真田安房守被害者の会 List 07・直江 兼続 殿

上司・上杉景勝が真田家に何かを売りつけられるたびに、「御屋形様、いけません」と即座にクーリングオフをかける。

主な被害は「仕事が増えた」こと。

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画像転載元:nhk公式サイト

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有能すぎるがゆえに、混沌と手を結ぶ人

真田昌幸と同盟するもスカっと黙され、それにもかかわらず援軍を頼まれ、さらに配下に加えろyesと言うまで頭を下げ続けるからなと喰い下がられる、そんな上杉家を守護する人。

領国内の国衆の反乱という泥沼を片手に抱えながら、真田が売りつけてきた高級布団を厳しく吟味し、時には内容を難詰し、時に仕方なくお買い上げと、右に左にさばいてみせるのだから、ド有能である。

よって他の被害者のように心を抉られたり、失脚したりしない。

しかも、有能の上に「御屋形様の御為」というブレない軸を持つ直江殿は、可愛げと切れ味とずうずうしさで攻めてくる破滅型天才とも手を結んでしまえるという強みを持つ。

被害無しとはいかないが、真田安房守被害者の会に加えて、関白豊臣秀吉被害者の会にも加入したにもかかわらず、「仕事が増えた」くらいで済んでいるのは、さすがという他ないだろう。

真田の被害も豊臣の被害も、いざとなればスパッと切って見せる彼は、ただ一人の上杉景勝被害者の会会員なのである。

そして実はそっちの被害は結構甚大だ。

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家臣大河

真田昌幸タイプのThe 戦国武将であった長尾為景(上杉謙信の父親)の下克上から、長尾景虎=上杉謙信を経ての上杉景勝という変遷は大変興味深い。

というか十分、大河ドラマ「上杉三代(四代か)」もいけるレベルなんだけど、その前に「天地人」としてこの人が大河の主役に立ち、家臣ものの大河ドラマはあかん、と世に知らしめた意義は大きいのではないか、と思っている。

どんなに優秀な人物であっても、家臣である限りステージの立ち位置が低い。

ドラマのスケールが小さくなり、それを補うために主人公の無闇な持ち上げが増え、見ている方の気持ちを萎えさせてしまう。

家臣大河のその構造的弱点を、「上司を裏切る」「(心情的に)上司を見捨てる」というネガティブな趣向でカバーしたのが「軍師官兵衛」の活気的なところであったが、残念ながら、それは直江兼続には決してできない芸当であった。

(官兵衛ちゃんは残念なところも山ほどあったけど、家臣大河に新たな道を開いたところはもっと評価されるべき)

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御屋形様が大好きすぎますからね…

直江兼続という人は、上杉景勝公あってこその人なのである。

村上兼続

真田丸が始まった時には、主君・上杉景勝と同じく、すでに怒涛の人生の荒海に船出して、波をさばいていた直江兼続。

彼は御館の乱から新発田の反乱、織田との決戦未遂、天正壬午の乱、会津移封、関ヶ原、大坂の陣を乗り切り、最後の最後まで船の舵を離さずに嵐を渡りきってみせる。しかも内政まで一手に引き受けながら。

直江兼続というのは、有能を形にしたような人物でありながら、閻魔様へのお使い、直江状などのおもしろいエピ満載の濃ゆい歴史的人物なんだけれど、これまで映像作品の中では納得のいく描写がなかった。

それを村上新悟さんと真田丸がついに映像化に成功した。

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