真田丸 第四回「挑戦」レビュー〈1〉真田父子、諏訪へ。パッパと家康の戦いが目に焼き付くよPONPOKO。

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織田に呼び出された昌幸パッパは、源次郎を連れて諏訪に向かいます。

己の能力を尽くして生き残りを計るパッパは、やる気満々でウッキウキ。しかし、現実はそんなに甘いもんじゃなかった、というお話。

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決して下手に出るな

●諏訪で織田信長が本陣を構える法華寺に出頭した真田親子。

昌幸は源次郎に「我らは負けた訳ではない。決して下手に出るな。これもまた戦じゃ。父の戦いぶりをしかと目に焼き付けておけ」と申し付け、会談に挑みます。

が、もちろんすぐに会ってもらえるなんてことはないわけです。外交も戦争ですから。待たせられるだけ待たせて疲弊させておくのが常道。

特に今回は、室賀正武が昌幸の偽密書を土産に織田に臣従してますので、そりゃあ待たされるでしょうってなもんです。

パッパはそんなことはお見通し。室賀にも笑顔で挨拶の上、「あの密書を奪ったのは室賀殿か?」などとカマをかけたりしつつ、鷹揚に呼び出しを待ちます。

パッパ的には、信長のような男は、目的のためならリスクを取るだろう→自分みたいな有能な人間は使い道があると判断するだろう、と踏んでるんですね。

●その頃、穴山梅雪も法華寺に来ていました。

梅雪は自身を調略した家康に、信長への取りなしを頼みます。梅雪は、織田に臣従を願い出た小山田信茂が武田の裏切り者として斬首されたため、自身の取り扱いがどうなるか、非常にナーバスになっています。

家康は表向きは梅雪を歓迎して受け入れるんですけど、本音では腹立たしく思ってまして(第二回のとうり)、ついつい、「我らの調略を受けて裏切った穴山殿と、自ら武田を裏切った小山田では、同じ裏切り者でも格が違う」なんて思い切り嫌悪感をにじませた嫌みを言ってしまいます。

ファーストコンタクト

●退屈した源次郎は織田軍の様子を見物してまわることにします。

ここで弓の手入れをしていた徳川勢と源次郎がファーストコンタクト。

弓は手入れが行き届き、指図がよく守られている、と徳川を褒めながら、「しかし我が真田はもっと先を言っております」と、弓の台に滑車をつける工夫をひけらかす源次郎。

後年、信繁が過去の自分の稚気に苦笑するようなシーンがきっと差し込まれるんでしょうね。仕込み仕込み。

一方、他家の(しかも同盟関係にない)子供の話にも耳を貸す家康・忠勝の度量も示されます。

●そこに昌幸が源次郎を探しに現れ、知らない人(でもない、パッパは家康の泣き顔は忘れないと言っていたので)と迂闊な口を聞いている息子を咎めます。

「チョロチョロするな」と現れたパッパはまさにパッパ。

(なぜ男の子はいつもチョロチョロしてしまうのか)

源次郎は「父上に言われたくありません^^」「徳川様でしたか、もっと下の人かとテヘペロなどなど、調子に乗り放題です。

ここはこの後に予定されている織田信忠の詰問を、昌幸なら余裕で乗り切るだろっていうミスリードの効果をあげるために、源次郎が無防備且つ子供っぽいテンションで、家康は1〜3話までの駄目家康で描かれます。

このあとまったくそんなことはないことが明らかになるんですけどね。

●でもその前に、息抜き的に真田の郷に残された長男にカメラが移ります。

女子が集まって猿芝居

●信濃で留守を守る長男は、パッパと弟を心配しすぎて挙動不審になってます。

イライラがピークに達した時、長男は梅の案内で人目をはばかるように屋敷を出て行く長女を見つけてしまいます…茂誠だ、とピンと来ちゃう長男。

●源三郎の読みどおり、松と梅は広瀬大尉…じゃなくて作右衛門の用意した茂誠の隠れ家へ向かいました。

あとをつけていた長男は、何故か逆上して、茂誠をふん捕まえてパッパにさしだしてやる!くらいの勢いで隠れ家に踏み込みます。

松と梅は茂誠を隠し、実は男子禁制☆女子だけの四方山話の会をやってるんですよ〜〜っと長男をごまかします。

突然現れたきりも加わって、3人でお握りをぱくぱくしながら、たあいない、くだらない話をとーっても楽しそうにですね…

●源三郎は追求をやめて立ち去ります。

もちろん「猿芝居」に騙されたわけじゃなく、自分の心の焦りや不安を松と茂誠にぶつける間違いに、自分で気がついたせい。

源三郎は真面目だけど器量の大きいところがあり、こういう時、ちゃんと自分の行動を見直して、修正できるタイプなのです。

こういうタイプが出世するのよー(おばちゃんの井戸端会議風に)

●帰宅したきりちゃんは、父親の高橋内記から「同じ真田の家臣といっても作右衛門は足軽。うちは武家。身分を考えた付き合いをするように」と叱られてしまいます。

女子会で、かかとがガサガサしているのが悩み、と打ち明けたきりちゃん、どうもほんとにガサガサなようで、それは多分、源次郎に片思いしていること、幼なじみとの付き合いをそろそろ改めなければならないことと、無関係ではないのよね。

昌幸vs家康、ファイッ

●昌幸はようやく織田信長の嫡男、信忠公への目通りが叶います。この信忠を納得させなければ、信長には会えない。

信忠はいかにも武闘派の王子様といった風情の、知勇兼ね備えた武将です(まだちょっと線が細いんだけど、そこが若々しくていい)。

でもパッパの敵じゃありません

織田に臣従を願い出ながら、上杉にも忠誠を誓う、この2通の手紙はいったいどういうことやねん? と突っ込まれたパッパは

「方便です」

「こちらに出向いている間に領地が上杉に取られるかもしれない、それを防ぐための時間稼ぎ」

「か弱い国衆が生き残るためには必要な知恵」

「その密書が上杉に届いてないとか大問題。今頃真田が攻められてるかも」

「むしろ織田は責任とって真田を守れ」

と、すっとぼけ→逆に真田を守るよう迫る始末ですげえわ。

●このままパッパが信忠を押し切るかと思われたところで、おもむろに徳川家康が割って入ります。

家康は昌幸の思惑をすぱっと見抜き、「この書状は最初から我らに読まれることを見越して書かれた偽物でしょ、自分の価値をつり上げるために芝居を打ってるんでしょ」と昌幸に迫ります。

しかも、本当に上杉が真田を誘ったのかどうか、今ちょうど直江兼続が来てますので確認させましょう、わたし上杉とも割と懇意ですし、とカマをかけてきます。

パッパがあの泣き顔を忘れないなんて言ってる間に、立派な狸に育っていた家康。

パッパもいつの間にか顔が本気になってて…

と、中途半端で申し訳ないけど〈2〉に続く。

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