真田丸第一回「船出」レビュー〈2〉史上最も気高い勝頼公に心がデトックスされた。

sanadamaru_bnnr1

前回の続きです。さて、今度はまとめるぞー。

スポンサーリンク
ad

梅雪の寝返り

●48年ぶりの浅間山の噴火を呆然と見上げる昌幸と源次郎。

昌幸は「言っちまった〜〜…」と言葉もありません。草刈りさんの呆然とした表情、最高でした w w 「火山ですから^^」と源次郎はナイスフォロー^^。

しかも次の場面では、あの穴山梅雪があっさり徳川に寝返りです。いいテンポw

●さすがに動揺を隠せない武田家臣団。

実は新府城はまだ城としては完成しておらず、守りに隙がある…ということは、城を造った昌幸自身が言っていましたし、みんなそれは知っていたんでしょうね。

かといって、進行してくる織田勢への対策はノーアイデアです。

武田家は、長篠の合戦で有力家臣をことごとく失っていまして、こういう場面でその人材の層の薄さや結束の弱さが出てきます。

●先行きの見えない軍議の中、昌幸は、自分の岩櫃城に入城することを献策します。

天然の城塞である岩櫃城周辺の地理を活かせば篭城が可能。信玄公直伝の自分の軍略なら義昌の首を取ってみせる。「この安房守がある限り、武田は滅びません」とまで言う昌幸の説得に、勝頼は頷きます。

見ている方は「武田は滅びるぞ、儂は武田を見捨てる」という昌幸の言葉をすでに聞いていますし、義昌の首をとる→織田には勝てないって解るので、昌幸がどんなに真摯で、誠実そうに見えてもこれが「小芝居」ということは解ります。

浅間山も噴火してますし。

でも昌幸が心変わりしたのかと誤解しそうになるほど、平さんの勝頼公が清らかで美しいっていうね。罪ですわ、もう。

●昌幸は一足先に岩櫃城に向かって出発することになり、息子たちに家族のことを託します。

裏切り、そしてまた裏切り

●昌幸に何かと反対し、声を荒げる小山田茂信は、昌幸の不在を狙って、「安房守は北条と通じているらしい」と勝頼に訴えます。

自分の岩殿城に来てもらった方が安全・安心、命に代えても御屋形様をお守りする、という茂信の言葉に、勝頼は父・武田信玄を心に浮かべ、静かに逡巡します…

●その夜、勝頼は部屋で山崩しをして戯れる真田兄弟の元をお忍びで尋ねます。

勝頼は、岩櫃城には向かわず岩殿城にいくこと、自分が発った後、新府城には火が放たれるということを伝えに来てくれたたのでした。

さらに、真田家の人質を解放してくれる書状までもって来てくれちゃって、小山田の人質である姉の松も連れて行くように言ってくれます。

目立たないよう、質素な薄藍のお召しものが昼間よりもずっと無防備な感じで、「わしは甲斐を捨てられぬ」と信玄の子としての責務を果たすことを選び、自分自身のために生きることを諦めた勝頼がものすごく悲しくも美しいわけですよ。

そんな勝頼さまに「武田家を守ろうという、安房守の言葉に嘘はなかったと信じている」と言われて、心を動かされないわけはありません。

(でもおそらく昌幸は勝頼様を裏切るつもりっていう脚本の黒さが最高です…)

源次郎は、思わず「信玄公はもうこの世にはおられません!」と言ってしまう。

父親の影に縛られる事はない、生き延びてくださいと少年らしい率直さで説得しようとする源次郎に、御屋形様は寂しい微笑みを残して立ち去るのでした。

真田丸、船出

●多くを語らずに立ち去ろうとする勝頼、しかし信幸は勝頼を呼び止めます。

今は一兵でも多くの兵が必要なはず、真田家の忠義への信頼の証として自分たち家族につけてくれた100名の手勢を御屋形様にお返しする、それが真田を信じてくれた勝頼への自分たちの返礼と。

勝頼は「真田、よき一族よ」と真田家を祝福します。

●勝頼が去った後も源次郎は「御屋形様は岩櫃に来るべきだ」とぶーぶーいいますが、兄の信幸は父への報告の症状を書き上げて、佐助に預けます。あら、あっさり初回から登場ですね。

「新しい技も覚えました」とちょっと怪しい動きを披露したり、佐助の登場前後にはゴォーっという風の音が挿入されたり、それっぽい演出ですが、NINJAってわけではないですよね?

●それから兄弟は、母親と祖母に、人質を免じられたグッドニュースと、明日新府城に火が放たれるバッドニュースを伝え、新府を出る準備を頼みます。山道を歩かされることを嫌がる母薫と、真田に帰れると俄然元気になる祖母きり。

実姉の松も、夫の小山田茂誠が出発した後に真田家に合流。

源次郎は、出発する勝頼を見送ることで改めて感謝を伝え、無事を祈ります。でもこれが勝頼との最後の別れ…切ない(泣く

●母・薫の荷物が多すぎ、準備が遅れてひやひやしますが(源次郎が無理矢理出発させた)、どうにか新府城が火をつけられる前に出発できた真田家ご一行は、三十七里の山道(徒歩で三日だそうです)を進み、岩櫃を目指します。

あ、こういうマップはすべて信長の野望のCGで、すごくわかりやすくていいですね! 山の険しさとか、天然の要害っぷりとか、一目でわかるので余計な事を考えなくてすみます。

女連れ・少人数、輿のきりと、騎馬の信幸以外みんな徒歩という真田家一行が、元気に明るく岩櫃を目指すのとは対照的に、美々しく豪華な装備と隊列で出発したはずの勝頼は、岩殿城に付くまでに逃げ出すものが後を絶たず、600名→100名足らずに。

岩殿城で待っているはずの小山田茂信は、織田方に付いてしまう事態に。

泣きながら勝頼に詫びる松の夫小山田茂誠。

勝頼は怒ることなく、静かに背を向けてます。「どこへ?「わからん」という主従の会話がどこまでも悲しい;;

●ここで、武田を取り囲む四方の有力大名たちの紹介とともに、最後のナレ。

北の越後・上杉景勝。

南の駿河・徳川家康。

東の相模・北条氏政(汁掛け飯)。

そして西の美濃・近江いったいを支配する織田信長(ラスボス感)。

豪華。豪華です。すごい、実力派の俳優さんたちが、それにふさわしい扱いを受けているという安心感がすごい><

こうして戦国の荒波にむけて帆を揚げた「真田丸」という、今はまだ小さな舟の冒険が始まったのです。

楽しい。楽しかった。楽しみだ!

初回からすごく楽しかった。お腹いっぱい楽しみました。

もうプレミアムブックであらすじを読んじゃったのでネタバレ状態なんですけど、それでも視聴が楽しみで楽しみで仕方がないっていう。

すでに知っているあらすじだけど、それを役者さんたちが演じるのが見たいっていう気持ちでいっぱいです。うおおおおお。

この一年、多分、毎週日〜月が祭りなんでしょうね^^ 昨年一年間も祭りでしたけど。ベクトルの向きが正反対だったけど。

正直、気になるところもちょいちょいありましたけど、そんな細かい事はいいのです。歴史の再構成という豪華なエンタメをまずは素直に喜び、楽しみましょう。

そんなこといまさら言われなくてももう楽しんでる?

そうだよね、そう思うよ! ではでは第二回まで、アデュ〜(チュ!)

スポンサーリンク
ad
スポンサーリンク
ad

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA