花燃ゆ 第四十七回「姉妹の約束」感想 久々の超ジェットコースター展開。時間てなんだっけ。

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47回のTLまとめはこちら↓

見なくても分かる「花燃ゆ」リアタイTLまとめ 死に行く姉が旦那に妹との再婚を願う大河 #47姉妹の約束

(※最終回後、#花燃ゆに言いたいことタグで花燃ゆ1年間の感想を募集します。たくさんの方の感想を聞かせてもらえると嬉しい。)

さて、あと少し、あと少し…(血反吐

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美和、寿のお見舞いに東京へ

●前回ラストで粂二郎から「その家を出て行って欲しい」という手紙を受け取った美和が、空き家の掃除をするところからはじまる今回。粂二郎の言葉に従って出て行ったのかと思いきや、空き家は母親たちの学びの場を作るために借りたものでした。

っていうどうでもいいミスリード。出だしから地味にうざいのがここ数回の習いになってますね。

●美和はせいさんに、粂二郎の手紙の事を話します。空き家を借りたばかりだけど、東京にいって直接姉と話そうと考える美和に、せいさんも賛成してくれます。「そういう話ならお姉さんと直接話した方がいいね」。せいさんはさっぱりした女性です。

ここで、楫取は県令として少しずつ職員の支持を集めており、美和もせいさんの全面的協力を得た事で女性の学び屋が軌道に乗り始め、と二人の群馬での居場所が出来始めていることが描写されます。

●その日の夕食の席で、美和は楫取に東京行きの許可を求め、楫取は寿、それに粂二郎がどうしているか見て来て欲しいと美和に頼みます。粂二郎はその頃東京の司法省に勤務し、長州閥の子弟としてエリート街道を走り始めていました。粂二郎の名前が出たとき、少しだけ美和の顔がこわばります。

●OP後、美和は東京の楫取邸に移動。群馬の県令宅に負けない、瀟洒なお屋敷で、こういうところで勝ち組長州の経済力が伺えます。美和はちょうど帰宅した粂二郎と鉢合わせします。「何をしに来たんですか。帰ってください」と大変つれない粂二郎。

寿姉さまが美和と粂の気配に気がつき、部屋の中に招き入れます。

が、寿姉は、楫取を置いてきた美和に静かに怒ります。旦那様が不自由しないよう世話をしてくれと頼んだのに、なんで東京に来てるのよ、というわけですが、美和は訪問の知らせをしなかったんかいな?

しかし粂二郎が「父上のおそばにいるべきなのは母上で、こんな女じゃない」(要約)と言った事で、寿はすべてを察し、美和と二人きりで話をすることを望みます。

●寿は、この身が情けなかった。(美和を)うらやむ気持ちがないわけじゃない、と本心を打ち明けます。

「旦那様はいつもお優しい、自分を気にかけてくれるけど、でも辛い気持ち、大変なことは自分には打ちあ分けてはくださらない。美和にはそれが話せるようです。旦那様の仕事の労苦を分かってくれる人が傍にいてくれることに、妬けるくらい感謝しとるんよ」

ひえええええ。なんだこの最悪な台詞

美和は「義兄上が姉上をどれだけ大切に思っておるかは、おそばにいる私がよく知っています」と姉を慰めますが、それ慰めじゃなくてトドメ……

●それから姉妹は、幼い頃の話を懐かしみます。特に寅兄と松下村塾の話を。

あの頃は寅兄に教えて欲しいという人が引きも切らず、大変だった。いったいいくつ握り飯を握ったことか(苦笑

みたいな話なんですが、小松先生、間違ってます。塾生を握り飯を餌に集め始めたのは妹の方で、姉の方は寅兄に反発して塾なんて何も手伝ってませんでした。少なくとも松蔭の生前は。

そんな視聴者の突っ込みが届くはずも亡く、姉妹は「寅兄さまの志を継いで(えっ?)、私たち姉妹で母親たちの松下村塾を作りましょうね」と誓い合います。寿なんか「生き甲斐がもう一つ見つかりました」なんていっちゃって、無理矢理感がすごすぎなんですけど…

●で、その頃の群馬ではまた生糸が暴落しています。ここから今回の目玉、群馬からニューヨークにいたる、時空をはしょった超ジェットコースター展開が始まります。

群馬→東京→アメリカで何日間?

