2015年大河ドラマ「花燃ゆ」総括〈1〉花燃ゆにおける神懸かり的なリアルとのシンクロの数々を振り返る…

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1年にわたって、1回のご褒美もなく、幕末を背景にした長い長いラブストーリーを見せられた皆様、お疲れさまでした。

作品としての総評については

大河クラスタの魂の声を聞け。土屋CP必見 #花燃ゆ反省会会場 まとめ

みなさんの的確な指摘、ご意見の通りで、私としては付け加えるべきことは何もありません。あはははははは。

ですので、ここではむしろ良かった事、悪くなかった事を書きたいと思います。

1回目は、これをなくしては今年の大河は語れぬ!! 花燃ゆとリアル世界の不思議なシンクロニシティに付いて考えてみましょう。ざっとですが、こんな感じだったと思います。


そもそも幕末長州という主要舞台がやばい。テロリスト養成学校松下村塾、狂気の人・松蔭など、テロによって政治の変換を図ることが正義と考えていたあの頃をドラマ化
→ISILによる日本人人質殺人事件

松蔭と一緒にペリー艦隊密航を試みた金子重輔が獄死(予告の放送中止)
→ISILが捕らえていた日本人人質を殺害

禁門の変を起こす久坂玄瑞。軍事力を背景に朝廷を説得しようとする。それなんて脅迫よ。薩摩・会津他、諸藩の同盟により敗北。長州が朝敵認定を受ける
→集団的自衛権の行使を認めるか否か、改正安保法国会審議入り

諸隊脱退。楫取素彦が毛利元徳の部屋の前で一人土下座デモ
→改正安保法を巡って盛り上がる国会前デモ

鉄砲水じゃああ!!
→関東・東北豪雨で利根川が決壊

偽造された質悪生糸問題で生糸相場が暴落
→独VWによるディーゼル車エンジンの排出ガス不正問題

西南戦争で捕縛された元不平士族たちが群馬へ送られてくる。囚人服が鮮やかなオレンジで、今年の始めに起こった何かの人質事件を思い出させるのだが…
→ISISによるパリ同時多発テロ

そもそもイヤーオブテロリズムと言っていい2015年に、幕末長州大河があたっちゃってことがトホホです。つまり最初っからトホホ。そもそもトホホ。

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シンクロ発覚には多少時間のずれもありますけど、でも脚本が出来上がったとこから考えたらゴイスです。なんでこんなにシンクロしたのかなあ、と言う事は、時々ふっと考えてたんですが、うん、よくわからない。

エピソードの積み上げ、回収とか、季節感や時間の経過なんかが非常に粗雑で密度の薄い脚本だったため、時事的なものが表現に表出しやすかったんでしょうか。

稚拙な脚本ゆえに、神がおりた。

脚本が練り込まれた名品にはやはり、こういう「隙」が少ない気がします。

個人的には「鉄砲水だー!」が微笑ましくて一番笑えましたねー。テロ関連、安保関連は、ちょっとモヤモヤしたというか、そこを避けたいなら長州大河なんか素材に選ぶべきではない、とイライラしましたが、鉄砲水だけは、リアルの自然の猛威と比べてスケールが小さすぎて和んじゃいました。むしろリアル鉄砲水怖すぎでした。

そういえば「花燃ゆ」は現首相の出身地・選挙区が主な舞台だったということもあって、「NHKが政権与党に媚びた」説があり、それを揶揄する言葉なんかもよくみかけますが、私は逆で、媚び諂ってる振りで貶めつつ、幕末の歴史を捏造し、日本人に定着させようとしている陰謀説を唱えています。

まあ冗談ですけど、それにしても思うのは、どっちにしても腰が引けてたから詰まらないんだよ!!ってことです。

そっかにも書きましたが、尊王派の志士たちの過激なテロリストっぷり、冷徹にもそんな志士たちを十把一絡げに使い捨てる長州、彼らの怒りや怨念をまんま描いてくれた方が、緊張感溢れる大河が見たい層と、日本を憂えている層の両方の需要に応えてwin-win。古館伊知郎に当てこすりを言わせているよりもよっぽど建設的で面白かったと思います。

って、良いところを書くつもりがやっぱり批判になってしまった。すみません💦

〈2〉ではちゃんと良いとこをピックアップ…する予定。多分。

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