アメリカの外交に学ぶ。交渉に負けた時の引き際と次への備え。

コミュニケーション下手で、人と交渉したり、断ったりするのが苦手なので、「片手で握手しながら、空いた方の手で殴り合う」と言われる国同志の「外交」がすごく興味深いです。
外交ウォッチ–私の場合は知識がないので外交妄想といった方が正しいですが–そんな趣味の妄想に日々励むのも、タフさを身につけたいという気持ちから。

AIIB騒動の時のアメリカさんはずいぶんやられていましたが、学ぶところもいっぱいでした。

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負ける時でもガツンと仕掛ける

アメリカは、AIIBの参加見送りを各国に求めましたが、あんまり効果がないだろうこと、特に中国への傾斜を深めていく韓国を止めようがないことは予想していたと思います。
昨年夏に、日本の集団的自衛権に中韓が一緒に反対声明を出したときに、韓国とはいずれ衝突すると見切ったのではないかと。

しかしだからといって、突然同盟国を放り出したり、あからさまに罵ったりすることはできないので、タイミングを待っていた。それが2015年3月でした。

「民族感情は悪用されかねず、政治指導者が過去の敵を非難し、安っぽい拍手を受けることは容易なことだが、そのような挑発は発展ではなく麻痺をもたらす」というシャーマン発言は、アメリカの本音とも思える内容であるだけに強烈でしたよね。
韓国もこういう批判を、同盟国からの真摯なアドバイスと重く受け止める、くらい言えるようになれば見込みがあるんですけど。
相手が離れていくであろうちょっと前に、しっぽを掴まれないようなやり方で言うという慎重さと、タイミング見極め力も見習いたい。

引く時は早めに、引きすぎと思われるくらい引いておく

AIIBの設立に主要先進国が参加する流れを止められないとわかってからは、びっくりするくらいサーっと引きました。あとが恐い。
私のような人間は、ついつい最後まで諦めずにがんばるのが正しいことだと考えてはウダウダしたり、取り繕ったりしてしまうんですが、それは下手であることがよくわかりました。
だめだコレと思ったらすぐにさっと下がって、下がった後は堂々としていればいいし、そしてこっそり次に備えればいい。
今回はこれをすごく学んだと思います。

遠くを見ることをわすれない

やられてやり返しても、またやり返される。それが外交で、人生も同じ(ちょっと恥ずかしい言い方で照れる)。
アメリカの場合、すごくシンプルに言うと、太平洋に自由にロシアと中国を出入りさせないことこそが国防上の重要事項で、それをちゃんと理解しているから、韓国が中国に傾斜しても問題が大きくならないよう、これまでも手を打ってきているんですね。
日本との連携を強めたのもその一つ。
ライバルの攻撃により、思わぬ事態にになっても、表面上だけでも落ち着いて対処できるのは、自分が本当にすべきことがわかっているから、そして一度の負けですべてが決まる訳ではないことを知っているから。
この精神の強さ、勉強になります。

まとめると

  1. 慎重さ・洞察力
  2. 引き際の良さ
  3. 根回し力

こんなところでしょうか。うーん、タフになりたい!

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