花燃ゆ 第四十五回「二人の夜」感想 終盤、視聴率確保のためにタイトル詐欺に走る大河…

humi_catch

タイトルにぎゃーぎゃーしてたら、西南戦争と木戸孝允と西郷隆盛が瞬殺されてドン引きしました。えーと、だめだコレ、なんとかしないと…

とりあえずレビューしますね。辛いわ。とほほ。

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問題は女じゃなくて男

●明治10年春。アバンタイトルは、せいさんの作業場から。美和は生糸引きを教わり、作業の合間に女性たちに勉強を教えています。「誰もが夢を見、人生に希望を持って生きていけるように」と、美和は元の主人である毛利安子(銀姫)に手紙を書き送ります。

美和の中で久坂の存在が薄れてきている様子が伺えます。もう美和の心は楫取にいっちゃってんのよね。

●その作業所に見かけない女が訪ねてきます。やけにせいに気を遣うその女はナツといって、美和に手紙の代筆を頼みに来たのでした。

ナツは阿久沢商会とはまたべつの仲買人に繭を卸しているのですが、その事をせいに深く詫びます。「ナツさんとこの亭主もろくに働かないし、(家計が)苦しいんだからしょうがない」と理解を示すせい。

群馬の男をここまで貶めて許されるのでしょうか? いいの? 群馬県民…

●県庁の楫取は、工藤という職員から生糸の価格が下落している事、その原因が不正にあることを聞き、憂慮します。

工藤は、楫取の領地行脚の際に赤城山の麓に住む母が声をかけてもらい、感激して…と味方になってくれる理由を語ります。いい話っぽいけど、スケールが小さすぎて微妙

楫取は、阿久沢課長に対策を取るよう支持しますが、阿久沢は「生糸は必需品、いずれ値を戻す」強弁。この流れだと、阿久沢が不正しているか、不正に目をつぶってるか、みたいなんだが、それはいいのか?

石原良純さんがゲスト出演

●その頃、美和はどういうわけだか(経緯がまじ不明なんですけど)、一人の農夫と知り合います。石だらけの段々畑を見かねた美和が、人んちの畑に勝手に手を付けて石をとりのけるも、それは実は石のマルチング。それを施したのが、群馬が誇る近代農業の父・船津伝次兵(石原良純)でした。

畑好きの美和は伝次兵と意気投合。「人も野菜と同じ、人にあった育て方をしたいんです♥︎」わかってるなお前!気に入った」的な。

美和は誰かをちゃんと育てきったことはありませんけどねー^^

伝次兵は、茄子とタマネギをお土産に持たせて帰します。保存の効くタマネギはともかく、春に茄子がとれる群馬ゴイス。

●夕食の席で楫取と美和は生糸と昼間出会った農夫の話をします。伝次兵の「これまでのやり方が正しいとは限らねえ」という言葉に、楫取も感銘を受けます。

燃える熊本城、木戸の死は電報、世話ぁない

●ここで前回から起こってい西南戦争について。手抜きも極まった事に、熊本城とおぼしき黒壁の城が30秒ほど燃えるカット+ナレ、これだけで西南戦争と反乱軍の敗北が表現されます。

次に楫取の下に届く「キドタカヨシ死ス」の電報。

衝撃を受ける楫取(と視聴者)。まあ、花燃ゆだし、こんなもんだろうけど、だろうけどさあああああ!

●木戸の妻、松子は、訪ねて来てくれた辰路に、最後の木戸との思い出を語ります。

要約:松子に洋服を作って、ロンドンに連れて行って一緒に歩くんじゃ!

どれだけ無念か、と木戸を悼む松子を「世話ぁない」と辰路が励まします。「男はんが本気でみはった夢は、必ず誰かがかなえてくれます」。久坂とであった頃の「男はんはほんま、夢という言葉に弱ぁおすなあ」という台詞の回収ですかね(苦笑)。なんという鈴木杏の無駄遣い。

●木戸に「私に何かあったら後を頼みます」と頼まれていた楫取は、ついに中央政界への進出を決意…するはずもなく、美和に伝次兵を紹介されます。

狭〜〜〜い畑(セット)で鍬を振るう群馬県令・楫取元彦。伝次兵はごぼうの育て方を通して、実験・実践の大切さを語り、将来の日本の農業に役立つと語りますが、なにこの小学校の社会見学みたいなの? ん??^^

楫取は「私も木戸の願いに応えねばならんな」と亡き友を思います。よくわかりません。

粂二郎の本音

●東京で療養中の寿は美和からの手紙を読んでいます。粂二郎は「あの人のことは好きになれんのです」「あの人が母上の代わりに父上のお世話をしているなんて」と、至極まっとう。てゆーか、視聴者の意見を代弁します。

しかし、粂二郎の言葉に本気で怒る寿。「旦那様のお世話をこの母が一番安心して任せられるのは美和です。二度とそのようなことを言ってはなりませぬ」。寿さんも、美和と楫取の精神的不倫のことをわかってる分、子供に指摘されたら強硬に否定しないわけにいかないんだよね。

