2014年大河ドラマ 軍師官兵衛の感想まとめ(3)

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今回は、「軍師官兵衛」の残念な点にいってみましょう。

前回の記事で、後半はドラマの方向性が定まって見応えがあった、と書きました。当然の事ながら、方向性が定まっていなかった前半は、見ていて辛かった。

でもそれを耐えたものには、後半ご褒美が待っているのだよ…という考え方もあるでしょうが、そんな展開はちっともほめられない。もっと最初から密度あげていけ(おこ

多くは語らないが、信長

残念すぎて、他の追随を許さなかった。幸若舞を舞う信長という日本人にとって伝説的とも言える場面で、お茶の間を爆笑させた罪は重い。速水もこみちの酔っぱらいの舞い踊りの方がまともに見えたってどういうことなのか。

大河ドラマで、脇役であっても「織田信長を演じる」ということはすごいことなんですよ!!

江口洋介さんは好きな役者さんなのですが、もっと勉強して挑むべきだった・涙。演出の方も、信長に関しては漫画っぽくてどうも良くなかったと思います。あの趣味の悪い部屋とか、地球儀エピソードとかね。

前半〜中盤のホームドラマ

ドラマが引き締まらない事この上なかった。中谷美紀さんが「と〜の〜?」って出てくるたびに胃が痛かったです。官兵衛の初恋の相手の悲劇的な死とか、官兵衛と光の出会いとかなんの感慨もないです。はい。

鳥取城攻め、明智光秀との決戦、四国攻め、九州攻めをはしょってホームドラマをすることはなかったのに。予算の関係としても工夫の仕方がまちがっとる。

女優陣

桐谷未怜さん、二階堂ふみさんなど、若手女優がどうも今ひとつでした。
印象的だったのは、ねね役の黒木瞳さんと御着の殿(片岡鶴太郎さん)の夫人役の高岡早紀さん。エロスを封印した薄幸メイクの高岡さんは美しかった。あとはもう美人であれば良かった桐谷美玲さんのダシね。
女優陣はベテランと若手の間をつなぐ「中堅」がぽっかり空いていましたね。濃姫、糸のところにそういう人をおくべきだったと思います。

最後はなぜか中二病 荒木村重

前半、本願寺攻めが捗らない村重が、信長への恐怖心でおかしくなっていく演技は繊細で、見応えがあったんですけど、何しろ有岡城エピは冗長だったので、次第に間が持たなくなり、村重の人格破壊演技が出るたびに、どんどんコミックシーンに変化。

最後は「戦国の世が生んだ化け物でござる」とか言うから吹いちゃったじゃないか。。

役者さんのせいではないことが明らかなだけに、笑うに笑えず、辛かった。もう少しなんとかならんかったのか。

有岡城の幽閉エピ

主人公最大の試練で、実話としても悲惨なエピソードだし、土牢に幽閉される悲惨さはわかるんだけど、ドラマとしておもしろかったか言えば…まああれだ、ドラマには向いてないエピソードでしたね。主に動いている人物が、信長、村重、だしで、うーん……むしろ視聴が辛かったのが正直なところ。番宣でもさんざん煽っていたので、期待しすぎたというのもありますけど。

現代的平和の主張「戦のない世を目指す」

ここ数年の大河ドラマでは、主人公の目指す理想的世界みたいなのが表明されることが多いんですけど、毎回、観念的すぎてアホじゃないかと思ってしまう。主人公は戦争を利用して成り上がっていくという一面があり、奇しくも本人が劇中で、毛利とやり合ってた頃が一番楽しかったと言っているように、戦争で自分の才能を発揮することを楽しんでもいる。そこに、唐突に現代的な価値観である「反戦主義」を投影するのは、非常に現代的かつ政治的メッセージだと思います。これがないと制作できない大人の事情なんですかね…

残念な部分はこんな感じです。
大河ドラマのホームドラマ化と現代の価値観の挿入は、「軍師官兵衛」に限ったことではありませんので、ここ数年ず〜っとやってて、常にイラッとさせられるんですよね。

しかし、「幕末ホームドラマ大河」と銘打っちゃってる2015年の大河「花燃ゆ」の番宣で、不思議な事に、イケメンがずらずら〜〜っと並んでいる絵をみていたら、ホームドラマも許せそうな気がした…ので、結局は作り方なんだと思います。そう、面白く作ってくれればいいんですよ!
うそっぽいアットホームドラマをそらぞらしく演じる役者さんなんて見て楽しくないんですよ。せめてイケメンと美女を並べておけって話ですよ。

そういう意味で、岡田くんの官兵衛は美しくて、1年間楽しめました。岡田くんは、あとは声をがんばれ。

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