歴史好きだから言えること。テロ事件の原因を歴史に求めることの無意味。

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パリ、レバノン、ロシアの犠牲者に。

戦争が起こってしまったら、力で迅速に決着をつけるのが犠牲を一番少なくする「知恵」なのです。

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歴史はずっと続いている

パリの無差別テロ事件以降、中東問題の原因について様々な分析が出て来ていますが、その中に要するに「欧米の帝国主義が悪い」みたいなものも多々あります。

要約すると、だいたい、

「もともとヨーロッパの列強が原因を作った。だからテロリストに我慢して配慮するべき。報復なんて野蛮」

という内容であることが多いんですけど、

例)欧米諸国が歴史的に犯した「二つの誤り」〜だからテロリストは今日も生まれる 

あたかも自分たちが世界を支配してよいのだとでもいうような横暴が、このふたつの現実をも生みだした、少なくともイスラム教徒の側からはそのように思えてくる。

そしてそれはイスラエル問題でも同じなのである。ナチスドイツがユダヤ人を虐殺し、その精算をイスラエルの建国によって実現しようとした。しかしそれはイスラムの側からみれば、パレスチナの地に突然イスラエルが建国され、パレスチナ人は自分たちの地を奪われたにすぎない。

欧米的都合の前では、イスラム世界は欧米諸国が処分してもかまわない場所として扱われてきたのである。

現代ビジネスより

こういう人たちは、元々、欧州と中東は歴史的に覇権を争い合って来た地域、ということを知らないか、忘れてるんじゃないでしょうか。

テロリストを生みだしていく温床をつくりだしたのは欧米であり、そのことを解決しようという姿勢がないかぎり、欧米社会とその同調国に対する攻撃はさまざまなかたちで繰り返されることになるだろう。

現代ビジネスより

戦争や、無差別テロなど、多くの人を傷つけるような事件が起こった時、人間は「なんでこんなことがおこったのか」と思い悩み、調べて分析し、納得する答えを探し出したくなっちゃう。

それは別にいいんだけど、探し出した答えを判断基準にして、現在起こっている問題解決にあたるのだけは間違ってる。

歴史はずっと続いてる。

過去に原因を求めて、たとえそれが正しくても、現在の問題は解決しない。

と、歴史好きだから言える。

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どんな未来を迎えたいか

ここで「無差別テロは許せない事だけど、ヨーロッパも悪いことしたし…」と過去を基準に思考停止するのは無駄です。

どんな未来を望むか、を軸足にしよう。

参考になるのは、やはり「理念」。

ISISの理念は、武力によるイスラム世界の統一(だいたい過去のイスラム王朝の領土範囲すべて)、奴隷制度の復活、カリフによる神権政治。イスラム法による統治。

実際にしていることは殺人、誘拐、略奪、奴隷取引。

うん、ISISの望む残念すぎる未来、私には無理だな…

私は問題ばっかりではあるけど、現在の世界と価値観、宗教や表現の自由、民主主義、政教分離、科学技術主義などを信じたいし、そこにいたいと思います。

西側諸国とロシアが団結して、ISISに毅然と対応することを望みます。

……

リベラルさんたちはこういう時に揺さぶりを書けてくる事大好き。多分、高尚と勘違いしてるんだよね…

すぐに世間に影響を与えよう、思考停止に巻き込もうと、わーーっと声を上げてくるんですけど、彼らの問題の引き延ばしによって、却って犠牲が増える(増えた)ということには無関心です。

彼らに揺さぶられて、思考を停止させても何も起こらない。好転することもありません。

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