真田丸 第二十六回「瓜売」レビュー〈1〉唐攻め、名護屋城。茶々の再びの懐妊、秀次を襲う恐怖。

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真田丸は全五十回予定なので、第二十六回から後半戦です。

当初はあの怖い秀吉がだんだん耄碌して判断力を失っていき、朝鮮出兵や秀次事件を起こすのかと思っていましたが、どうもそうではないようです。

そして信繁の後の嫁たちが勢ぞろい。後半は信繁の嫁、家族が大事な物語の要素になるのでしょう。

というわけでレビュー、サクサクと言ってみましょう。

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“時の翼に乗って”

●鶴松を失った秀吉はショックから立ち直れません。甥の秀次を養子にし、関白の位を譲って隠居することにします。

信繁もお役御免を言い渡されるのですが、打ちひしがれた秀吉の姿を深く心配し、信繁はそれを断ります。「嬉しいことを言ってくれるのう」と泣き出す秀吉が、弱ってて、哀れで、もう開始1分で涙腺崩壊ですよ。

●茶々も未だに蒼白です。しかし、秀吉と茶々には「子の死」が共有されるんですね。絆を深める夫婦。ここで当然のことながら実事がありましたね。

●関白を継いだ秀次は大変張り切っています。

就任したばかりでチヤホヤされる時期ということもある。

関白になった時にきりが「側室になって欲しい」という秀次のプロポーズに返事をするという約束もある。

秀吉からのプレッシャーからも少しだけ解放されている。

●秀次はきりを自分の側室たちを紹介するんですが、それがまあ、よくもこんなにも、という数の多さで、10人以上でしょうか。部屋いっぱいに高貴な女人が並ぶ様は絵巻のような美しさなんですけども、後々の秀次の眷属みな殺し事件を想起させるので、なんとも…

てか、どう見てもその前振りです。本当にありがとうございました。

文禄の役

●穏やかに権力が移譲されていくのかと思われましたが、秀吉は突然、唐に攻め行ることを決め、三成に準備を申し付けます。

控えていた信繁は「隠居するのではなかったのですか」と驚きますが、秀吉はどこ吹く風。

「唐と挑戦を支配してわしは大王になるぞ〜」ウキウキです。

●それを聞いた刑部が「殿下は頭がおかしくなってしまわれたのか」と、大変怒ります。大坂編の最初の頃、秀吉が朝鮮侵攻まで視野に入れていることを治部・刑部コンビは否定的に考えている感じではなかったのですけど。

しかし、「太平の世を維持するために武士に唐攻めという仕事を与える」という秀吉の考えを知ると納得して怒りを引っ込めます。

秀吉は頭がおかしくなったどころか、一層キレッキレでした。

背景の論理に納得すれば従う、合理主義者の大谷刑部さんらしくてちょっと笑った。

●というわけで、朝鮮半島に渡航するため、壱岐を望む地に肥前名護屋城が築かれ、大名たちが集められることになります。

真田 in 肥前名護屋

●真田家も当然召集され、昌幸、信幸、信繁の親子三人が久しぶりに揃います。

●信幸は沼田藩主として、真田昌幸嫡男としてではなく、独立した大名として召集されていまして、昌幸はそれを「鼻が高い」と殊の外喜びます。

●唐攻めなんて興味もないし、一文の得にもならないという昌幸に、信繁は秀吉の言葉を思い出して微妙な顔をしますが、「おかげで久しぶりに親子三人で過ごせる」という言葉には嬉しそうにうなずきます。

もっと子供だった頃は兄弟揃って「はい!」と元気よく返事をしてたと思うけど、春日信達謀殺後の浴衣パパ上とか、いろんな走馬灯がきっと………………いやまあ、胸が熱いよね!!

