真田丸第一回「船出」レビュー〈1〉浅間山噴火だってコントネタ。世界よ、これが大河ドラマだ。

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待ちに待った、待って待って待って待って待った2016年大河ドラマ真田丸です。

ざっくりした感想は↓↓↓

素晴らしき「船出」にあれこれ言ってみる。待ってて良かった(泣)。
ついに始まりました。 「真田丸」を一年めいっぱい楽しむために、敢えて昨年「花燃ゆ」を完走するという難行に挑んだといっても言っても過言ではありません。 ...

#真田丸タグtweetまとめは↓↓↓

と、すでにまとめてありますので、さっそくレビューに行ってみましょう♥︎ あ、その前に…

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OPは…う、う〜ん…

記念すべき第一回目レビューの、最初に渋いことを描くのもなんですが、うーん、実はOPの前半がピンときませんでした。

特に俳優さんのクレジットが流れ始める、左官の挟土秀平さんの壁をバックにした辺り…もたついた音楽に、強烈な土壁の個性、可読性の悪い文字…ここは言葉通りの意味で失敗してません?

竹を埋め込んだ土壁、ピンクの春、真っ白な冬、銀河をイメージした黒と金の壁…と見事なんだけど、すんごく浮いてる気がします。

普通にフェードで入れ替えさせた方が良いと思います。あるいはもう少しニュアンスつけて撮影した方が。

しかし後半は素晴らしかった。黒い、煙でいぶされたような剛健な城、光と影、哀愁漂うバイオリンソロ、大変調和がとれていて、ゾクゾクしましたよ、ええホント。

それだけに前半のイマイチさが悔やまれるんですが、多分真田丸もOPが少しずつ変わって行く構成だと思うので、気にしないw

さて、次こそ本編レビューに入ります〜

盗んだ馬で走り出す主人公

●物語は、天正十年、武田家の滅亡間際から始まります。

この天正十年(1582年)という年は、天正少年使節が送られ、甲斐源氏の名門武田家が滅び、本能寺の変で天下統一を目前にして織田信長が死亡するというリミナルな年。

信長の甲州征伐が天正十年の2〜3月。本能寺の変が6月。天正壬午の乱が本能寺の変後、6月〜10月とされているので、物語はしばらく天正十年が続きそうです。

●というわけで、武田家の親戚筋の木曽義昌が織田方に寝返るという緊急事態のちょうどその頃。

武田家に仕える真田昌幸の次男、源次郎(信繁)は、家族に黙って物見に出ています。

源次郎はうまい具合に進行して来た徳川軍を発見するのですが、「もっと近くで見たい」と近寄ったとたんに盛大に足を滑らせて河に落ち、見つかってしまったというか、目の前に大軍が待機していたっていうか。

大勢から槍を突きつけられた源次郎は、しら〜っと馬にまたがって逃げ出すのでした。

もちろん徳川軍もこの怪しい少年(この時の信繁は15歳なので)を追います。

徳川軍に追われて半泣きになっていた少年は、32年後、逆に徳川軍を追い回す、強力な武将に成長することになります…

●さて主人公の主家、武田家ですが、領地の西側がごっそり織田に持って行かれ、さらにそこから侵攻を許すという事態。世も末というか、打つ手なしというか…

木曽義昌の他にも裏切りが続き、当主(正確には当主代理ですけど)勝頼の前での軍議は、裏切り者の征伐か、後退かと荒れに荒れます。

それを治めたのは信玄の時代からの家臣筆頭 穴山梅雪。演じるのは榎木孝明さんですが、登場時からいやもうオーラが違いますわ

梅雪はいったん新府城に戻って体勢を立て直す事を薦め、知略担当・真田昌幸もそれに同意したため、勝頼は梅雪の意見を容れる事に。武田軍はいったん退却することになります。