●楫取は生糸暴落にショックを受けます。この時代の日本はまだ生糸くらいしか輸出できるものがないので、生糸の危機がそのまま日本の危機。

その頃、アメリカにわたったイケメン弟・新井は、生糸の有力商人リチャードソンとの取引のため、布一枚分の生糸のサンプルを送ってほしいと頼んできます。

楫取は新井の働きに賭ける事にします。

星野の工場で生産したえり抜きの生糸を送るため、阿久沢が横浜までの便を手配してくれます。「金儲けの匂いがします」と良い笑顔の阿久沢さん。

●サンプルを確認したリチャードソンは、群馬の生糸の品質を認め、大口取引の契約に同意してくれます。群馬ではリチャードソンに納品する生糸の生産で大わらわに。しかし、なんと今度は生糸の価格が高騰します。阿久沢はここで生糸を売りまくり、これまでの損を取り戻すよう指示しますが、なんと楫取がそれに待ったをかけます。

●リチャードソンとの契約を守って安い価格で生糸を売る、利益よりも信用、と言い出した楫取に阿久沢は卒倒します。「我々は100年後のことを考えねばならない」と楫取は言います。いつもの楫取持ち上げタイム。

楫取の「信用第一」「損して得取れ」論に職員はあらかた賛成してしまい、阿久沢さんはだんだん勝負に負けるようになってきます。こんなことは長年大店を経営し、地元の利害の取りまとめをやってた阿久沢さんなら分かってたと思うんですが…

ところで、群馬からニューヨーク間て、当時何日くらいかかったんでしょうか。

当時の横浜ーサンフランシスコ間が1ヶ月でしたっけ。NYーシスコ間が2週間として、うーん、1ヶ月半くらいだと思うんですよね。まあ手紙は電報かもしれません。それでも、新井の手紙が来てサンプルを届け、リチャードソンに確認してもらい、契約を結んだ旨の連絡が来る…のに2ヶ月くらいはかかってると思うんですけど、その間美和さんはずっと東京にいたってことなんでしょうかね。

安子との再会

●というわけで、東京ではわりとゆったり過ごしていた美和は旧主毛利安子さまの元を訪ねます。ここで安子の長男元昭(興丸)とも再会。

前回、肉が苦手で神経の細そうな青年に描かれていた元昭様は、今回登場は一転、学習院でテニスをしている軽薄そうなおぼっちゃまになっていました。一人脚本でもこんなに整合性がとれないのはどういうわけなんでしょ?

安子さまも元々気さくな方でしたけど、元使用人と同席で、ご自分は廊下側に座ってのお茶…美和のが上座…なんかこう、いろいろモヤモヤするシーンでした。絵作りのためにこっちの方がいい、みたいな制作スタッフの声も聞こえますけど、教養高い人々が部屋の中で立ち話とか、細かいとこが雑なのがねえ…

●その安子様、実は慈善事業をしたりして、大変ご活躍なさっています。しかしそれは「美和のおかげ」「美和がなにかしているのを見ていると、自分はこのままでいいのかと焦る」という理由でがんばってるそうで…脚本よ、なんでもかんでも美和の手柄にしなくてもいいんだよ?

●その頃群馬では、リチャードソンとの契約までに生糸が揃わないかもしれないとてんやわんやになっています。間に合わない、納期を送らせてもらうしか、という職員たちに、楫取は「信用第一!!」と渇を入れます。

いつもは弱音を吐かない楫取も、さすがにつらかったのか、寿への手紙に群馬が大変な事情を書き送ります。その手紙を読んだ寿は美和を返してほしいのだろうという楫取の気持ちを感じ取り、美和に群馬に戻るよう促します。

「どげなことがあっても旦那様を支えてください。女たちの学びの場を作る事も約束です」

粂二郎は母の願いならもう何も言わない、と自分の両親と美和の関係について目をつむることにします。このマザコン男め…!

このエピの何がダメかというと

●納期に間に合わせるため、楫取は揚返場を増やすなど、かなり突貫な感じで作業を進めています。

でもこの、リチャードソンとの契約に間に合わないかもしれないエピは全然ダメダメでした。なにをどう一生懸命がんばっているのか、しっかり描けばよかったんだと思いますけど、具体性が全然ないんですよね。

・群馬の通常の生糸生産料がどれくらいで、リチャードソンとの契約はどれくらいなのか
・実現できないような契約を結んで、あくせくしてるのか。
・何が足りなくて、間に合わないのか。

しかも素材が蚕で繭でしょう? 増産ったってそんなにすぐ増産できるものじゃないよね? そこもすごく不思議で、見ていて全然納得できないわけですよ。

そんで、またこんなところに美和が帰って来て、なにをするのかもまるでわからないっていう。県令の世話と握り飯じゃないのけ?

