真田丸 第二十九回「異変」レビュー〈1〉夫婦の絆というか、真田丸美女充の前半。満足。

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予告では「夫婦の絆」を描く、と言ってましたが、蓋を開けてみれば真田丸を彩る美女たちが次々にフューチャーされる眼福回でした。

おじさん大河として、かっこいいおじさんたちの競演が見所と言われる真田丸ですが、美女たちも素晴らしい。

後半の醍醐寺の花見のきらびやかな描写を見て、秀吉の気持ちめっちゃわかるわ!!と力強く思いましたが、そんな美しく強い女たちとは裏腹に、老い衰えていく秀吉…重い。

というわけでレビューに行ってみましょう。周回遅れでほんとごめんなさい💦

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祝言(10年振り二回め)

●信繁の元に、大谷吉継の娘・春が輿入れしてきます。可憐なお姫様で、信繁は見るからに満足そう。思えば梅ちゃんを亡くしてから10年、天下人の馬廻衆という重要な役職にもかかわらず、放置が長かったのは秀吉の意向で、春が嫁入り年齢になるまで待ってたんでしょうかね。

本多忠勝、大谷吉継が身内になった、これで戦になったら真田は誰にも負けんぞ!とパッパはオールドタイプらしい喜び方をしますが、舅たちが決して主君を裏切ることはないことを知る息子たちは、パパの喜びをさらっと流します。

●信幸・信繁は春の支度が整うまでの時間に、母親の出自についての疑問を父親に正します。

ここで薫マッマの正体の種明かし。

マッマは菊亭晴季卿の娘ではなく、晴季卿の母親の侍女でした。公家ではないものの、下級貴族の娘なんでしょうね。公家の出と偽ったのは、パッパの箔付けとマッマの虚栄心のマッチングでしょうか。やだ、すごくお似合い。

(下級貴族といっても無位無官の家というわけじゃないんでしょうが)

どちらにしろ、子供達に本当のことをバラしたのが昌幸と知られたら、パッパはマッマに殺されるそうです。怯えるパッパ。

●とかなんとかやっっているうちに、新妻の春ちゃんの支度が整い、家族にお披露目となります。

義父母・兄夫婦とも紹介しあうのですが、稲姫一人が徳川方であるためにアウェイ感があります。稲もわかってるのか、「私は前の奥方様に似ていますか?」とおこうさんがいる前で軽くジャブをかましたりもして。

で、まあなんのかんのと家族で宴会に突入。

真田の郷にいた頃は、内内と言っても近所の国衆や郷の人が来てくれてましたから、それと比べるとなんとなく寂しい祝言です。それでも真田家は弟が結婚すれば喜んで祝うという、普通に健やかなおうちで安心しますね。

●その夜、信繁はお梅ちゃんのことを春に話します。「お前のことは大切にするが、私がお梅のことを忘れることはない」という信繁に、春は大谷刑部の娘らしく、賢く対応します。

「本当のことを話してくださってありがとうございます」「手を繋いでもよろしいでしょうか」と、どこまでもコミュ力が高くてかわいらしい春ですが…

自分の死後

●真田家は家族が増えて幸せが続く一方、秀吉の方は次第に体の衰えが顕著になってきます。

ある夜、寝小便を漏らしてしまった秀吉は、すっかり気が弱くなってしまい、自分の死後のことを石田治部に託します。

自分の死後は秀頼が成長するまで関白をおかず、石田治部ら奉行衆の合議制で政権を運営せよ、そして、「日ノ本のこと、豊臣のこと、秀吉のことをよろしく頼む」という秀吉に、治部はクールに「寝小便くらいで弱気になられては困ります」と言うのですが、これは彼なりの必死な励まし。もうホント嗚呼。

●ちなみに、秀吉が寝小便を漏らしたお褥は、宿直してた片桐さんのとお取替え。ここの小芝居は省きますが、片桐さんが最高に可愛かったので、箱丸かオンデマンドを見るべし、見るべし、見るべし。