●美和とナツは、ナツが繭を卸している小林という男のもとから粗悪品の生糸をとってきて、せいに見せます。誇り高い群馬からも粗悪品が作られ、流通していたのです。が、肝心の粗悪品を手に入れるシーンはありません。なんだろう、この嫌なところは徹底して描かない、のどごしスルリ大河…

せいは激怒。「必死で糸を引いた人の気持ちがないがしろにされているっ!」

●美和は楫取にも相談し、楫取は製糸場を経営する星野(大東駿介)に相談します。大東さま再登場です。

星野は、組合を作って県が品質管理できる画期的な仕組みを提案します。

確かにこれで品質の管理はできますが、これまでの仕事ができなくなる仲買人からの反発は必至。しかし、星野の弟がアメリカで生糸販売の会社を設立し、販路開拓の見込みもたったし、品質管理、やるなら「今でしょ!」と、楫取は組合の設立に本気で乗り出します。

もちろん、既存権益の代表者である阿久沢とは対立。しかし楫取は職員を集めて「品質管理絶対やるから」宣言をします。阿久沢からは「うまくいかなかった場合は、どうされるおつもりで…」「そのときは責任を取る」と言質をとられてしまいますけど、まあこれはしゃーないよね。

武士として生まれけれど

●西郷の切腹により、西南戦争は終結。これで本当に武士の世は終わりました。粂二郎はアイデンティティの危機にさらされます。

「西郷さんが亡くなり、武士の世がなくなった。武士として生まれたのに、(萩の乱で)仲間たちとともに武士として死ぬことは叶わなかった。あのときから時が止まったよう。どのように生きていけばいいのか、わからない」。

そんな青臭いボンボン粂二郎が考えたのが「父に遭って、どのように生きるべきか聞きたい」でした。そんなだから坊やなんだよ。

粂二郎は母・寿に了承を求め、寿はそれを許します。

●群馬にやってきた粂二郎ですが、あいにく楫取は組合設立のための話し合いに沼田に赴いていました。美和は、かなり遠いからと止めますが、

「このような場所で一人、何をしているのか、誇りはないんか、一刻も早く聞きたいのです」disられます。

「父上は生き残ったものとして、役目を果たそうと必死に働いておられます」と応える美和ですが、「あなたに父上のことを言って欲しくないし、私のこともほっといて欲しい。どうなろうとあなたには関わりない」とはねつけられます。

●楫取は生産者である農民や、仲買人などの生糸流通関係者の説得に努めています。その日も会合では楫取は「群馬の生糸には群馬の、日本の未来がかかっている。みなさんは品質を守る責任がある」と気迫を見せます。そして気の荒い群馬の男衆に詰め寄られ、もみ合いに。それでも必死に相手を説得する楫取を見て、粂二郎は武士じゃなくても、自分なりに堂々と生きればいいんだと納得。

新しいわらじと手紙を県職員の工藤に託して、東京に戻っていきます。

ああ、恋の夜

●沼田では大雨が降り始めますが、その雨の中を粂二郎を追ってやってくる美和。また余計なことをしおって…運良く楫取とは合流できたものの、前橋に戻る道の崖が崩れて通行不可になってしまいま。二人は仕方なくこのへんに一軒しかないという宿屋に泊まることになり、しかも、今夜に限って空き部屋は一部屋だけですみません、といかベタベタですよ!! ベタベタ!

宿の女中さんがお布団敷いてくれるんですけど、仲良く重ね布団ですよ(てこの言い方であってたっけ?)。

美和は楫取を意識してドキドキ・・・眠れません。

て、おぼこい演出だなあ、おい!!!

もちろん二人の間にはなにもありませんでした。清い精神的不倫が次回も続きそうです…

●阿久沢は、生糸の値が戻らないどころか、さらに下落している知らせを見て頭を抱えています。嫁のせいは県令の義妹の影響か、作業場で働く女たちに勉強をゆるすし、県令は品質管理のために組合を作るなんて言い出すし、生糸が値下がりはじめるし、阿久沢の立場ですと「長州もんが来たとたん、悪い事が起こりだした」。

そんな阿久沢は、商人のカンかなにかで、そろそろ何かが起こると予感しています。長州からきた県令が起こす小さな変化が、やがて大きな騒動を引き起こすだろうと……

そして、マッチに火をつける映像が……どうせ大した事にはならないだろうけどさ。けっっ。

あと5回です!

制作する側がわかっててタイトル詐欺する大河ってなんでしょうね? ここで美和と楫取がちゃんと男女の関係になった方が、まだましなんじゃないかと思いますよ。

寿姉さまが死に、楫取と再婚し、鹿鳴館でダンスして終わるそうですけど、せいいっぱい生きて来たから初恋の人と結婚できた…的な話なわけ? 今年の大河は?

きれいごとで生きた美和さんは最後まで自分の影の部分を見つめることはない…そっちの方がよっぽど後味悪いというか、気の毒ですよ。そんなでほんとにいいと思ってんのか!! ああ、もう! (と怒りながら)アデュー!

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