花燃ゆ 第四十一回「いざ、群馬へ」感想 秘境で不倫とか新しいな。

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#41のリアルタイムTLまとめはこちら。

見なくても分かる「花燃ゆ」リアタイTLまとめ 魔境グンマーへ #41「いざ、群馬へ」

歴史がちっとも動かないことで定評のある「花燃ゆ」。

せせこましいセットばっかりだったせいか、どうも窮屈でしたが、不思議な事に、群馬へ行ったとたんちょっと面白くなりました。

前橋 vs 高崎の戦い、新しい人々っていうか多分花燃ゆ最強キャラであろう三田佳子、空っ風、荒ぶる任侠の地・群馬。

群馬って言う具体的な土地がぱっと広がり、且つ迫って来た感じ。

そういえば、長州という土地やそこに住む人々については、全然リアル感がなかったね。

大河において、国褒めってものすごく大事なことなのにね。

では、今回もさらさらっと見てみましょう。

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粂次郎の複雑な思い

●アバンタイトルは、前回のトラウマ小芝居から。

秀次郎の心を敢えて傷つける美和とか、コレ花燃ゆ史上最も酷いシーンだったと思います。

そこまでしなければ秀次郎が美和から離れないとか思ったんでしょうか。ないない。

それから、徴兵令が布告されて士族が不満を持ち、明倫館に前原一誠が人を集めるという前回のラストシーンがリピされます。

「こうなったら天子様に直訴奉るのみ!」

って、そろそろ天子様頼みから卒業してもいい頃じゃないでしょうか。もう明治6年ですし。

●長兄の民治とともに何故か明倫館に駆けつけた美和は、甥の粂次郎、そして民事の長男の小太郎がそこに加わっているのを見て愕然とします。

小太郎くんは再興した吉田家に養子に入ったお子だよね??

●杉家の面々は子供たちが不満士族たちに加わっていた事を嘆きます。戻って来た小太郎を泣いて叱る亀さん。

美和も過った道に行きかけている粂次郎を正そうとしますが、粂次郎は「自分の志を世に問うて何が悪いんです。どうせ私には継ぐ家もないし」とネチネチと反発。

そうなの、秀次郎が久坂の嫡子として認知された事で、養子の粂次郎は再び楫取家に戻されたんですよね。

粂次郎を養子にもらう→久坂家断絶→久坂家再興→再度養子にもらう→隠し子発覚→隠し子嫡男認定→粂次郎出戻る

と、粂次郎は何も悪くないのにもらわれたり、返されたり。

これはイラっとして普通ですわ。

前原一誠が脱ぐ!

●そんな中、渦中の前原一誠が杉家を訪れ、松蔭の位牌に手を合わせます。

玉木文之進は士族の反乱に共感しており、ついにやるのか、くらいの勢い。

母の滝さんは何故か前原一誠に風呂を薦めます。

唐突な薦めですが、前原は以前にも滝さんから風呂を薦められた事を覚えており、素直に応じます。

佐藤隆太さん、ふんどしヌードを披露です。ラッキー。

●しかし、滝さんの風呂は、この世界において、美和さんのお握りと並ぶフラグ…。

前原は滝さんに松蔭先生の思い出を語ります。

「今の私があるのは松蔭先生と塾生のお陰。どうして飢える者がなくならないのかという疑問を、松陰先生は暖かく受け入れてくれ、未来に希望を持たせてくれた先生に感謝しています…」

松蔭先生はそんな人でしたっけ。もうずいぶん前のことで記憶が。

いやそうじゃなくてダメだ前原、死亡フラグをそんなに堂々と立てちゃ…

●風呂から上がった前原一誠は、美和に越後で藩事をしていたことを語ります。

民の暮らしがあまりに貧しく、年貢半減例を出しました。そして職を失いました…って、それドラマ内で描写してくださいよ。見たかったですよ。

「もし先生が生きておられたら、命がけでただしたでしょう。行動あるのみと」

美和は前原に「力で訴えれば、力で押し返される。力ではなにも動かせん。もし動かせる者があるとすれば、それは心難ではないでしょうか(ドヤァ)」と返します。

美和は大奥編では人の心を動かしてきましたっていう説明でしょうか。

うーん。納得できない。

●しかし前原は、美和の言葉を受け入れ、みんなともう一度よく話し合いますと言って去っていきます。

これが前原一誠の最後の姿になりませんよう…

富岡製糸場きたー

●明治政府は欧米列強に対抗するための富国強兵策を実行していきます。

まず徴兵令(強兵)、そして産業振興。

木戸と伊藤は、輸出品として人気のあった生糸の生産力を高めるため、群馬に拠点を築く事を考えますが、群馬上野は古来交通の要衝として、小藩が乱立してまとまりがない難治の治。

ここを治める事のできる人間が一人だけおる…

木戸さんは楫取を過大評価しすぎではないか??

●ところでこのシーンで富岡製糸場が出てくるんですけど、想像以上に大きな施設でびっくり。

すかっと高い天井、広いホールに紡績機が並んだり、女性が繭をゆでたりしている様は素晴らしかったです。

今回はイメージ的なさらっとした扱いでしたけど、ドラマ内でしっかり見れるといいなあ!