(今も、浴衣姿でこざっぱりした父親にドン引きする息子達の顔が忘れられない)

昌幸は屈託無く息子たちに愛情を注ぐ父親なのですが、でも息子達に対する態度は変化しています。今は、決して子供扱いせず、敬意や友情めいたものも含めて一人の大人として息子達を扱っています。立派です。

●その夜、真田家は加藤清正公の宴席に招かれるのですが、困ったことに信幸は舅殿にも誘われていました。

忠勝も恐ろしいけれど、清正もかなり危ない男と聞いた信幸は、徳川の宴席を仮病で辞退することに。

しかし忠勝に「遅くなってもいいから後で顔を出せ。儂の顔を立ててくれ」と言われてしまい、律儀な信幸は宴席のはしごをすることになります。

●清正は人の頭ほどもある朱塗りの杯でグイグイやっちゃうわ、キャバ嬢接待を始めるわで、もうやりたい放題です。あ、でも多分本人的にはむっちゃ真田を歓迎してるんだと思いますけどww

●徳川家康と本多忠勝の方も「我らの婿殿が帰ってきてくれましたぞ!」と、若い子がきてくれて嬉しいおじさんたちのキャッキャッウフフで和むんですけどねw

●まあでも一番の和みは、本多忠勝、矢沢頼綱、そして今度は加藤清正と、なぜか当代随一腕っ節を誇る面倒くさい武将たちに何かと絡まれる兄上の存在ですけどね。

●昌幸たちが九州に移動するのと入れ替わるように、きりが久しぶりに上田に戻り、父親に秀次の件を報告します。

内記はまさか関白の側室に望まれている話とは思わず、お前に信繁の子を生んでもらうのが儂の悲願なんじゃ!と騒ぐんですけど、相手が関白と聞いて手のひらを返します。

父親の許しを得ていよいよきりちゃんにフラグが…!ぎゃー!

茶々と春

●治部刑部は兵站仕事に大忙し。船を手配し、第一陣の加藤清正らを朝鮮半島に送り込み、清正は釜山から慶州まで順調に勝ち進みます。

秀吉もやってきます。

秀吉の韓渡りは戦況が落ち着いてからということで、秀吉はしばらく名古屋に滞在することになります。

●名護屋城には大名たちは家族を呼んでもいいことになっていまして、茶々も呼ばれてきています。

鶴松が死んだ時、寧にすがって子供のように泣いていた茶々は、感情が解放されたせいなのか、本性を隠さなくなり、姫路城の長壁姫か、会津城の亀姫かというくらいの、超然とした美しい女になっています。

●茶々と信繁が話をしているところに、大谷刑部の娘・春が通りかかります。春ちゃん、シャラララ〜ンという可愛らしいサウンドエフェクトとともに初登場です。

●で、茶々と春、この二人が見事に対称的なんですよね。

信繁が拒否した女と、信繁の正室になる女。

幼い頃に父親を失った孤独な娘と、がっつり父親の庇護を受ける娘。

愛くるしい妖精のような娘と、妖怪じみた美しくも恐ろしい女。

●後々の信繁との関係はともかく、茶々は春という娘が自分にないもの、自分の欲するものを全部持っていることを瞬時に理解し、なんとも微妙な表情を見せます。

茶々も実家が滅びさえしなければ、両親の庇護のもと、聡明で美しい姫君として似合いの年恰好の男と一緒になることもできたでしょうにと思うと、恐ろしいけれど、切ないんですよね。

秀次と茶々の懐妊

●治部と刑部が朝鮮に渡って少しして、茶々の懐妊が明らかになります。

秀吉は大喜びしますが、知らせを受けた寧は微妙な顔。

赤子の出産が間近い秀次は、もし茶々の子が男の子で、自分の子も男だったら、秀吉は自分たちを放ってはおかないと恐怖を隠しきれません。

ほんのすこし前、自分の子が男だったら、豊臣の血を引くものがこの日の本を治めていくことになると喜んでいただけに、きりちゃんは秀次の豹変に驚きます。

秀次は喘息のような発作を起こすんですが、それだけで彼がいかに秀吉を恐れて生きていたか、きりちゃんにはわからなくても、視聴者には理解できるように表現されます。

●茶々は出産のために大坂に戻ります。

といったあたりで〈2〉に続く。

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