは小気味よかったです。

でもさ、文ちゃんの立場が殿様と同じようなものみたいな扱いは、いくらなんでもないだろー…

●感動の余韻が抜けない文ちゃんの前に、いつの間にか久坂玄瑞の背中が眼に入ります。

ここは前のシーンのあまりの衝撃に、ちょっとどういうつなぎでこうなったのかわかりませんが、今回2回目の文ちゃんのターン開始。

涙ぐみながら、もうあなたに言うことは何もありません。あなたを待ちません。貴方という人を夫に持ったことが誇り、ご武運をと告げるのでした。

ごめんなさい、もう、わらっちゃってまともに見られませんでした。

文ちゃんが悩み苦しんだの末にこの境地にたどり着いたみたいな感じでしたけど、今週ちょっとオロオロしてただけですから…

●長州藩は関門海峡を閉鎖し、通りかかったフランス船を砲撃。日本でただ長州藩のみが本気で攘夷を決行したのでした。

安倍晴明が袖から鳩を出したときと同じくらい

どうでしたか? 凄まじかったでしょう。

いやーもう終わってるね。

大昔、稲垣吾郎が民放の時代劇で安倍晴明をやった時に、袖から鳩を出す手品を披露して、公家衆からさすが当代一の陰陽師よと拍手喝采を受けるシーンを、なぜか突然●十年ぶりに思い出しました。

それと同じくらいの衝撃だったということで…

だって、攘夷ってなんなのか知りたい、ですよ?? えー!? あんたが長年面倒みてきた人たちが何を学んで議論していたのかって膝を詰めて問いただしたいですよ。

いやーすごいなー。これからどうなるのかなー(棒)。アデュー!

スポンサーリンク
ad

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
ad