昌幸は、西の守りが薄くなった事に警戒する事はもちろん、南から徳川あたりが進行してくるかもしれないという懸念を長男の源三郎(信幸)に話します。

真田の家族紹介

●源次郎は徳川方を捲いて、悠々と武田の本拠地・新府城に帰ってきました。

ここで源次郎目線での彼の家族の紹介が入ります。

武田の家臣、小山田一門に嫁いだ姉の松、松の夫、気の良い好青年の茂誠(なんと声優兼俳優の高木渉さん)。この茂誠がねえ、黒々しいひげのモサモサした人なんだけど、とっても優しそうで夫婦仲が良くてほのぼのなんですよ。癒やされるわ。

ここで、兄が源郎なのに、弟は源郎なのはどうして?? と小ネタが出てました。

真田は長男が夭逝することが多かったので験を担いで長男に長男らしい名前はつけなかった、そして次男はそのまんま源次郎なのは、父・昌幸が細かい事は気にしない適当な性格だからだそうです。

昌幸の変幻自在で、こだわらない性格が暗示されます。

仏壇に手を合わせる祖母のきり。

母親の薫は公家出身で。要塞のような新府城に似合わない華麗な京風の扇や単衣、打ち掛けなどなどをたくさん持ってて、出したりしまわせたり。高畑さん、相変わらずおもしろいw

そして兄で嫡男の源三郎(信幸)。

●源次郎は兄に徳川家を見つけたことを伝え、先手を討とうと提案。

「西のことばっかりみんな心配してるから、南のことが心配になったんです」という弟に、源三郎は父親の言葉を思い出して驚きますが、真面目な性格なので「父上はお前が勝手な事をしたことをお許しにならないだろう。一緒に謝ってやる」と弟を諌めます。

武田家は滅びるぞー

●父昌幸が一ヶ月ぶりに新府城に帰ってきました。父を囲み、久々に団らんする家族ですが、兄弟の母・薫は、武田を裏切った木曽義昌の家族が磷付(はりつけ)にされたことにショックを受けています。

祖母とりは真田に帰りたいと言い、源三郎が諌めてもてんで聞こえない振りw

家族の誰もが(そして家中の誰もが)武田は大丈夫なのか、ここは安全なのかと不安を抱える中、昌幸はこの自分が心血注いで作り上げた新府が一番安全。武田は滅びることはない、と家族を安心させます。

●が、息子たちの前で「武田は滅びるぞー。儂は武田を見捨てることにした」あっさり前言を翻します。

織田は強い、武田は勝てん、という昌幸に、源次郎は、弟が物見で徳川軍に行き会ったことを話させようとしますが、「興味なし!」(まじで言ってましたww)。

さっさと新府を捨てる決心までしている父親に、息子たちは「さっきは新府にいれば安全って言ってましたよね?」「誰が?」息子たち「父上が!」

コントなんですけど、草刈さんの高田純次演技、ものすごく似合ってたなあ w w

昌幸の器の大きさ、つかみ所のなさ、怜悧な頭脳を、血を分けた息子たちに突っ込ませてギャグにするという形はすごくいいです。おもしろいし、何度でも見たくなるのでいくら持ち上げられても気になりません。むしろどんどんやってクレ。

お山が火を噴かない限り

●コントを繰り広げている真田家とは対象の極み、滅亡の危機に瀕する武田家はシリアスです。

平岳大さんによる史上一番きれいな勝頼公がまた素晴らしいのよね。

勝頼公は梅雪と昌幸を伴い、父・信玄公の墓前に手を合わせ、苦悩します

「父上が作り上げたこの国を、儂が壊してしまうのか」

もうこの落差はギャグなんですけど、御屋形様の端正なたたずまいにすべて納得することにする。

梅雪と昌幸は、腹の中はともかくとして目の前の勝頼のことは言葉を尽くして励まし、支えることを誓います。

昌幸「富士か浅間のお山が火を噴かない限り、武田が滅びることはありません!」

有働アナ「浅間山が48年ぶりに噴火した」。

呆然とする昌幸と源次郎………スケールがでかいなあヲイ…

というあたりで、一回アップしときますね。続きはまた明日。アデュー!

〈2〉へ続く。

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