花燃ゆ 第四十三回「萩の乱に誓う」感想 まだ寿姉様は生きていますよ…

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43回です。グンマーも3回目、語る事もなくなってきました。あ、togetterはこちらです。

見なくても分かる! 花燃ゆリアタイTLまとめ 主人公が実姉の旦那と精神的不倫をする大河… #43「萩の乱に誓う」

じゃ、レビューしてみましょうかね・・・

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貧しくても、士族の娘

●今回は珍しくアバンからストーリーが進みます。美和が阿久沢商会の生糸製作所を見学するシーンから。

せいに作業場を見せてもらった美和さんは、そこで小さな女の子が働いているのを見て驚きます。せいさん曰く、群馬では10歳になれば女の子は働き手。美和はそんな群馬の児童労働に不満の様子。

でも美和もずいぶんおうちのお手伝いをしてましたよね? 12〜3歳の頃は塾生を勧誘したり、お握り握ってたと思いますけど、違うのん?

●そこに突然やくざみたいな連中が怒鳴り込んで来て、女たちの一人に亭主の博打の借金を返すよう詰め寄ります。

どうも、女たちが難しい字を読めないことをいいことに、不当に高額な利子を付けて集っている様子。金を払えとせまるやくざを、せいさんが気っ風と袖の下で追い払ってくれます。できる女、阿久沢せい。

●OP後、美和は姉夫婦に昼間見たことを話します。

楫取は憤慨し、警察と連携してやくざを取り締まることを約束します。

美和は、群馬の子供たち、特に働き手として小さなうちから仕事をしている女の子たちに、なんとか学問を教えたいと願います。

しかし、小学校に子供を通わせる事をしぶる親が多く、教育を広めようとする政府の方針はうまくいっていません。

子供に学ばせるために、まず母親たちに文字を教えたらどうか、と考える美和。

母親たちが学問により、新しい世界が開けることを知れば、子供たち、とくに娘を喜んで学校に通わせるようになるのではないか、と。

寿は体調が優れず、手伝えないことを美和に詫びます。その時、寿の身体を気遣い、楫取が寄り添い支えながら寿を寝室に連れて行くんですが、その姿を見て美和がメラっと嫉妬します。

で、寿が休んだ後、わざわざ楫取のところにお茶を持っていって「姉上は幸せですね、兄上と一緒にいられて」かなんか言いながら親しく話す美和のやーらしいシーンが挿入されます。

楫取は美和に「寿には苦労をかけたから、これからなるべく傍にいてやるつもりだ」とか返事をするわけですよ。けっ!

●一方萩では、文之進が前原一誠がいつ決起するのか、気にかけています。いやいや叔父上、いつ決起するのかじゃないですよ!

民治は長男の小太郎を(おそらく、前原たちから引き離すために)東京に勉強にいかせることを考えているのですが、それを聞いた叔父上は吉田家の跡取りを外に出すわけにはいかん、許さんと、取りつく島もありません。

この時、小太郎が何とも言えない憎悪の表情を浮かべて大叔父を睨み、この先の破滅を予感させます…

●美和は、生糸に関わる女たちに勉強を教えようと作業場で営業しますが、誰も相手にしません。せいからは「いつ来てくれてもいいけど、勝手なことをしないどくれ」と釘をさされちゃう。

「誰もが楽な暮らしをしているわけじゃないんだ。お手伝いさんみたいに

せいさん、美和を正面からdisります。

●美和と寿は、女の子ながら学問ができる環境に育ったことを感謝します。

それは、貧乏とはいえ士族の娘ですし…脚本家は、江戸時代は身分があって、身分によって必要とされる教養も違ってたってことを知らないのん???

と、そこに美和宛の郵便が届きます。

おお、郵便制度が出来てるんだねー。この玄関前のセットはいいねー。あ、手紙の差出人は前原一誠(察し…

萩の乱

●前原からの手紙は「申し訳なき儀になり…」みたいな。反乱だ、とぴんときた美和は粂次郎を止めるために東京へ。

で、楫取にも知らせにいきますが、楫取の下にも木戸から電報が届いていました。

楫取もすぐに萩に向かうと言い出します。今度こそ止めると。楫取に取っては諸隊脱退のリベンジなのですが、しかし、楫取よ、今担当してる群馬のことはどうするのか。

●反乱を知った木戸は激怒。伊藤が「元は一緒に戦った仲間」となだめようとしますが、すでに日本を背負って立つ木戸は「奴らはすでに逆賊」と厳しく鎮圧を命じます

●前原は約300人の士族を率いており、その中には小太郎の姿もありました。亀さんが水垢離をして小太郎の無事を祈願します。滝さんもそれを見守りながら神仏に手を合わせます…

●群馬では、萩に向かおうとした楫取を、寿が必死に止めます。「あなた様は今は群馬の県令です。あなたを群馬県令に任じられたのは、木戸様たちが今回の反乱からあなたを引き離すためだったと私は信じとります」と、半身の麻痺を堪えながら、まさに命がけで夫を説得する妻。優香熱演。

楫取はその妻を振り払い、旅立とうとする。しかし直後に背後で妻が倒れる…

ベタでしたけど、今回はここが一番いいシーンでした。もう一回見たいのに、ダイジェストに入ってねえのはどういう了見だコラァ!