●というわけで、木戸孝允が二条窪に楫取元彦を訪ねてきます。

ビシっとしたフロックコートで、権力者以外の何者でもない空気をまとった木戸と、埃だらけでほっかむりの楫取の邂逅は、大沢さんも自分でショックだったらしいけど、うん、笑えましたw

●木戸は楫取に群馬県令の就任を依頼しますが、楫取は妻の具合が良くないし、二条窪村で地に足をつけて生きていく決心をしたしと、木戸の頼みを断ります。

高杉小忠太は「政治に愛想が尽きたんだろう」とずばり推察しますが、木戸は何度でも通って説得する決意。

そんな木戸の根回しだったのか、二条窪村の村民たちに楫取が明治政府の依頼を断った話が知られてしまいます…

●敏三郎とともに、村の治水工事に予算を引っ張ろうと企画書をまとめる楫取の元に、中原ら村人たちが訪ねて来ます。

村人たちは、楫取に政府の依頼に従って群馬県令となり、国の役に立って欲しいと懇願します。

自分たちの村のことは自分たちでなんとかする。楫取には日本中の人に未来を見せてやってほしい。わしらの気持ちを受け取ってください、と頼み込む村人たち。

物語も終盤になってやっと出て来た草莽のみなさん、楫取age要員とはいえ、真摯で、背筋が通ってる感じがすばらしいよね。

こういうのが序盤からもっと入っていれば、長州人の気風とか、土地柄とか、いろいろ伝わったろうに。

あと、中原役の堀井新太さんがすごくいい。

美和、寿に頼まれて群馬へ同行のアリバイ

●ちょうど寿を心配して、粂次郎とともに楫取家に来ていた美和に、楫取は群馬に行くことを相談します。

兄上の望む道なら」と美和に支持してもらって安心する楫取。

臥せっているとはいえ妻がいるのに、なんで美和に相談するのか(げっそり)

●楫取は粂次郎にも一緒に群馬に来るよう言いつけます。

行動もいいけどまず学べ、という父に、粂次郎は「それなら東京に行かせてください」、と頼み込みます。

この必死な姿。次男以下はどんだけ大変だったのか。

●寿さんは、病を圧して、東京に行く事になった粂次郎の着物を縫います。「母としてこれだけはやらんと」という寿さんに、美和は養子の件で、粂次郎や楫取家に迷惑をかけたことを謝ります。

寿さんは、二条窪で暮らして始めて夫婦として夫と気持ちが通じ合った、幸せな日々だったと語りますが、視聴者としては美和と楫取の精神的不倫を知っているので、腹立ちと哀れみが…

●美和は、滝さんが寿姉さまの身体の不調を心配している事を告げ、実家に戻っては…と提案しますが、寿さんは夫についていきたいと拒否。

逆に寿さんは、美和に一緒に群馬について来て楫取を支えてるのを手伝ってほしい、と頼み込みます。

寿さんが女性として真っ当に成長し、無私の境地で妹に頭を下げる姿に感動を禁じ得ません(泣く

こんな感動的な寿さんのシーンがあるのに、楫取と美和の不倫みたいな、ギリギリな描写をさんざんいれやがったおかげで、素直に感動できぬ。

姉公認か、姉妹で男の取り合いか…と思ってしまう私の心が汚れてるみたいですけど、思わせぶりな脚本が悪いに決まってますから。

そうですから><

●美和は「私の志は新しい日本をつくる、新しい日本人を育てる事。それはどげなところでもできますから」と承知します。

ここは2つ3つ突っ込みたいところですが、愚痴になるので先に進みましょう。

●楫取家は二条窪村に別れを告げ、群馬に引っ越します。

楫取家に居候していた敏三郎は、自分と同じ聾唖者が学べる場所を作りたいと萩に戻る事に。

寅・文はあれなのに、敏三郎・寿さん・梅兄さまはまともって不思議だよね。

海のない土地へ

●楫取夫妻+美和は、温暖な長州から空っ風吹く北関東に引っ越します。

●と同時に、木戸が正装して明治天皇に地租改正を奏上するシーンが差し込まれます。

佐藤隆太さんのふんどしヌードとともに、ヒガシの衣冠束帯。今回は眼福ですのう〜。

しかし、明治政府の面々は、楫取が前原一誠たちに深入りする前に長州から引き離せてよかった、などと真っ黒いことを言っており…

●ここで銀姫(毛利安子と改名)・元徳夫妻もちょこっと登場。銀姫は洋髪に和装という明治らしいお姿で、とってもお綺麗でしたね。

●楫取一行は、とうとう前橋に到着(東京から馬車だそうです)。

楫取はそのまま県庁に出仕します。

職員に話しかけるも話が通じず、職員採用かなにかの列の最後尾に並ばされたりしてなかなか大変そうです。

ここで列に並んだ楫取に気づいた庶務課長が、慌てて出迎えるという浅見光彦コントと、「このお方をどなたと心得る」の水戸黄門コントが…

それから群馬県庁がどうも誰かに牛耳られているらしい様子がちらっと語られます。

まあどう考えても江守徹なんですけどね。ギャラ的に。

●一方、楫取と別れて県令宅に向かっていた寿と美和は、なんと追い剥ぎに襲われていました。群馬こええええ!!

しかしなんと三田佳子が唐傘で追い剥ぎをあっという間に撃退。修羅雪姫か!!

●グンマーとは。

三田佳子とは。修羅雪姫とは。

いきなり追い剥ぎに襲われちゃう土地で、美和は寿から楫取を奪えるのか!?

次回乞うご期待!

正直いつもより面白かったです

いや、普通に考えたらつまらないですよ。なんだこれはって話ですよ。

でも群馬、生糸って具体的なものが出て来て急にドラマが動き出しました。そこは評価したい。

というか、そこにすがりたい。

群馬ありがとう!! アデュー!!!

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