真田丸 第三回「策略」レビュー〈1〉ホームドラマと陰謀とめくるめく徳川コントがいい仕事してるMIX。

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真田の郷に戻ってきた昌幸たち。

テンションの高かった1〜2回と違って、ホームでリラックスした真田家の日常、周囲の国人衆との対立と交流が描かれます。

でもパッパは相変わらず切れっ切れ。ま、そのへんは〈2〉でネ。

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とりあえずホーム・真田の郷へ

●信濃に織田の軍勢が迫る中、昌幸は岩櫃城を出て真田の郷に戻る事にします。

一家揃っての帰国に、住民たちは喜び、領主一行を出迎えます。

ここはさらっとした短いシーンでしたけど、素朴できれいな農村に、着物姿の一団がとことこ進んで行く姿がとっても美しくてなんとも可憐でした。

まだこの頃の信濃は中世なんですよね。すごく良い意味でね。

第四回以降でてくるであろう、安土との対比が狙いなんでしょうけれど、ロードオブザリングのホビット庄のシーンみたいでした。

●昌幸は軍議を開き、実弟の信尹、叔父の矢沢頼綱らと今後の相談をします。弟も叔父さんも出来る人なので、パッパは至極満足そうです。

ここで判明したこと:「乗るか反るかは当家の家風」。

そうか、家風じゃしょうがないな。家風じゃ。

弟たち、兄たち、男たち、女たち

●次男の源次郎は軍議に呼ばれておらず、好きな女の子へのプレゼントに結ぶリボンを選んでたりしてます。

長男の源三郎は軍議に呼ばれてるのですが、源次郎はこの時点ではおまけ扱いなのね。まあ当時としてみれば当然なんだけど。

●そこに軍議を終えた叔父の信尹が、甥の顔を見にやってきます。

北条とつなぎを取ったり、交渉したりする有能な叔父さんは、「わしはただあの人(昌幸)の手足となり、あの人の望みをかなえるだけ」と語り、それを聞いた源次郎は「叔父上は私の憧れです。私も兄にとってそのような弟でありたいと思います」と、弟としての生きる道を語ります。

しかし二人とも最後は兄と袂を分つので、なんとも切ないやり取りとなりました。

というか、信尹おじさんは、徳川に仕える事になり、大坂夏の陣の後、信繁の首を確認する方なんですよね…ほんと戦国時代って大変だよ;

●源三郎は病弱な正室を見舞います(ギャグです)。

●パッパは小県の国人衆をまとめて、織田と交渉して周辺の国人衆ごと家臣に抱えてもらおうと考えてます。自分一人じゃ織田に相手にされないと踏んでるんですね。

腹心の高梨内記と後を打ちながら、作戦を練りつつ「儂に任せとけい」なんて、パッパは今日もかっこいい。

●マンマの薫は、今日も着物の整理と手入れに余念がありません。

とり様が呆れて、まだこんなに持ってたんですか、と突っ込みますが、非常に嬉しそうに、百姓たちにくれてやったのはほんの一部でございます〜^^とか天然ぼけしてました。

二人は、松の夫、小山田茂誠のことを案じます。薫「生きてて欲しいものですが…」とり「死んでますね(ばっさり)」

徳川コントが絶好調

●その頃、高遠城を落とした家康は、戦の後片付けを指揮しています。「矢は全部抜け、血は拭け」などなど事細かに、そりゃもう必死で。

なぜならこのあと、織田信長が諏訪入りするからです!

「信長公はきれい好き!!」とかもう大笑い。

社長が支社を訪問する前に、掃除と片付けするのが仕事って言う社長戦略室の室長か!(多分日本の企業の闇をギャグ化)。

高遠城は織田軍とまともに戦った唯一の城と言ってよく、激戦の後を表現するように死体もゴロゴロ…あーー久しぶりに見たわ、こういうあって当然のシーンをちゃんと入れる配慮。

●そんな家康を、本田平八郎が場外に誘いにやってきます。いわく、城主・仁科盛信が自害しているのを発見した。見事に腹を切った仁科は敗戦の将とはいえ、立派な武士。そんな武士の自害の跡に参るのも生き残った者の勤め、みたいな…

「血の跡も見事なもので」と言われて「うっ」と来る家康ですが、平八郎の空気の読めなさと押しの強さに、城の外に連れ出されてしまいます。

「城の外は危険かもしれないし…」「平八郎がいれば心配ございません」と、正信にも背中を押されw

露骨に平八郎(本多忠勝:藤岡弘、)が苦手でビビリーな家康が大変かわいらしく、微笑ましいですね^^

●しかし、大量の血痕(テレビドラマなので実際は大した事ないのですが)を見たくない家康は、勝頼の首が京都で晒されたあと、引き取って供養するよう正信に命じて、平八郎をごまかそうとします。

(あと勇猛で知られた武田の有力な遺臣を味方に取り込むためですね)

そこになんと、突然、小山田茂誠が通りかかってしまいます!! 茂誠兄、生きてた! 生きてたけど、本田平八郎が〜〜〜!!

●家康を守るために裂帛の気合いを込めて刀を振り上げる戦国最強の武将・本田忠勝!! 驚いて腰を抜かす茂誠兄!! 藤岡弘、さんと高木渉さんの顔芸対決が最高潮!!

それを見て「ひいいいっ!」とビビる家康。

が、次の瞬間にはビシっと扇で平八郎を止めて「戦はもう終わった」「(茂誠兄に)行け」

…という、徳川コントがすばらしすぎて唖然。

なんだこれはww

このシーンの徳川家康は、年若い敵を見逃す高潔な武将…ではなく、目の前で血が流されるのが嫌なびびりのおっちゃんでしたw

藤岡弘、さんの平八郎も期待通りの強さ&おもしろさ。真田と徳川で違う笑い。いやー、これは楽しいわ w w

パッパは信濃の国衆をまとめようと

●一方、パッパは近所の国衆を集めて、みんなで織田につこうや、わしがみんなの代表として命をかけて織田と話してくるから、と説得します。

しかし国衆は別に昌幸の配下でもなんでもなく、小領主としてみんな対等。

特に室賀正武は徹底的に反発し、「わしらはおぬしの家来ではない」と取りつく島もありません。

●同席していた源三郎は「父上は私欲を捨て、皆のために言っているのに、なんでそれがわからないのか」と憤ります。

が、パッパはあっさりと「織田がわしを総代と認めれば、小県が儂のものになったのに」と本心をだら漏らし。草刈正雄と三谷幸喜は、こういう日本の正しい腹黒親父が見たかったと日本人に気づかせてしまったわね。

●父上はしょーがないので、別の手を考えることにします。

●ところでこの国衆の会合で、甲州透波の頭領・出浦昌相が登場するんですが、怪しさとラスボス感満載でした。

真田丸は人的ネタが豊富すぎて…去年のアレはなんだったのか。

…と、花も何も燃えないまま灰になったドラマに思いを馳せつつ〈続く〉…

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