●しかし、美和はなんか現場をまかされて仕切っています。そこにおせいさんや生糸作業場の女性たち。中原たち県の職員まで手伝いにやってくるんですよ。最後には阿久沢権蔵まで。

楫取たちのことは気になるけど、喧嘩した手前素直に手伝うとも言い出せずにほぞを噛む阿久沢(萌えなのか?)でしたが、ヨメに「旦那様が一番のると思ってましたよ。群馬の未来をかけた大ばくちじゃありませんか」と言われたとたん、顔がパァァ〜〜っとw

どうしても生糸が足りないと力つきそうな楫取たちに、阿久沢はどこからか調達して来た生糸を融通してくれたのでした。

せいは「あれでなかなか男前なんだよ、うちの亭主」とのろけます。

●なんとか生糸を取り揃えて横浜に送り出した後、美和は楫取に東京の寿のもとにいくよう頼みます。寿の容態が悪い事を察した楫取ですが、しかし、まだ県令としての仕事が残っていると東京行きに躊躇します。

美和は「私が代わりにやりますから(えっ)」と義兄を送り出そうとします。いやお前がなんでどういう権限があって、何の立場で県令の代理をするというのか。奥御殿で何も学ばなかったのか。

その場にいた阿久沢が「わしが後を引き受けますから、奥様のところに行ってください」と引き取ってくれた時は、ほっとしましたよ。大奥で美和は権力構造というか、指示傾倒というか、そういうのを何も学ばなかったんでしょうかね。

さようなら寿姉

●楫取が東京に向かった後、美和は囚人たちをお願いした家を訪ねて様子を見て回ります。未だオレンジ色のIS風囚人服?で作業する囚人たち…しかしナツさんとこの囚人さは亭主よりもよっぽど働くとなかなか好評。

囚人の方も、母親に手紙を書いたりして、少しずつ希望を取り戻しているようです。

塾も少しずつ生徒が増え、うまくいっています。

●東京の楫取邸には萩で小田村家を継いだ長男の徳太郎が、嫁を連れて萩から来ていました。家族に囲まれ、また次男の粂二郎が楫取家の継嗣となったことで、寿は思い残す事なく、最期のときを迎えます。

突然、身を起こし、「旦那様と夫婦になり、二人の息子にも恵まれ、私は本当に幸せでした」ガクッ…楫取の腕の中で寿は息を引き取るのでした(なんだこの演出…)

●群馬に母親たちの学びの場を作り上げた美和は、寿のことを思っていました。「寿姉、やっとできました。約束の学びの場です…」そこにごぉっと風が吹き付けて寿の声が…「美和、思ったとおりおやりんさい」

そして中原が来て、寿の死を知らされます。

●花々の咲く庭の前、縁側に座り込む美和の元へ、寿の死を知ったおせいさんがお見舞いにやってきます。「ここができるのを楽しみにしておったんです。やのに…」と泣く美和を「きっと見守ってくださいますよ」とせいが慰めます。

ところでこのシーンでおせいさんがお見舞いに持って来たのは梅でした。ちょっと前のシーンで、おせいさんが塾に柿を差し入れるシーンがあり、しかし美和の庭にはやけに花がががが。時間というか、季節感というか…今は、いつだ……

●寿の死後、群馬に戻ろうとする楫取に、粂二郎が寿から預かった手紙を渡します。その手紙は、自分の死後に父親に渡すようにと粂二郎に託されていました。馬車の中でその手紙を開いた楫取。そこには「私が死んだ後は美和を妻に迎えてください」と描かれていたのでした。

美和と楫取の再婚が最期のクライマックスか…

49回で再婚、50回で最終回。ということは、次回の48回は、再婚するかしないかでのウダウダだと思われます。

1年間をかけて、一般人の人生を追いかけたラストが初恋の成就か…空しい。

来年こそ、次回はどうなるんだ!!とワクワクしたいですね。アデュー!

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