●信繁は秀吉の衰えを心配して、三成と話します。しかし三成は、以前もそうだった、前から変わりない、と秀吉の変化を認めようとしません。

話を変えたい三成は、信繁の新しい奥さんの話に。「春は悪い娘ではないが、あれは苦労するぞ」って意外とぶっこんでくるな。

●その頃、きりちゃんはお寧さまが自ら生煎餅を作るのをお手伝い中。

秀吉が若い頃に好きだったものを食べさせてやりたいとニコニコする寧と、二人の男を失って失意のズン底にあるきりちゃんの対比。

元気のないきりちゃんですが、寧の侍女わくさ(小西行長の母、マグダレナですね)から、細川忠興の奥方に届け物をしてほしいと頼まれます。

きり、キリスト教との出会い

●そんなわけできりちゃんは、大工の吉蔵さんを訪ねて普請中の伏見城へやってきます。

伏見城では信幸がお城の改築プランを考えて四苦八苦。パッパはお得意のお城の建築設計ですが、信幸はその辺はてんでダメなようです。

●きりが訪ねた大工の吉蔵というのは、後の日本26聖人の一人、フランシスコ吉のことでした。

吉蔵が細工した木造の小さな十字架を受け取ったきりちゃんは、細川邸に向かう前に真田邸に立ち寄ります。

薫に挨拶して信繁の結婚式を欠席したお詫びをしたついでに、伏見城の普請場に昌幸がいないことをバラし、初対面の春からは「どこに行ってもうっとおしいきりさんですね!お会いしたかった」という言葉を引き出して、三成の立てたフラグを補強。

これまで完全無欠の美少女だった春ちゃんを「私とお梅ちゃんの良いところをすべて兼ね備えている」と不穏に評価することで、さらなるフラグを立てていました。さすがはきりちゃんです。仕事に間違いがない。

●で、その頃、パッパ昌幸はまさに吉野太夫と昼日中からイチャイチャと浮気中。

美妓の手を引いて「お天道様がなんぼのもんじゃい」と迫るダメ男に、控え室の出浦様が「俺たちの殿はどこへ行った」と自棄酒を煽ってます。

怒涛の長男家

●というわけで、きりちゃんから普請場に昌幸がいないことを聞いた薫様は、それだけでパッパの浮気を嗅ぎつけます。

マッマは、まずは一緒に普請場に同行していることになっている真面目な長男を問い詰めるのですが、父親に押し付けられた仕事がうまくいっていかずにフラストレーションを溜め込んでいた信幸はなんと母親に逆ギレ。

●で、イライラが収まらないまま、前の奥さんの部屋に忍んで逢瀬を持つのですが、嫌なことがあると女性に逃げるところが父親とそっくりで、笑っていいのか笑えないんだか。

(そうか薫に切れたのは後ろめたかったからか)

しかし、信幸はその帰り道に正室にとっ捕まってしまいますww

こんな屈辱はない、父に言いつけるという稲ちゃんでしたが、父に(あのあまりに恐ろしい舅に)黙っていて欲しかったら抱いて!と、手のひらを急旋回して信幸に迫るのでした。ちょ、怒涛ww

●あー一晩に二人とか、多分、信幸兄上の寿命からしたら全然余裕じゃないでしょうか^^

●楽しい長男家に和みます^^

●場面が変わって今度は政治パート。大阪城に徳川家康が呼び出されます。

徳川内府への怖れ

●家康を大阪城に呼び出したのは石田治部でした。

治部は、秀吉がしっかりしているうちに、豊臣政権を支える上級官僚である奉行衆による政権運営を家康に通知させ、運営に協力するようクギを刺しておこうと考えます。

●ところが秀吉は、自分の死後は家康を中心とした大名たちによる合議制で政権を運営して秀頼を支えていってほしいと言ってしまうんですね。

●三成は、自分が思っていたよりも秀吉の衰えが進んでいることに驚きます。しかし、まさかこんな大事な場面でやらかしてしまうとは…

さらに言うと、秀吉が内心どれだけ家康を怖れていたか。非常によくわかるエピソード作りがすごくうまい。

といったところで、〈2〉に続く。

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