●東京の粂次郎の下宿では、美和が間一髪で粂次郎の出発に間に合いました。粂次郎は「今行かないと、私はこの先生きてはいけません」と訴えます。さんざん粂次郎を振り回し、久坂家の跡取りにしたり、元の家に戻したりを繰り返した美和は、粂次郎に負い目があるため、反論できません。

説得できなかった代わり、美和は粂次郎と萩に同行し、顛末を見届ける、見届けさせることにします…

小太郎が。叔父上が。

●寿が倒れてようやく群馬に踏みとどまった楫取。その楫取の下を、今は政府の高官となった品川弥二郎が訪ねます。

品川は、前原の反乱が鎮圧されたことを告げ、涙を流します。「わしは死んでいった仲間たちに活かされている。仲間たちの分も世のため人のために働らかなければならないと思っていた」とかなんとか、ああ、音尾さんのすごくいいシーンだったのに、メモが適当すぎて何も思い出せない!!(すみません…orz)

●粂次郎と美和が萩についたときには、すべてが終わっていました。小太郎の位牌を前にして、言葉を失う二人。子供を失った亀さんは壊れかけており「叔父上をお恨み申し上げます」「叔父上が東京行きを許してくれていたら、小太郎はこんなことにはならなかった」と叫びます。

その叔父上、玉木文之進は、萩の乱の終結の直後に切腹していました…

(ちなみに、史実では叔父上を介錯したと伝えられるのは、登場しない長女の千代さん。杉千代さんは、兄・松蔭と仲が良く、兄の事跡を伝えようと尽くした人ですが、花燃ゆではいなかったことになってます)

●叔父上の遺書により、駆け足というか、伝聞でのみ進み、いつの間にか終わっていた萩の乱の顛末が明かされます。

要約しますと、前原も叔父上も、国民に急激な変化を求める明治政府の方針に反対しており、特に士族の解体に反発。

二人によると明治政府(他の松蔭の弟子たち)は間違っている。それを正すのは松蔭を育てた文之進か、同じ弟子である前原か。前原であろう→前原決起ということでした。

二人の希望は武士であり続ける事でした。

●次々に家族を失った滝さんと亀さんはすっかり心が弱ってしまい、美和は萩にとどまって家事をして、家族を支えます。

粂次郎の心もすっかり折れて、立てても立てても志が潰されていく、もう今後自分は志は立てずに行きていく、と涙目で東京に戻っていきました。

●楫取は東京の木戸を訪ねます。木戸もまた結構壊れてまして、尖った険しい顔で、身分を解体し、四民平等としなければ、欧米に認められない→不平等条約を改正できない→日本を守れないと、士族の反乱を決して許さない覚悟を語ります。

楫取は「誰かが背負わねばならんことなんじゃ、わかっとる」と木戸をいたわります。

このヒガシも良かった。半分大久保入ってますけど。

鬼になってもやり遂げるんだという悲壮な覚悟と、そろそろ心労で死んじゃいそうなピリピリした気配が入り交じってて、非常に見応えがありました。イケメンていいものだわ。

ちなみに木戸さんも間もなく死亡ですね。

●前原は鳥取で捕まり、斬首されます。

ところでこの直前の木戸と楫取のシーンで、「殺すにしても、最後にせめて直接前原の話を聞いてやれ、な?」と楫取が説得し、木戸も承知していたように思うんですが、そこらへんはどうなったんですかね…? わすれちゃいましたかね……

美和の悲しみを受け止める人

●群馬に一人置いていかれた寿を、阿久沢せいが見舞います。お手伝いさんは病気の姉をほっぽってなにしてんだ、と怒りますが、ほんとそうだよな!! ていうか、楫取も東京に行く前にお世話する人の手配をしていけよ…。

でも江守徹と三田佳子の阿久沢夫妻が、そろばんをはじきながら軽妙に「武士の世の終わり」を語り合う場面はおもしろかった。

次々と若い人たちが死んでいく中、かつて裂公・水戸斉昭と日野富子を演じた大物の役者さんたちが、年老いた商人としてたくましく、新しい世界の到来を歓迎する。この趣向はドラマを感じさせてすごく良かった。普通は逆なんですけど、そこを敢えてひっくり返したのが良いよね。

●滝さんは、寿さんの身を案じ、美和を群馬に返します。

亀さんも、小太郎の死後は何もする気が起きなかったけど、美和のお陰で涙を流し尽くしたと感謝します。

家族の悲しみを受け止め、支えた美和。では美和の悲しみは誰が受け止めるのか、と滝さんは心配します…ええ、それはもちろんあの人ですよね…と視聴していた誰もが思いましたよ。げんなりとな。

●群馬に戻った美和を出迎えたのは義兄・楫取元彦でした。当然ですよね!!!

美和は堪えていた悲しみを楫取にぶつけて泣きます。楫取は思わず義妹を抱きしめてしまうのでした……

まさか愛と不倫のドラマに落ち着くとは

「花燃ゆ」がいったいどこへいくのかはちょっと疑問でした。

歴史も描かない、当時の風俗も世相も描かない、ただ普通の人である文(美和)に焦点を当てて持ち上げるだけ。どう落ちをつけるのかな、と思ってたんですよ。

まさか、楫取との再婚にこんなに焦点を当てて描くとは思いませんでした。まさに斜め上、いや下か…!

残るイベントは寿さんの死、楫取との再婚でしょうか。

まさかプレ最終回で寿死亡、最終回で楫取と再婚して、銀姫と再会して終わりってことはないよね…? ねえ??

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